タクジョ！　みんなのみち

著者 : 小野寺史宜

• 実業之日本社 (2022年11月10日発売)

感想・レビュー・書評

[溢れ出る涙さんの感想 · 2023年2月4日]

さすが小野寺史宣作品という感じの爽やかな読後感。他の作品ともコラボさせる感じも心憎い演出。

[ぴあ野さんの感想 · 2023年1月6日]

あ～、良かった。
小野寺史宜ワールドは健在でした。

この前に読んだのが「レジデンス」で、もうびっくり！
小野寺さんの作家としての力量は、よくわかったものの、
何とも嫌な読後感だっただけに・・・

誠実に生きること、そんな生き方にエールを送ること、
そういったことを信じられる一冊でした。

その後の「タクジョ」とそれぞれのエピソードが描かれ
懐かしいやら、忘れていて焦るやらｗ

[ykeikoさんの感想 · 2022年12月22日]

「タクジョ！」続編。
みんなのみち　の方を先に読んでしまったが、差し障りなく楽しめた。
タクシーは運転手さんを選んで乗れるわけではないし、タクシー側も乗せてみないと分からないお客さん。
過酷な仕事だけど、女性ドライバーが増えるのは良い事だと思う。
一期一会の出会いの醍醐味だね。

[masajichanさんの感想 · 2023年8月16日]

運転手とお客さん。タクシーの車内で響き合う、一期一会の心もよう……
人生の機微を紡ぐ名手が贈る 味わい深い人間ドラマ。新人女性タクシー運転手の物語『タクジョ！』待望の続編！

色色な人生を経て今がある。そんなお仕事小説。

[masa1211さんの感想 · 2023年5月12日]

「タクジョ」の続編。
小野寺さんの本は　どれも読みやすい。
今回はタクシー運転手さんの　お仕事　事情とかも知れて面白かった。
只　相変わらず　難しい名前の人がたくさん出て来て(それぞれの章に) しかも　みんな同じように紋切り型口調で語るから　何度も登場する人以外は誰が誰だかわからなくなってしまいます。
せめて　口調を少し変えてくれるといいんだけどな。

[しりうす☆さんの感想 · 2023年1月24日]

良かった。
いつもの小野寺さんだ。
コロッケ食べたくなりました。

[ryoukentさんの感想 · 2022年12月25日]

＜明＞
やはり出た！と読んでる皆さんが思っている「タクジョ！」の続編。これ面白いよね。著者の小野寺は僕より九つ若いだけなので、ズバリ今なんと54歳。で、書いているのは20歳代の若者中心の話が多い。しかも現代のお話で従って今風の流行り事に関する話題も多いと思う、いや比較的多く出て来る、そうだったらいいなぁｗ。つまりオジサンなのに若い人の話がバシバシ書けて面白いよなー、というある種の羨望的感情なのかな。

小野寺の作品への僕の読書感想でほとんど毎回書いていることがある。それは小野寺はお酒がめっちゃ好きでその中でも特にビールが好きなのだろう、と云う事。でも主役がタクシードライバーである今作ではなかなか主役本人が飲んでる場面には出会えない・・・と思ったらまあオフで飲むは呑むわ。札幌の大通公園で夏に呑むビールはやっぱ最高だべｗ。なんならその他の登場人物も居酒屋や 時には自宅で家族とか まあかなりの頻度で飲んでいる。タクシードライバーのお話なのだけれどその飲む感じ僕は大好き。

小野寺は前の巻で起きたことをさりげなく書いて 僕ら脳みそが古くなってきている読者の記憶も「そうだったそうだったな♪」と呼び覚ませてくれる。でも前巻のことを書き過ぎるとしつこく嫌味になるが，そうならない程度に上手く書く。やはり遣るね小野寺くん。このお話に続巻があるかどうかは信頼して君に任せるから好きにしてちょｗ

[まりこねこさんの感想 · 2023年8月4日]

面白かった。小野寺さんの本を読むと東京の大河沿いのそよそよとした風を感じる。おかずの田野倉が出てきて嬉しくなった。タクシーの仕事は大変なこともあるだろうが、一期一会のいい出会いもあるんだろうなと思った。女性のドライバーの存在の重要性を感じた。

[音羽さんの感想 · 2024年4月18日]

タクシー会社に勤める6人の話。前作も読んだが、現実でも女性タクシードライバーが増えていくかもしれない。

[ばぁばさんの感想 · 2024年3月2日]

タクジョ！もっともっと増えてほしい。無人ドライバーもいいけど、タクジョならもっといい。
みんながみんな、そうではないけれど、男性ドライバーは運転が荒め。車酔い激しい私には辛いです。高間夏子さんいたら、指名したい。

著者プロフィール

一九六八年千葉県生まれ。二〇〇八年『ROCKER』で第三回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し同作で単行本デビュー。著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『ひと』『ミニシアターの六人』『レジデンス』『タクジョ！』『銀座に住むのはまだ早い』『君に光射す』などがある。

「2023年 『片見里荒川コネクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」