第二次世界大戦秘録 幻の作戦・兵器 1939-45

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422215266

作品紹介・あらすじ

第二次世界大戦中に構想されるも、さまざまな理由により実施されなかった幻の作戦、戦局を変える可能性を秘めながらも日の目を見なかった秘密兵器の数々。それらはいかなる目的のもとに立案・開発され、いかなる理由で断念されたのか。本書では、近年公開された機密文書を多数収録。膨大な史料を繙きながら、作戦・兵器の全容から戦争の舞台裏まで丹念に解説、知られざる真相、意外な物語を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 日の目を見なかった作戦や兵器について、それぞれ数ページを割いて紹介している。
    作戦のほうはなかなか厳しい。当時の戦況を理解していないと、その作戦がどういう意味を持っていたのか(あるいは持っていなかったのか)がピンとこないからだ。

    数は少ないが、兵器のほうは身につまされる。日本軍が生物兵器の研究をしていたのは有名な話だが、連合国も猛毒リシンを含ませた針の雨を降らせる化学兵器や、炭疽菌を使った生物兵器の研究をしていたとは初めて知った。これらは結果的には幻となったわけだが、その代わりに原子爆弾が使われた。炭疽菌と原子爆弾のどっちが「人道的」なのか、日本軍と連合軍のどちらがマシだったのかという議論に意味があるとは思えない。
    気が滅入った。

  • 2013/12/10【図書館借】

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著者プロフィール

英国オックスフォードのセント・エドワード・カレッジとユニバーシティ・カレッジで教育を受ける。歴史に関する本の執筆のほか、書評をタイムズ文芸付録などに寄稿している。『世界の宮殿廃墟 華麗なる一族の末路』(日経ナショナル ジオグラフィック)など著書多数。英国エディンバラ在住。

「2022年 『いつかは訪れたい 美しき世界の寺院・神殿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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