ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478008881

感想・レビュー・書評

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  • ずいぶんと苦労して読んだ。長い。こんなに長い必要があるのか。

  • 金大生のための読書案内で展示していた図書です。
    ▼先生の推薦文はこちら
    https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=31081

    ▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
    http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BA90388141


  • 世の中の発明は予定表ではなく偶然。

    科学者よりも計画よりも自由に本能的に楽しくやったほうが結果がでる。

    予想屋のことは間に受けてはいけない。
    受け取ることを精査する。


    良い偶然を掴む。片っ端から手を突っ込む。
    チャンスの露出をする。

    大きな事は予測は無視。
    隠れたリスクは心配する、でもそれが難しい。

  • ブラックスワンに遭遇した時にどれだけダウンサイドを抑えるかが重要であって、予測して回避する事ではない。
    我々が生きている事自体がブラックスワンであると主張するタレブは生に対する認識力が違う。

    ユーモアに溢れ、知識人をことごとく批判する彼の本は読んでいて本当に面白い。彼の本をもっと深く理解するために、勉強頑張るか。

  • 抱腹絶倒、ユーモアたっぷり思いを書き連ねた上巻に比べて、下巻は実証的で具体的な内容となっている。ベル曲線や統計手法の説明が続くが、それらがいかに黒い白鳥をみえなくさせるか(つまり無駄)という著者の主張なので、別に理解ができなくても構わない。(また読み飛ばしてもよいと著者も親切に補足している)。
    上下巻読んで、頭の中にNNTが住み着いて大変なことになった。これまで読んでいた本が面白くなくなる。キャリア理論なんて詭弁の塊のように見えてきてしまう。三連休終わって明日から仕事だ。頭をまた白い白鳥トンネルにリハビリしなくては。もう無理かな、このNNTの魅力にはまってしまっては。
    著者はギリシャ正教の両親の元に育ったという。著者も「マタイの法則」を引用しているが(これは役立つ理論として)、この本には、日本人には少し理解しがたい、キリスト教的なメタ認知のコンセプトが隠れている。第一コリント8章2節はいう、「もし人が、自分は何か知っていると思うなら、その人は、知らなければならないほどの事すら、まだ知っていない。」つまりこの本が述べているのはそういうことだ。1章には、「知者はどこにいるか。学者はどこにいるか。この世の論者はどこにいるか。神はこの世の知恵を、愚かにされたではないか。」作者が皮肉たっぷりに攻撃するのは愚かなバイアスを自ら生み出し黒い白鳥を亡き者とする知者たちだ。第一テサロニケ5章は言う、「あなたがた自身がよく知っているとおり、主の日は盗人が夜くるように来る。人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むように、突如として滅びが彼らをおそって来る。そして、それからのがれることは決してできない。しかし兄弟たちよ。あなたがたは暗やみの中にいないのだから、その日が、盗人のようにあなたがたを不意に襲うことはないであろう。」果ての国とはこれである。真理とは、目を覆いたくなるような不都合ばかりで、ビジネスとは知者とは喉元に甘い法則で人類を誘導する。

  • 感想は上巻に

  • 「リスク」とはどのような意味でしょうか。
    コロナで「第六波になるリスクがある」、「この金融商品は元本割れのリスクがある」など言いますね。
    ネガティブな意味で使われるので、「危険性」という意味にとらえれることが多いです。

    しかし、リスクの本来的な意味は「変化」です。
    「この商品を投入すると損益が変わるリスクがある」というと、
    損益が改善する可能性もあるし、悪化する可能性もある、という意味になります。

    ブラックスワンは、簡潔に言うと「予想できない大きなリスク」を意味します。
    なんとなく、ずっと働き続けられる、家族がいる、会社がある、と思っていませんか。

    健康状態が悪化して働けなくなるかもしれません、自然災害や不慮の事故で家族を失うかも。
    今時会社が倒産することも珍しくありません。

    リスクを恐れて現状維持に努めるべきではありませんが、
    自分が予見できているリスクが全部と盲信せずに、
    ”見えているリスク”と”見えていないリスク”を区別しながら、
    「取れるリスク」をしっかりとっていく、ということをこの本は言っていると思いました。

    ただ、この本、洋書で元々表現が独特なのか、非常に読みづらいです笑

  • まさか
    という発見感覚を学べる

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