エール! 2 (実業之日本社文庫)

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感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408551210

感想・レビュー・書評

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  • お仕事短編。どの仕事も大変だな〜どの思える。
    特にピザ屋のが面白かった。

  • 今回は坂木さんと拓未さん以外は知らない作家さんだったけどそれぞれに良かったなぁ。
    別の作家さんが書いてる話と少しだづつ繋がってるのか
    読んでて楽しい
    でもやっぱり坂木さんのジャグジー・トークが一番好きだった

  • お仕事小説アンソロジー第2段。
    明日からも、頑張ろう。

  • 【最終レビュー】

    図書館貸出。6月既読・続編(前作:同カテゴリ)

    出先滞在中・一週間の支えの一つだった

    前作著書から

    〈約・1ヶ月後〉

    これまた、グッドタイミングで貸出ができ、本日既読。

    続編とはいえども

    前作以上にかなり踏み込むかのように

    『リアリティーの高さ=更に際立っていたこと』

    +ミステリー・ファンタジックな要素も絡みつつ

    〈6作品全て=どれも、身近に感じられる内容〉

    とても引き締まっている物語がズラリと揃っていた印象です。

    どのエピソードにおいても、自分の中で感じ入ったポイントが所々であり

    〈ふと、自分とどことなく重なる奥底の『心情・葛藤』等…抱えている共通項〉

    彼女達一人一人それぞれが、奥底に秘めながらも、小さなほんのささやかな出来事を境に

    〈一度立ち止まり、大事なものに改めて気づかされ、新たな一歩を踏み出す光景〉

    つくづくと感じられました。

    朝ドラ:ひよっこのヒロイン・みね子もそれは同様であることにも。

    特に、自分の中でインパクトが高く印象深かった物語としては

    後半の三名の方の作品。

    *垣谷美雨さん:心の隙間を灯で埋めて

    生死に関連するエピソード。

    『タイトルに込められた「意味そのもの」』

    物語の隅から隅まで深く刻まれていく内容。

    *光原百合さん:黄昏飛行(トワイライトフライト)

    地方FM局の独特の雰囲気。

    自分の地元の地方局FMの雰囲気そのものと似通っている共通項。

    なるほどなと改めて頷けるものを感じていました。

    *初野晴さん:ヘブンリーシンフォニー

    『映画:DESTINY 鎌倉ものがたり』を彷彿させるかのような

    [時空間を超えた光景]

    +『映画:エヴェレスト 神々の山嶺』での登場人物の雰囲気に近い

    [謎の登山家]

    が折り合わさる空気感。行き詰まったヒロインが抱えたものを払うかのよう…

    こうして、レビューをまとめながら

    透明感+心地よさ

    不思議に両方が湧き上がる感覚を覚えています。

    『ささやかながらの新たな一歩』と共に

    『次作:エール!3』も楽しみに待ちたいと思います。

  • 今年5作目。まぁまぁかな…。

  • 坂木司、水生大海、拓未司、垣谷美雨、光原百合、初野晴。
    旬の作家競演のお仕事小説アンソロジー第2弾!

    「今日も上司に叱られちゃったなー」「残業続きでもう限界! 」
    ――そんな働く女性たちに明日の元気をお届けします!
    バイト君の教育、クライアントの不正、育児と仕事の両立、時空のゆがみ!?
    ……現場で起こる様々な問題のゆくえは!?
    6人の女性たちを主人公に、ミステリー、ファンタジー、ちょっぴりサスペンスと多彩な6話を収録。
    「スイミングインストラクターは先生じゃない!?」「ピザ店の『ただ今少々混み合って…』の謎」などなど、
    あの職業のヒミツや仕組みも満載!! オール書き下ろし、文庫オリジナル企画です。

    【収録話】※カッコ内は主人公の職業です。
    ■坂木司 「ジャグジー・トーク」(スイミングインストラクター)
    ■水生大海 「五度目の春のヒヨコ」(社会保険労務士)
    ■拓未司 「晴れのちバイトくん」(宅配ピザ店店長)
    ■垣谷美雨 「心の隙間を灯で埋めて」(遺品整理会社社員)
    ■光原百合 「黄昏飛行」(コミュニティFMパーソナリティー)
    ■初野晴 「ヘブンリーシンフォニー」(OL)

  • 働く女性のお話。
    ショートストーリが6話入っているけど、次の話にちょっと交差する感じが好き。

  • 最後に2を読みました。
    じつは垣谷 美雨さんの「心の隙間を灯で埋めて」の冒頭、遺品整理業のすさまじい描写に出会って、ちょっと臆しました。でも、作品としてはこれがいちばん印象に残りました。
    PCで簡単なデザインをするパートをしたことはあるけれど、夫の死後、まったく未知の仕事に、しかも身内の会社に救われるかたちで入社した星湖さん。追い詰められた状況から展開する話に、できすぎてると感じるところがあっても、これを構成した小説家の技を素直に楽しんでしまいました。
    ほかにも、名前を知っていても読んだことのない作家さんに出会えるのが、アンソロジーのよいところですね。

  • 働く女性アンソロジー、第二弾。
    今回は、下記のラインナップ。
    スイミングインストラクターが主役の「ジャグジー・トーク」…こうやって言い合える同期がいるのは良いよね。いるだけで大分気分が楽になる。
    社会保険労務士が主役の「五度目の春のヒヨコ」…これ良かったな。ミステリーっぽい雰囲気もあり、飽きのこない展開の仕方だった。丹羽さんが良いね。かっこいい。あんな女性近くにいたら良いね。
    宅配ピザ店店長が主役の「晴れのちバイトくん」…マネージャーとして働く女性って多いと思う。私の親友もショップの店長やってるし。管理する立場ならではの悩みは必ず存在する。そんな女性に、あるある!と共感してもらえるであろう作品。
    遺品整理会社社員主役の「心の隙間を灯で埋めて」…このお話も好きです。こういう仕事をテーマにした小説、初めて読んだ。肩身を狭くし、周りの目を気にして、どういう風に思われてるんだろう?って不安に感じながら毎日働いている人も、たくさんいると思う。でも、終盤のように、実は思い過ごして、自分は必要って思ってもらえてたんだ、と気づくことも。この女性の行く末、続編があれば是非読みたいな。きっと明るい道が開けているはず。
    コミュニティFMパーソナリティーの「黄昏飛行」…うって変わって少しコメディタッチな作品。上司との淡い恋愛模様がちょっぴり。そして自分の意思で突き進む主人公が潔かった。
    OL主役の「ヘブンリーシンフォニー」…少しファンタジー要素のある作品。せっかく普通のOLが主役なんだから、設定もここはすっごい普通の日常を描くっていうのもアリだったのでは?と思ってしまった。

  • 登録番号:11543 分類番号:913.68(2)

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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