- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396333751
感想・レビュー・書評
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こちらは全員が男声作家の作品集です。
あたりまえですが、海や空と一緒で、恋には数え切れないほどの、形、色、匂い、感触、音なんかがあって、だからこんな作品集を読めば読むほどに、恋の醍醐味やら気配やらを楽しめるわけです。伊阪幸太郎さん、石田衣良さん、市川拓司さん・・中でも私が一番やられたのは本田孝好さんの「Sidewalk Tolk」です。この発想はまず考えないですからね。どれも面白かった。オススメの一冊。読むアンチエイジング(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
伊坂幸太郎さんの作品が読みたくて手に取りました。
男性が書く恋愛小説のほうが爽やか且つ共感できる部分が多くて好き。
伊坂さん以外の方の作品もさらりと読める上に、後味が良いので満足できました。
特に好きだったのは「透明ポーラーベア」と「百瀬、こっちを向いて」です。
オススメ度の高い短編集でした。
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男性作家6人の恋愛短編集。
有名な作家さんともあってどれも秀悦なのにびっくり。切り口もそれぞれで様々な恋愛模様が垣間見られたのがいい。
伊坂幸太郎さんはやはり安定の面白さがあるし中田永一さんは再読でもぐっとくるものがあって。胸にじわじわと切なさが迫りくる本多孝好さんは初読みだったけどかなりお好み。アンソロジーという形式、悪くなかった。 -
なにこの優しくて心地よい短編。良すぎる。繋りというキーワード。やはり伊坂さんの短編は秀逸で心揺さぶられる。伊坂さんの短編は間違いないね。さすがだわー(ノ∀`)
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アイラブユー。男性作家が書く短編恋愛小説。
豪華な作家陣…映画化もされるみたいです。
特によかったのは、やはり伊坂幸太郎さん。素直な恋愛ストーリーではなく、こうきたかと思わせるストーリー。繋がりを感じる話。素敵でした。
あとは中田永一さん。始めこの人誰だ?と思っていたんですが、乙一さんが別名で書いたものみたいです。なんだ…恋愛物も書けるんじゃないか!憧れの先輩に頼まれた表向きだけの彼女。いつしか本当に好きになる。人間レベル2の主人公が初めての経験をする淡い感じ。すごくよかったです。 -
有名な作家の短編集。
誰かを目当てで買って、
新しい世界に出会える。
たまにはこういうタイプの短編集もいいな。 -
伊坂幸太郎は「ユニーク」、石田衣良は「男女」、市川 拓司は「思い出」、中田永一は「青春」、中村航は「絆」、本多孝好は「現実」。それぞれの作品を一言で言ったらこんな感じ。
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男性作家の恋愛短編小説集。
これ以上ダラダラと愛だ恋だと書くとうんざりするがちょうどよい長さの読みきりもの。
伊坂氏の作品は素敵。
でも・・男ってやっぱりけっこう引きずるんだね・・・恋(^_^;)
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「魔法のボタン」!!!何〜あのエモい関係は!!
「卒業写真」もあるあるそうなシチュでクスッと笑っちゃったなぁ〜。でもどこまでもピュアだ!!
「百瀬、こっちを向いて」これが一番好き!! -
恋愛って、必ずしなければいけないものだと思ってた。「進学受験・恋愛・就職」がセットになってるような感じで。それにとらわれすぎて、自分を惨めに思ってしまうこともたびたび。この本を読んで、恋愛って台風とか自然災害のようなものなんだな、と。突然やってくる、そして、すぐに温帯低気圧になったり、去っていったり。それから、「人付き合い」の延長線上なのだろう。人間付き合いの仕方に、新たな発見を見つけた1冊。
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百瀬こっちを向いてを読みたくて
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同時に読んだFrendsに比べて、著者が男性だと偏見だと思われるが少しドラマティックな話が多いような気がする。
オススメ作品は”魔法のボタン”。 -
気鋭の書き手によるアンソロジーだけある。どの作品も流石その作者って感じで、一番はたくさんあっていいんだと思わず唸ってしまった。やっぱり短編もいいね!
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ご多分に漏れず、コータロー目当てで買って、ホンダにまいったくち( ´ ▽ ` )ノ。
コーちゃん以外は石平くらいしか知らなかったけど、男作家ばかりで恋愛オムなんて企画は非常に珍しい(゚д゚)!(女作家ならザラだけど)
六者六様の理想の恋愛・彼女観を拝見できて楽しかった( ´ ▽ ` )ノ。
文章も多彩( ´ ▽ ` )ノ。
コーちゃんのやつは、いつも通りといえばいつも通り、それ以上でそれ以下でもなかった( ´ ▽ ` )ノ。
石平の、他の人よりちょっと年配者らしく、遊んでる感じ( ´ ▽ ` )ノ。筆先に余裕がありますな( ´ ▽ ` )ノ。
イッチの……どんな話だっけ? 2日で忘れた……(´ェ`)ン-…。
エーちゃん、この人は小説的文章力がかなり低いな(>_<)。謎の覆面作家らしいけど、実は単なる素人なんじゃない?ってくらい(´ェ`)ン-…。お話も今ひとつ(>_<)。
ナカムラくんは、それと対照的にかなりな文章力( ´ ▽ ` )ノ。本書で一番の収穫かもしれない( ´ ▽ ` )ノ。まあ、恋愛小説ではないけどね( ´ ▽ ` )ノ。
ホンダさんのは、ありがちといえばありがちなお話・シチュエーションなんだけど、うまいな( ´ ▽ ` )ノ。切ない( ´ ▽ ` )ノ。焼けぼっくいに火がつくといいね( ´ ▽ ` )ノ。
全体としてみると、企画はよし、人選は75点、タイトルは最低ってとこかな( ´ ▽ ` )ノ。
恋愛ものは決して好みじゃないけど(じゃあ買うなよ)、ほとんど抵抗なくスラスラ読めた( ´ ▽ ` )ノ。
まずは一番人気のコーちゃんとベテランで直球勝負、捨て玉ふたつ挟んで、変化球で追い込み、最後はまた直球でズバリと決める、という編集もおみごと( ´ ▽ ` )ノ。(カウントはあってないけど)
もちろん、ぜんぶ傑作なら最高だけど、そうもいかないのがこの世の中ってもんだからね( ´ ▽ ` )ノ。
2016/09/11 -
市川拓司の「卒業写真」が面白かったし、伊坂幸太郎のはラストがよかった。
全体的にピュアな恋愛アンソロジーだった。 -
東名ポーラーベアの偶然による最後のシーンがとても印象的でした。姉の彼氏がみんなキャラが濃いです。
魔法のボタンの萌枝のだんだんと努力して女の子になっていくさまがかわいくて、でも中身はおっさんで素直であけっぴろげでそこがまたかわいかった。
卒業写真は変わりすぎたかっこよかったひとを違う人と勘違いし、そこからの彼の追い上げが凄い。勇気振り絞ってる感が伝わりました。
百瀬~は先輩がほおずきを渡したときに気付きました。押し隠してお互い付き合って結婚して、気付いてることを知らずに痛みを背負いながら生きていく彼と、それを知っていて何も言わず幸せな生活を続ける彼女というのは幸せなのかどうか。そして百瀬と二人が今後どうなるのか気になります。
突き抜けろの木戸さんはまさに突き抜けた存在で、通り過ぎるくらいでは気が付かないけれどひとたびその存在を意識すると気になって仕方なくなりそうです。
sidewalk~は、もう少し歩いてよりが戻ればいいのにと思うほど惜しい二人かなと。 -
伊坂さんの短編目的で手に取ったけれど、どの話もぐっとくる。中田永一さん、本多孝好さんの作品も良かった。
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伊坂さん本多さんに惹かれて。終わりを描いた、本多さんのが一番しっとり沁みた。
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男の人が書く、恋愛小説。
甘くなくて、良かった。 -
読んだあとに死にたくなるが、それは読者側に問題がある
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伊坂幸太郎さんの短編がすごく好きです。
他のお話も、わりと読みやすくて良かったです。 -
うおお中田永一いるじゃん!と思って読んだら百瀬だった…ので少し残念でしたがそれを抜いてもいいアンソロジーでした。
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「百瀬こっち向いて」目当てで読んだ恋愛短編集。「百瀬こっち向いて」も良かったのですが、伊坂さんや本多さんも面白かった。
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個人的に「魔法のボタン」と「卒業写真」と「Sidewalk Talk」が、特に好きだなと思った。
「魔法のボタン」は、恋をして、誰かを好きになって、相手にも好きになってもらえる・・・。そのことがすごく幸せなことなんだと深く感じた作品でした。
「卒業写真」は、何年か越しに出会い、再会する前よりも、その人のことをもっと好きになることができるって、何だか素敵だなと思った作品だった。
「Sidewalk Talk」は、別れの話だけれど、それと引き換えに、新しい希望を感じさせてくれる作品だった。
別れを選んでも、そこですべてが終わるわけじゃない。
最後の最後に、相手と出会ったことを、心から喜べることは、素敵なことだなと思いました。 -
伊坂さん目当てで購入。伊坂作品をいくつも読んでいる人には、ライト過ぎると思います。そもそもこの人の良さは恋愛小説では発揮されない気がするし。
他は「魔法のボタン」、「卒業写真」、「Sidewalk Talk」が良かったです。本多孝好さんは短編で2作目ですが、ストーリーや登場人物の雰囲気がすごく好きです。優しさと思いやりに溢れた、繊細な感じ。大切な人を想う時の、あの感覚を読みながら味わえるような気がします。
心が浄化されるような、ピュアな1冊でした。