- Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784426127381
作品紹介・あらすじ
日本人のすべてが、いずこかの戸籍に入り、その戸籍の所在地=「本籍地」を定めています。といっても、普段は戸籍のことなど知りもしないし、気にもかけないで過ごしている人がほとんどでしょう。書式もこみ入っていて、ぱっと見ただけでは何が書いてあるのかよくわかりません。
しかし、たとえば親が亡くなるなどで相続が起きるとたいへんです。戸籍の知識が、いきなり必須のものとなってしまうのです。あるいは、結婚・離婚に際しても、子供ができたときにも、戸籍の知識は必要になります。
また、戸籍やその附票(戸籍と同じ手続でとることができます。附票には住民票の住所が記載されています)は個人情報のかたまりですから、たとえば借金取りの債務者追跡や婚約時の家系調査などに濫用されないよう、取得者の本人確認、目的チェックなどのハードルが設けられていますが、失踪した親族の捜索などには役立つのです。
このように、戸籍についての知識をもつことは、多くの人にとって大切なことです。本書は、なかなかわかりづらい戸籍の調べ方、記されている事項の意味の読み取り方などを、実際の書式例も多く収載して、できるだけわかりやすく解説したものです。本書によって戸籍というものを理解され、自在に活用できるようになっていただければ幸いです。
弁護士 石原 豊昭
(「はしがき」より)
感想・レビュー・書評
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[墨田区図書館]
2023年夏の終わり。
友人がふと立ち寄った図書館で戸籍の読み方に関する本を借りてきた。
確かにそろそろ親の終末を予期して備え、相続の際には戸籍の取り寄せも必要と意識していた矢先。でも"読み方"なんて不要じゃない??と思いつつも自分も読んでみたら、あれ?無意識に知っていたと思っていた戸籍は恐らく昔ながらの縦書き。そして説明がなくても実家のは読み解けるかもだけれど、もし隠し子(!)や養子とか?その他色々イレギュラーなものがあったりしたら読み解けなかったり誤解しちゃうのかも??と見ていくうちに知らない世界が。ちなみに今はコンピュータ改革?にて、戸籍は横書きスタイルになっているらしい。うん、多分絶対知らなかった。
ネットで適当に調べて数冊借りてきた中では、この本が一番わかりやすそう。ただ、仕事として"書く側"に関わるのであれば、一緒に借りてきた「戸籍の重箱」の方がわかりやすいというか、仕事目線、処理(書き込む)する目線での説明が書かれているみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示