人生の土台となる読書 ーーダメな人間でも、生き延びるための「本の効用」ベスト30

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478111550

感想・レビュー・書評

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  • 一番おもしろかったのは「06 いい読書はアイデンティティを奪うほど嫉妬させる」という章。
    他人を見ていると「皆、なんて自然にいろいろなことができるんだろう。」と感じる。自分は、冬にコートを自然に着始めることができない。自然なタイミングがわからないから。皆、自然に衣替えができてすごいな、っていつも感じる。自然に生きてる人は、もう何度も生まれ変わっていて、何回目かの人生なんだと思う。自分だけは初めて人生に挑戦していて、なんとかここまで来たの偉いな、と思う。
    世間に負けて「やったほうが良いのではないか。」でやってきたことがいくつもあるし、それをやらなければもっとおもしろくなれただろうか。かまいたちの漫才の「トトロ見たことない」を思い出した。

  • ミスが多く思考停止している事がおおく気分が落ち込んでいる時にこの本に出会った
    この本に書かれていた、ミスをした時、不安な時などに脳のせいだ、環境のせいでもあると捉えると気持ちが軽くなったように思う
    落ち込んでいる時には似たような本を、死について考えられる本を等今の気持ちに合わせてお勧めできる本も書かれている。
    この本を読見終えて読む前と違う自分になれた気がしてよかったなと思った

  • 読書は自分をより自分らしくしてくれる。自分の考えを、言語化する手助けになる。自分が気づいていない自分の性質を言語化して把握して、どのように表現するかということに役立つ。

  • いろんな本が紹介されてました。読みたい本が増えました。

  • ゆっくり効く読書に共感。自分の経験として、読書は知識が蓄積されていき、自分が形成されていくと思う。特にダメな人間の話や失敗談的な本が、自分にとって有益になると思う。読書案内的な所があり、気になる本が何冊があったので、また積読が増える模様。

  • いろんなジャンルの本が紹介されていて、久々に読書に復帰するのにわくわくさせてくれた。筆者のゆるい語り口が読みやすくてよかった。

  • 本というのは、人生のシュミレーションツールのようなもの
    デビュー作にはその作家のすべてが詰まっている

    phaと書いて、ファと読むらしい。ファさん。

    中島らも『頭の中がカユいんだ』『今夜、すべてのバーで』
    橋本治『「わからない」という方法より』『巡礼』
    植本一子『かなわない』
    団鬼六『真剣師 小池重明』
    高村友也『僕はなぜ小屋で暮らすようになったか』
    見田宗介/真木悠介『時間の比較社会学』
    須藤靖『不自然な宇宙』
    保坂和志『プレーンソング』
    佐々木ののか『愛と家族を探して』
    濱野ちひろ『聖なるズー』
    アガサ・クリスティー『春にして君を離れ』
    小谷野敦『私小説のすすめ』
    管賀江留郎『冤罪と人類』
    山田風太郎『人間臨終図巻』
    カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』
    村上春樹『約束された場所で』
    米本和広『カルトの子』
    筒井康隆『虚航船団』

    レビューが読みやすいと、ついついこうしてメモして読みたい候補として
    残すけど、こうやってメモして何冊読んだっけ…と思うと
    虚しくなるので、なんとなく気になった作品を書き出してみた。

    時間は有限。作品は無限。
    永遠に生きられるならともかく、それはあり得ないことなので、
    わたしは読み継がれている作品を選んで読んでいきたいと思った。

    最近本を読むペースも
    本を手にすることも激減している。
    難しい本は若い時に徹夜して読むのがいいものだ。
    基本が何にもないから手当たり次第に読んで、時間を
    かなり無駄にしてきたな、わたし。
    いまさらどうしようもないけど。
    すこし悔しい。

    この本を読んでそう感じた。

  • phaさんの文体が好きなので、すんなり読むことができました。このての本を読むと、いかに自分の選書が偏っているかに気付きます。それ自体悪いことではないけれど、自分に色んな価値観や物の見方を内在させるためにも、普段手に取らないようなジャンルの本も今後は読んでみようと思います。

  • おかげさまでここ最近はビジネス書とか、実用性重視で本を選んでいいたことに気づきました。
    この本を参考に、価値観を揺さぶってくれるような、ゆっくり効いてくる本を読んでみたいと思います。

    phaさんの本は、たまに読むと肩の力が抜ける感じがして好きです。

  • 本の書評のわりには、かなり変わった選書だと思います。こうゆうのもありあも?

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著者プロフィール

一九七八年大阪府生まれ。作家。著書として『どこでもいいからどこかへ行きたい』『しないことリスト』『夜のこと』『人生の土台となる読書』など多数。大学生のときに京大短歌会に少しだけ参加。第5回笹井宏之賞では最終選考に残る。文学系ロックバンド、エリーツの一員としても活動。東京・高円寺の書店、蟹ブックスでスタッフとして勤務している。

「2023年 『おやすみ短歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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