- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396332266
感想・レビュー・書評
-
せつない。
夫が失踪し、ひとり残された女性が、夫を探しつづけながら生きていく物語。
主人公の強さともろさが浮き彫りになっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんの前触れもなく失踪した夫を待つ為に夫のやっていた探偵事務所を継ぐ妻。最後の方で、偶然夫を見かけ、ただ待つだけから一歩近づいたとこで終わるんだけど、実は私、これの続編「回転木馬」を先に読んじゃってるんだよね。しかし、柴田さんの書く女性はみんなタフだよな。
-
失踪した旦那を待ちながら探偵をする奥さんの話。
奥さんのラストよりも、個々の調査依頼のドラマに感動というかもっていかれました。
悲しいけれど温かいような。
唯さんには幸せになってほしい。でもなんとなくモヤモヤ。 -
女の探偵が主人公。
「観覧車」の最後の時点で大体のラストは予想がつきますが
続きの「回転木馬」も読みたいなー。
ちなみにこれは珍しく表紙買い。
まぁ柴田さん好きなので、表紙買いしても失敗はないかなと思い。 -
つまらない。期待ハズレ。
-
2005年6月14日読了
-
なんか、非常に切ない。
-
柴田よしき作品に出てくる女性達はいつも切ない。
忍耐強くて、凛としてて、哀しみを自分の中だけに抱えたまま、微笑う。
彼女達は自分のためだけにもはや泣くこともできない。
我慢しすぎて、悲しすぎて、どこかが麻痺しているから。
だから他人の哀しみに関わり、その余波でほんの少し自分の涙を流す。
幸せになって欲しいのだ。
彼女達のような人には!
お願いだから。 -
買おうか迷っている本。。。
-
4/10 柴田よしきのデビュー後初の短編から7年の間にぽつぽつ書かれたもの、というのが読んで納得。「なまじ強い女だからこそ悲しい」という解説にも納得。彼女の描く女性像ってどうにも好きだ。緑子シリーズを早く読みたいという気持ちがなぜか再燃。