Tengu: 長編推理小説 (祥伝社文庫 し 8-4)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 791
感想 : 122
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396334130

感想・レビュー・書評

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  • 「KAPPA」を先に読んでしまっていただけに、テングの正体もそういう感じでしょ、って思ったが良い感じで裏切られた。 内容に関しては、ムジナさんの生きている間に解決して欲しかった。と、表紙からも仄かに香るが、微かにエロい。(千鶴の「あとでいじめてやるからね」とか。) UMAものがもう一作有るようなのでぜひ、読みたい。

  • 時系列がいったりきたりしすぎるため読んでいて混乱する。しかし、ラストの結末は面白いと思う。



  • 『KAPPA』『RYU』より、こちらの方が先だったみたい。
    ノンフィクション作家のノンフィクシャルフィクションとでも言うべきか。
    史実をふんだんに盛り込むと、真実味を帯びるとはいうけども。
    人里離れた落人村で起こる殺人事件。
    社会からは隔離され、その土地の風習習俗が残る。盲目の寡婦を村人の共有財産として夜這。
    それにしても、結末が衝撃的すぎる。
    凄惨を通り越して、何とも形容しがたい。
    UMAものって荒唐無稽なSFチックなりがちだけども、本作はUMAものを敬遠する方も読み進めてしまうであろう一冊でした。
    ただ、映像化するとB級ホラーになっちゃうんだろうな、きっと。

  • 面白かったです!私はこのラスト好きです!

  • 引き込まれて読んでいったのですが。他に『KAPPA』とかあるんですね。初めは、昔の事件のことでドロドロと暗い雰囲気で書かれてて、半分過ぎて最後の方は、イメージがガラリと変わって。まあ、UMAですからかねえ。文章、表現力はなかなかなので、他の作品を読んでみたいかなあ。

  • 2016.12

  • 小さな村で起きた殺人事件。
    天狗伝説が残る村で、犯人は天狗か??と噂される。

    いやぁ、どこに辿り着くのかなぁとワクワクして読み進めていたのですが
    ここでUMAが出てくるとは!
    トンデモ小説ですが中々面白かったです。

    終盤の方で人権ウンタラカンタラと語っている割に、サエコの扱いが酷すぎるなぁと、、。
    そこだけが引っかかりました。

  • 『UMA』。この言葉に幾度となく僕は心踊らされてきた。ある時、同じくUMA好きの友からこの本の存在を知らされる。躊躇う理由なんか無い。即購入。26年前のある山村で起きた惨劇から
    物語は始まる。ラストに向かうにつれ壮大なスケールとなり衝撃の結末。謎の解明に伴い一人の女性の波瀾万丈な人生に、やるせない気持ちになる。ノンフィクションぽい展開とベタなストーリー展開ではあるが嫌いではない。今はUMA好きの友より先に読んだという事で優越感に浸っている(笑)
    次は同作者の「KAPPA」読みたいな。

  • 結末が奇想天外だが、面白くよめた。

  • ノンフィクション作家が初めて書いたミステリー小説と言う事で興味を持って読み始めたのですがタイトルの通りまさか天狗の正体を時を超えて暴いていくミステリーとは・・・
    さびれた山村での事件がアメリカを巻き込むスケールにつながって行くことにも驚かされたけれど、いかんせん好きになれないストーリーでした。

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著者プロフィール

1957年、東京都出身。日本大学芸術学部写真学科中退。フリーのカメラマンから作家に転身し、現在はフィクションとノンフィクションの両分野で広く活躍する。パリ〜ダカールラリーにプライベートで2回出場し、1990年にはドライバーとして完走。1991年『KAPPA』で小説家デビュー。2006年、『下山事件 最後の証言』で第59回「日本推理作家協会賞・評論その他の部門」と第24回日本冒険小説協会大賞(実録賞)をダブル受賞。2007年、『TENGU』で第9回大藪春彦賞を受賞し、ベストセラー作家となった。他の著書に『DANCER』『GEQ』『デッドエンド』『WOLF』『下山事件 暗殺者たちの夏』『クズリ』『野守虫』『五十六 ISOROKU異聞・真珠湾攻撃』『ミッドナイト』『幕末紀』など、多数ある。

「2021年 『ジミー・ハワードのジッポー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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