- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396767648
作品紹介・あらすじ
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感想・レビュー・書評
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槙生ちゃんのムラムラする、が良かったなァ。
母親が自分の知らない顔をしてるときの恐怖…ってのとつながる。
違う人間なのだ、ということと
朝のお母さんが見えない、ということ。
深い、、、。深いよ。
小説を読んでいるような。
すごいマンガに出会ってしまったよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
事故で両親を亡くした中学生の少女と、彼女を引き取った独り暮らしの小説家の叔母との共同生活記第3巻。めっちゃ良い! インクルーシブであるためのケーススタディとして最適。気づかない偏見や差別意識をよくある日常の人間関係の中で描いていて、震えた。凄いなあ。
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「『フライドグリーントマト』」
「……あなたが誰を好きになってもならなくても、…それは罪ではないという話」
あ、あれ、新刊出てるの今頃気づいた。
この人新刊通知するとBLがたくさん来るから…。
えみりは同性愛者なのかしらん。
今回は槙生ちゃん中心かな。
亡き姉や親との関わり、古い友人兼元カレとの関わり、ずっと抱えている生きづらさ、「なんでこんなこともできないんだろう」に対する交々についての話。
物語を全く必要としない人というのは、必要とする人種からはなかなか想像しにくい。
物語が必要だということが「かくまってくれる友人」のようなものだと言うのは、目新しい知見ではないけど、上手く説明してもらった気がする。
そして物語でなくても、勉強や編み物や、そういったものも「友人」になると。
とにかくこの落ち着いた語り口が本当に好きだ。好きだ。槙生ちゃんのエッセイももっと読みたい。
〉あるいは適した群れを探すことが人生であると言う人もいるだろう
〉あなたはどんな群れにいてもさみしいかもしれない
〉誰ともいないほうが心地良いかもしれない -
「何に傷つくかはわたしが決める」ということ、ほんとうに、私は大人になるまでわからなかったな〜……それでいて今もたぶん気付かないとこで傷つけてんだろうな……とじくじくした気持ちになる。魂に刻んじゃおうね。
会話のキャッチボール、間柄による何気ない返しが全部意味を持つ作品。すごいなー。なんていうか……空気がふるえるのがわかる……。 -
☆五つが足りないぐらい4巻は素晴らしい。
まきおくんのセリフは今のわたしにめっちゃ響く。お母さんとまきお姉妹の見送るシーンはとてつもなく強力で母娘の文法を語ってる。
笠町くんとうまくやれたらいいな。大事な人は大事にした方がいい。
物語を必要とするわたしにこの話しに出会わせてくれてありがとう。 -
『「へえーーーそうかー、物語を全然必要としない人っていうのもおいでなんですよね〜」「…物語が『必要』ですか。なせ?」』
朝よりも槙生さんの心情が焦点な巻。自分が子供の頃にも槙生さんポジションな人がいてくれたらと思わずにいられない。特に学校が世の中の全てだった頃に「それは罪ではないという話」と言ってもらえていれば。