SAMURAI 佐藤可士和のつくり方

  • 誠文堂新光社 (2007年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784416607244

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

クリエイターとしての才能を最大限に引き出すためには、信頼できるパートナーの存在が不可欠であることを示した一冊です。著者の奥さんが、クリエイターである夫をマネージャーとして支え、彼のブランディングやプロ...

感想・レビュー・書評

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  • 今、最も輝いているTOPクリエーターの一人である、佐藤可士和の実の奥さんでもあり、またマネージャーでもある悦子氏がいた本。これまでの主要なプロジェクトの製作過程やエピソードなど、佐藤可士和の仕事の裏側を垣間見ることができる。こうしたTOPクリエーターでも、やはり飛び込みのようなファーストコンタクトをとったしすることがあるという場面が、幼稚園のプロジェクトの中で描写されており、なんだ、我々の日常とおなじようなこともあるんだ、と安心感を覚えたりする。

    佐藤可士和が希有な才能を持つ優秀なクリエーターであることは間違いないが、悦子氏の存在があってこそ、その才能をいかんなく発揮できていることが本書を読んで良くわかる。クリエーターが、そのクリエイティビティーを十分に発揮するためには、創作活動に100%集中できる環境が必須であり、悦子氏の役割はそれが何であるかを見つけ出し、それに向けて必要な解決策を考え出すことである。悦子氏は、それを十分に理解し、マネジャーとして、また経営者として秀逸であることが本書を通じて判る。

    クリエーターだからといって、ビジネスとして期待される作法やお約束をないがしろにすべきではないという、悦子氏の一貫した姿勢は、佐藤可士和の価値をここまで高めた要因の一つだと確信する。作品やアウトプットが、クリエーターの作り出す価値の全てではなく、ビジネツの場面においてはその過程やコミュニケーションもその価値の中に小さくない割合で含まれるはずである。

  • 佐藤可士和の奥さんである悦子さんが書いた本。
    クリエイター職である可士和さんをマネージャーとして支えている。

    以下、印象的だった文抜粋。

    ============================================
    ・サムライのコンセプトは「ちゃんと見る」。ちょっとだけ関わるような仕事はしない。

    ・可士和さんは、お客様に自分の作ったものについて順序立てて説明するのが苦手。
    悦子さんが可士和さんに対してヒアリングを行い、その内容を整理してお客さんに伝えるという作業を行っている。

    ・やりたいことは普段から口に出しておく、ということは重要。幼稚園の仕事がしたいとテレビで発言したら本当にふじ幼稚園の仕事が舞い込んできた。

    ・人に会った時は、その日のうちにメールを返信するというのを徹底して行っている。そのために、議事録はメールの下書きに直接書いていくといった工夫も行っている。

    ・オフィスにはかなり投資をしている。実際、あのオフィスはメディアでも大きく取り上げられ、ブランディングとして大きな役割を果たしている。

    ・サムライの将来像ややっていきたい仕事を定期的に夫婦で話し合っている。この時間は貴重。

  • 丁寧によく整理された文書に引き込まれました。

    伝記みたいな内容なのに、スピード感が良く、次へ次へ読めるのは貴重なこと。

    内容というよりも、仕事への向き合い方や、内に秘めた野望、そして、デザイナーとは確たるべきか、というところが、如実に表現されていて、素晴らしい。

    次は、アートやセンスに関する本が読みたいなと思った。

    仕事は120%で望み、当事者意識を持ち、楽しく日々を駆け抜けること。インプットの際は、一旦仕事は脇において、思いっきり味わうこと!など。

  • 佐藤悦子さんの上品さが感じられる本だと思いました。

    すてきな言葉がいっぱいです。
    分厚い本ですが、わりとすぐに読めます。

  • すばらしい!

  • デザインだけの話ではなく、それを支える人のお話で面白かった。
    日々直面する出来ことから学んで、経験値をあげていくことの大切さ。またアート・ディレクターのお仕事の様子も興味深かった!

  • ☆$$つまらない。著者がカシワ氏の嫁なのだから、もっと氏の内面に$$迫った内容が欲しかった。実際は、担当プロジェクトの経過を$$ただたんたんと記述したのみだった。$$氏本人の整理術の本のほうがよっぽど有意義。

  • 同じデザイナーとしてどこか雲の上の人である佐藤可士和について、素晴らしい才能を持ちながらも、やはり1人の人間だったのだと知ることができた。

    そして、1人の人間として弱点を認識しフォローする(もしくはフォローしてくれる存在を持つ)ことで、結果的にパフォーマンスの幅が広がったり質が高まったりするのだと学んだ。

    それから、奥様の俯瞰する力、先を見通して計画・管理する力、社会人として当然の礼儀を当然実行していくことなど、仕事としてデザインをしていくにあたりつい疎かにしがちな意識を正してくれる内容だった。

  • 佐藤可士和オフィスのSAMURAIでマネージャーをしている妻悦子さんのマネージメントについての本。佐藤可士和の超整理術の裏側のような感じの本でした。
    まずは、悦子さん本人の綺麗な事。それだけでなく、佐藤可士和=アートディレクターという姿を世間に知らしめるための戦略について、見通し力のあること。
    ホンの些細なことを問題視し、新たな手を打つこと。
    社会人としての当然を当然に身につけている目線でマネージメントしていく手腕。ほれぼれとして読んでしまいました。
    本人たちには、手探りの新しい道の開発なのだけど、仕事仕事で新しい手腕を身につけて、次に生かしていく。選ばれた人なんだなー。って感じました。

  • 旦那様の著作よりマネジメントの話且つ女性の話なので面白かった。今読むべき本だった。

  • アートディレター佐藤可士和さんの奥様が書かれた、佐藤可士和さんの仕事の進め方について。

    世に出てくるまでの佐藤さんとクライアントとのやりとりもさることながら、「自分の理想の夫婦のあり方だー!」とすごく刺激を受けました。

    自分と違う魅力を持った人が、たまたま異性だった、っていう夫婦、素敵です。

  • アートディレクターである夫をディレクトしている妻である著者。
    今のサムライはこの方抜きではありえなかったことがわかる。
    佐藤可士和という優れたクリエイターが作品を生み出す「環境」について
    誰もが興味を持つ部分が実に面白く綴られている。
    一番の理解者でありマネージャーであり、佐藤氏にとって
    彼女の存在がなければその名は世に出なかったのかもしれない
    とまで思わせてしまうほど。
    いろいろなヒントが詰まっている。
    内助の功という言葉を使うと古臭くなるかもしれないけれど
    マネージャーとしての話を、妻という立場に置き替えて日常に
    活かせることができるのでは?と思うに至り、あ、実際
    ご夫婦なんだよね、と改めて符合する納得感があった。(Y)

  • アートディレクター佐藤可士和の妻でありサムライのマネジャーである佐藤さんの著書。図書館で借りた。
    佐藤さんの本は2冊目だが、可士和本人によるデザインの話ではなくて、デザインに携わらない人がどのように仕事を進めていくか、ということが論理的にすっきりと書かれていて面白い。
    かつアートディレクターというポジションのPRについても興味深い。

    以下メモ
    ・アートディレクターというポジションが社会ではまだ不明確。アートデザイナーなのかコピーライターなのかクリエイティブディレクターなのか。今の仕事を突き詰めれば伝わる、というわけではなく、別の形からブランディング・PRしようとした。
    ・チビレモンのコンセプトワーク。男子中高生だけでなく女子高生やOLに愛すべき飲み物にするためには。リフレッシュだけでなく楽しいおもちゃのような魅力付け。
    ・仕事を受ける時。熱意や覚悟を聞く。熱意というのはどこまでリスクを負えるか。バジェット(予算)をどこまでかけるかを見たい。
    ・明治学院プレゼン。絵を見せて「これです」プレゼンから、相手の組織に合わせて伝えるための言葉に転換させて、データ・プロセス・フィロソフィーの企画書を作った。
    ・クリエイター同士でわかる話ではなく、言葉の精度を上げて、人をドライブさせる。

  • 47/47

  • 110429*読了

    佐藤可士和さんの奥様がマネージャーとしての視点からとらえた佐藤可士和さんについて。
    これを機にもっと佐藤可士和さん、そしてサムライについて知りたくなりました。
    クリエイターってやっぱり自分の世界が全てなんだなぁ。
    佐藤可士和さんはオフィスについてもよくメディアで取り上げられていましたよね。
    ドコモN702iDと海外ユニクロのロゴのデザインが佐藤さんだとは知りませんでした。
    幼稚園、千里リハビリセンター、明治学院大学などのトータルプロデュースのお仕事がとても素敵だなぁ、と思います。
    アートディレクター佐藤可士和さんに遅ればせながら大注目したいと思います。頭の中を覗きたい人。

  • プロとしての仕事の心構えたくさん参考になった。creativityのためにインプットを貪欲にしているのが私のモットーと通じるもののそれを超えるプロフェッショナリズムに感動。もっとこれからは気軽に海外行こう。現場・リアル感覚は大切。

  • リスペクトしあったるんですね 少人数でこういうやりたいことできるのは楽しそうだな

  • アートディレクター「佐藤可士和」をつくり出した、
    妻であり、ビジネスパートナーでもある佐藤悦子氏の著書。

    佐藤可士和著の本を読みたい人には物足りないかもしれないが、
    直接デザインに関わらないが、マネージメント等をする立場に居る人が読むととても良いと思います。

    デザイナーを目指す人よりも、営業だったりマネージメント、ディレクター等の人に読んで欲しいです。

  • アート・ディレクター佐藤可士和さんの妻であり、SAMURAIプロジェクトのマネージャー、プロデューサーである悦子さんによる著書。

    2007年10月に購入して、今回3年ぶりに再読。当時と現在では、内容の理解度や印象に残ったポイントが異なっていたことにビックリ。

    公私共に24時間ほぼ一緒なお二人。そこで、印象的だったのが、「同じところに立って同じ方向を見ているだけでは、パートナーとは言えないと思います。」という可士和さんのコメント。

    著書の中で、「クリエイターではない私の視点で感じたことを(可士和さんんに)伝える」という部分がいくつかあって、改めて「役割」を持つことの大切さを感じる。

  • アートディレクター佐藤可士和さんの妻でありマネージャーをされている佐藤悦子さんのエッセイ。
    ブランディングや仕事への取り組み方について参考になる本ですが、

    個人的には
    相手への尊敬、自分が相手を一番理解してるという自信、
    自分が相手のために力になれる存在であること、お互いの信頼、
    などが伝わってきて、結婚て素敵だなと思わせてくれた本。

    ぜひご夫婦で読んでほしい1冊です。

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