教養としての歴史小説

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478118528

作品紹介・あらすじ

教養を高める最も有力な手段は、歴史を学ぶこと。なにしろ歴史には、これまでの人類の営みが凝縮されているのだ。政治も経済も芸術も宗教も、すべて歴史を通じて参照できる。一方で、歴史というと、なんとなく、とっつきにくい印象を抱く人が多いのも事実。そんな人は、ほとんどの場合、年号や歴史上の人物を暗記させるような学校の授業が、「つまらない」と感じて離脱している。しかし、好きな「時代」や「人物」から興味を広げていけば、確実に歴史を好きになれる。そして、その導入として最適なのが「歴史小説」なのだ。歴史小説の主人公は、過去の歴史を案内してくれる道先案内人のようなもの。面白い・好きな案内人を見つけられれば、歴史の世界にどっぷりつかり、そこから人生に必要なさまざまなものを吸収できる。道先案内人が魅力的かどうかは、歴史小説家の腕次第。つまり、自分にあった作家の作品を読むことが、歴史から教養を身につける最良の手段といえる。本書では、教養という視点から歴史小説について語っていく。小学5年生で歴史小説と出会い、ひたすら歴史小説を読み込む青春時代を送ってきた直木賞作家・今村翔吾。20代まで歴史とは無関係のダンス・インストラクターとして活動。30歳のときに一念発起して、埋蔵文化財の発掘調査員をしながら歴史小説家を目指したという異色の作家が、歴史小説マニアの視点から、歴史小説という文芸ジャンルについて掘り下げるだけでなく、小説から得られる教養の中身や、おすすめの作品までさまざまな角度から縦横無尽に語り尽くす。

感想・レビュー・書評

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  • 歴史を通じて、教養を身につける。本作品のテーマではあるが、残念ながらそこまでの窮地には至らなかった。ただ、歴史小説というのは単に史実を辿るのではなく、読者を意識したアレンジを前提としたものというのが、意外に理解しておらず、それら細かなテクニックに、なるほどと唸らされた。
    また、歴史小説家を第一から第七世代まで分別し、各作家の特徴から代表作まで整理されており、次の歴史小説家を模索中の方にはおすすめ。
    本の主旨とは異なるが、今村翔吾さんが、歴史小説家になるまでの歩みがとても面白く、育児真っ只中の自分としては、子どもの興味や関心を大事にしたいと、改めて感じた。

  • 〇教養を高める最も有力な手段は、歴史に学ぶこと→歴史小説

    〇「歴史小説」と「時代小説」の違い
    →大河ドラマのようなものが歴史小説で、『水戸黄門』のようなものが時代小説

    〇最低でも読んでおきたい歴史小説10冊
    1『国盗り物語』(司馬遼太郎著)
    2『徳川家康』(山岡荘八著)
    3『翔ぶが如く』(司馬遼太郎著)
    4『沈黙』(遠藤周作著)
    5『炎環』(永井路子著)
    6『平将門』(海音寺潮五郎著)
    7『白村江』(荒山徹著)
    8『聖徳太子』(黒岩重吾著)
    9『大義の末』(城山三郎著)
    10『樅ノ木は残った』(山本周五郎著)


    図書館で借りた本なので、一番重要と思うところをメモしました。
    私としては著者の今村翔吾さんの本が一番読みたい気がします。

  • ビジネス書の扱いになるんかな?

    まぁ、ざっくり言うと「歴史小説(含む時代小説)ってこんなに面白いしためになるんだよ!みんな読んで!」の一冊

    楽しみにしてたんだけど、だいぶ物足りない
    ほら僕って今やもう歴史小説(含む時代小説)2級じゃないですか(知らんわ)

    僕クラスになるとこういう「いざない本」(初耳のジャンル!)って歯ごたえなさすぎるわけ
    分かっとるわ!となるわけ

    もちろん今村翔吾さんですからね
    面白いところはたくさんありますよ
    たくさんありますけど、その話ちょっともういいわとなるのよ

    なので、すでに歴史小説(含む時代小説)にどっぷりはまってる人向きではないと思います

    ゆえにダイヤモンド社には頑張って売ってもらいたい!
    歴史小説(含む時代小説)に興味のない人が読めばきっと歴史小説(含む時代小説)に興味を持ってもらえる内容になっているからです
    お仲間が増えるのは大歓迎!むしろもっともっと歴史小説(含む時代小説)好きが増えてくれなかったら面白い歴史小説(含む時代小説)が生まれなくなっちゃうもの

    今村翔吾さんはメディア露出も多いので歴史小説(含む時代小説)好きでない人にも多少知名度があると思うし、そこを狙ってるんだろうけど
    とにかくこの本、ま、じ、で売れてほしい

    がんばれダイヤモンド社!
    歴史小説(以下略)の未来は君たちにかかっている!!

    • ひまわりめろんさん
      楽しみにしてくれるのはいいんだけど、嘘はつけないしな〜
      楽しみにしてくれるのはいいんだけど、嘘はつけないしな〜
      2023/09/26
    • ひまわりめろんさん
      どこの何のキャラやねん!
      どこの何のキャラやねん!
      2023/09/26
    • 1Q84O1さん
      まぁ、大した資格はないでしょうw
      (失礼!)
      まぁ、大した資格はないでしょうw
      (失礼!)
      2023/09/26
  • 歴史小説家、今村翔吾さんの歴史小説への熱い思いがつまった一冊。
    今村少年がたまたま買ってもらった真田太平記。十数年後、小説家となった今村少年は、帯をかく。
    小学五年生の夏、夢中に読み耽ったことが私の原点である。
    涙腺がゆるみました。
    今村翔吾さんの読書量の多さに驚きます。
    教養は心の豊かさ。豊かな方が楽しく生きれるような気がする。
    歴史小説を時代別にわかりやすく解説してもらえ、すこし理解でき、興味もわきました。

  • 図書館に早くから予約しておいたので、早目に借りられた。ありがたい。

    「歴史小説」「時代小説」「歴史書」の違いを本書では説明してくれている。

    「歴史小説」は圧倒的に男性読者が多いとのこと。
    そうだろうと思う。

    私は歴女というほどでもなく、詳しくもないが、興味と好奇心だけは持ち合わせており、歴史小説作家さん達のターゲット外であるおばちゃんの割には読んでいる方だと思う。

    立派な「歴史書」とは言えないかもしれないが、その類のものに興味があり、読んでいる。
    ブクログのカテゴリに【歴史関係】を作っている。
    「時代小説」はほんの少し。
    「歴史小説」は、ブクログに登録していないが、はるか大昔の20歳代女子の頃に吉川英治氏の『新編忠臣蔵』『源頼朝』『上杉謙信』を購入して読んでいる。
    今村翔吾氏の作品は『八本目の槍』で本当に涙をこぼし、『幸村を討て』は飛ばし読みをし(すみません)、『塞王の盾』は途中放棄してしまった(本当にすみません)。
    本書を読むと、今村翔吾氏にとって真田幸村はもの凄い位置付けにあった人物であるらしく、『幸村を討て』をちゃんと読めなくて本当に申し訳ない。

    そんな私だが本書は一言一句飛ばさず読めて、本当に面白かった。
    教養や好奇心に関して、自分のやってきたことを肯定してもらえたような感じもする。

    本書を読んで、今や『真田太平記』(池波正太郎著)にチャレンジしようかとさえ思っている。
    まずは、とりあえず1巻目から…

    とにかく本書がすごく良かった。
    文庫化されたら購入するつもり。(甚だ申し訳ない)

  • タイトルを見て、興味を持って、頂いた本。
    著者の今村さんの本はまだ読んだことがないのですが、
    結構高評価の本が多く、気になっている著者の一人。
    「イクサガミ」とかは文庫が出たら、積読で置いています。
    (完結していないので、まだ読んでいない。)

    イクサガミ
    https://booklog.jp/item/1/4065269865
    https://booklog.jp/item/1/4065280125

    「教養としての」というタイトルは、
    若干の流行りを踏まえたタイトル付けを感じまして、
    興味深いトピックはあるものの、
    この本に書いてあることを知ったからと言っても
    どうだってことはあまりないように感じました。

    一方で、子どもの頃からあまた多くの
    歴史小説・時代小説を読んできた著者による
    ブックガイド的な位置付けでは大変興味深く、
    自分のように歴史小説は好きだけど、
    そこまで読み切れていない、、というような人には、
    たくさんの面白そうな小説を紹介してくれる本です。

    中々読む時間を確保できないのが、
    難しいところですが、
    この本に紹介されていた何冊かの小説を
    読んでみたくなりました。

    ■読んでみたく成った本のリスト
    徳川家康(26巻もあるのか…)
    https://booklog.jp/item/1/B008ATBPAC

    武田信玄
    https://booklog.jp/item/1/B073VR8FHG

    世に棲む日々
    https://booklog.jp/item/1/B073VRMBPH

    塞王の楯(文庫待ち)
    https://booklog.jp/item/1/4087717313?carousel=B09FPQ5HL8

    島津奔る(盗作疑惑のある本らしい。逆に気になるわ。)
    https://booklog.jp/item/1/4101408165
    https://booklog.jp/item/1/4101408173

    王国への道―山田長政
    https://booklog.jp/item/1/4101123195

    チンギス紀(文庫もあります)
    https://booklog.jp/item/1/B0C7ZGHBNL

    家康、江戸を建てる
    https://booklog.jp/item/1/4396344740?carousel=B01HOAZAOO

    真田太平記
    https://booklog.jp/item/1/B004CFBDQE


    https://booklog.jp/item/1/B00D2ZC9TU

    壬生義士伝
    https://booklog.jp/item/1/B073VQJXS9

  • 初版2023年。
    歴史小説家による歴史小説を教養として読むことを勧める本。
    著者今村翔吾は小学生5年の時に池波正太郎の「真田太平記」を読み始めてから、歴史小説を読むことが好きになり、多くの歴史小説を読み、その経験を生かして歴史小説家になった。この本では時代小説を歴史小説に含め、歴史小説の歴史にあたるものを太平洋戦争までとしている。著者は独自に、歴代の歴史小説家を7世代に分けていて面白い。また、歴史小説の人気を一気に押し上げたのは、「一平二太郎(藤沢周平・司馬遼太郎・池波正太郎)」と記している。

    歴史小説は偉人の成し遂げた業績や行動を小説の主人公に成り切って再体験できるから面白く、大きな業績を残した人、自分の目指すところと同じ様な人、自分が専門とすることと重なる人と言った自分と重ねられる部分がある人物の作品を読むと気分が良いと思う。歴史小説はポジティブなものである。紹介されている本で以前から読みたいと思っていた歴史小説もあるので、時間をみつけて読もうと思う。

    歴史小説と言えば個人的な話だと、中学生になった時に周囲の者がやたらと吉川英治を読んでいて自分も読もうということで「三国志」と「宮本武蔵」を読んだ。2作品ともとても面白くて、「三国志」は後で多くの場面で大いに役立ったのでこの時読んでおいて良かったと思うし、「宮本武蔵」は影響を受けすぎて強くならねばと部活動に励むことになった。

    「宮本武蔵」を読んでいる時、その時親しくしていた者が「自分は(山岡荘八の)『徳川家康』を読んでいる」と言っていたのを思い出し、大人になってから『徳川家康』を古本屋で少しずつ集めた。しかし全く読んでいないので完全なる積読状態で所有している。今村翔吾は『徳川家康』をお薦めの10冊に挙げているので(この本の中の、ビジネスで役立つ歴史小説の5冊にも含まれている)積読解消したい。絶対に得られることが多いはずだ。

    立川談志は生前に自分の弟子の入門には必読と言っていたらしい吉川英治「新平家物語」も蒐集したもののこちらも1巻の途中で積読状態。

    司馬遼太郎の「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「胡蝶の夢」は読んだ。「竜馬がゆく」はとても面白い。司馬遼太郎の作品も積読が多いし、読みたいのも多い。

    藤沢周平の「蝉しぐれ」も冒頭だけ読んで積読だ。山田洋次監督、真田広之主演の「たそがれ清兵衛」は映画で観た。ちなみに今村翔吾は、この本で「p122 私が美しい日本語で書かれている歴史小説」に挙げたいのは、『溟い海』(藤沢周平著)、『樅ノ木は残った』(山本周五郎著)、『敦煌』(井上靖著)といった作品です。」と書いている。

    私の地元が池波正太郎のゆかりの地で、池波正太郎が最初に入学した小学校は私と同じで先輩にあたる。その後池波正太郎は両親が離婚して区内の別の小学校に転校した。学歴は小学校卒業。作品で読んだことがあるのは2007年読了の「男の系譜」のみだが、最近図書館の池波正太郎のコーナーで全集のようなものの冒頭を読んだら、武田信玄が描かれている場面で作品名は確認していないが、その部分だけでも面白かった。

    概して歴史小説の大家は遺した本の量が多い感じを受ける。吉川英治の遺した本の量は多いし、司馬遼太郎も多く、池波正太郎も多い。楽しむ余地は沢山あって、時間が足りない。

  • 「歴史小説の読書量に関しては誰にも負けない」、「歴史小説がなければ、今の自分はなかった」と語る、筋金入りの歴史小説オタク・マニアの著者が、歴史小説の魅力や効用を語り尽くした書。

    著者が選ぶ「外国の人との会話になったときに恥をかかないために、最低でも読んでおきたい歴史小説」は、「国盗り物語」(司馬遼太郎)、「徳川家康」(山岡荘八)、「翔ぶが如く」(司馬遼太郎)、「沈黙」(遠藤周作)、「炎環」(永井路子)、「平将門」(海音寺潮五郎)、「白村江」(荒山徹)、「聖徳太子」(黒岩重吾)、「大義の末」(城山三郎)、「樅ノ木は残った」(山本周五郎)の10冊。まあ順当なところかな。「坂の上の雲」じゃなくて「翔ぶが如く」なのはなんでだろうとは思ったけど(どちらの作品も、途中延々と続く戦闘の記述に辟易してしまったのだが…)。既読は3作品のみ。読もうと思って手元にキープしてる作品が多いが、なかなか手が出ないんだよなあ。小5の時著者の人生を変えたという「真田太平記」(池波正太郎)も、読もうと思って文庫を揃えてからもう10年以上になるしな。

    「人材活用術を学ぶための歴史小説ベスト5」では、「徳川家康」(山岡荘八)、「武田信玄」(新田次郎)、「雄気堂々」(城山三郎)、「世に棲む日日」(司馬遼太郎)、「塞王の楯」(今村翔吾)を挙げていて、自著をちゃっかり含めてる(笑)。第7章(教養としての歴史小説ガイド)でも、第7世代の代表作家として自らを挙げ、幾つかの作品を紹介している。「くらまし屋稼業」シリーズの紹介文では、「一度読み始めたら止まらない、圧倒的にドキドキ感のあるエンターテイメント作品」だと書いてる。著者、余程の自信家なんだな!

    この他、著者オススメの未読作品で気になったのは、「決戦!関ヶ原」(講談社文庫、アンソロジー)、「溟い海」(藤沢周平)、「暁の旅人」(吉村昭)、「斬奸状は馬車に乗って」(山田風太郎)、「眩」(朝井まかて)などかな。

    「徳川家康」や「真田太平記」、いつか読まなきゃ!

    • 淳水堂さん
      norisukeさんこんにちは」
      「真田太平記」は大河ドラマ「真田丸」の時に読みました。
      …司馬遼太郎の長編は読んだことありません(;^...
      norisukeさんこんにちは」
      「真田太平記」は大河ドラマ「真田丸」の時に読みました。
      …司馬遼太郎の長編は読んだことありません(;^ω^)

      この年代の時代小説家って、「私はこの人物についてこう思う」「取材にいったところこうだった」のような、著者の考えが書かれていてなんだか面白いです。

      >「斬奸状は馬車に乗って」(山田風太郎)
      「斬奸状」は読んだことはないのですが、山田風太郎の時代小説は好きです。「そんなことあるわけないじゃん」というとんでも設定かと思いきや事実だったんだとか、事実と小説の入り混じらせ具合が本当に素晴らしいです。
      しかし山田風太郎の書くものは本当に容赦がない。いきなるすべてを奪われるし、捕まったら酷い殺され方するし、それでも小説をとして読まずにいられないパワーがあります。
      2023/11/13
    • norisukeさん
      淳水堂さん、コメント有難うございます。「真田太平記」はその昔NHKのドラマを夢中になって見た覚えがあります(丹波哲郎、渡瀬恒彦、草刈正雄の3...
      淳水堂さん、コメント有難うございます。「真田太平記」はその昔NHKのドラマを夢中になって見た覚えがあります(丹波哲郎、渡瀬恒彦、草刈正雄の3人が主役でした)。なので、その原作小説が面白くない訳ないのはわかっているのですが…。丸々一月はかかりますよね。いつか読みます!

      山田風太郎作品は、ぶっ飛び過ぎててこれまで何となく敬遠してました。でも絶賛する人多いですね。分量的にもお手頃ですので、近いうちに読んでみたいと思います。

      司馬遼太郎の歴史小説は好きで、ほとんどの作品を読んでいるのですが、「坂の上の雲」と「翔ぶが如く」の2作は、今村さん言うところの「「俺はこれだけ調べたぞ」と言わんばかりに、調べた情報をすべて盛り込もうと」してしまった作品なんじゃないかと思います。その点でかなり不満の残る作品でした。
      2023/11/13
  • 歴史小説と時代小説のそれぞれの定義、皆さん分かりますか?
    今村さんの解説でストンと肚に落ちました。

    お笑いと同じように歴史小説家にも第〇〇世代があるんですね。ちなみに著者は第7世代。
    日本の歴史を知るための小説も紹介されていて歴史好きには役立つ一冊なのは間違いない。さっそく"国盗り物語"を購入し読み進めてます。

  • 直木賞作家・今村翔吾 自身初のビジネス教養書!『教養としての歴史小説』 8/30発売 | ORICON NEWS
    https://www.oricon.co.jp/pressrelease/1630464/

    教養としての歴史小説 | ダイヤモンド・オンライン
    https://diamond.jp/category/s-shogo

    教養としての歴史小説 | 書籍 | ダイヤモンド社
    https://www.diamond.co.jp/book/9784478118528.html

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著者プロフィール

1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。’18年『童の神』が第160回直木賞候補に。’20年『八本目の槍』で第41回吉川英治文学新人賞を受賞。同年『じんかん』が第163回直木賞候補に。’21年「羽州ぼろ鳶組」シリーズで第六回吉川英治文庫賞を受賞。22年『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞。他の著書に、「イクサガミ」シリーズ、「くらまし屋稼業」シリーズ、『ひゃっか! 全国高校生花いけバトル』『てらこや青義堂 師匠、走る』『幸村を討て』『蹴れ、彦五郎』『湖上の空』『茜唄』(上・下)などがある。

「2023年 『イクサガミ 地』 で使われていた紹介文から引用しています。」

今村翔吾の作品

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