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- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480013552
作品紹介・あらすじ
光学から化学になり、さらに電子工学に吸収されようとしているカメラ・テクノロジーの発展とあいまって、写真の日常生活への普及は極限に達しようとしている。他方で写真の作品化がすすみ、美術館に収蔵されたり、オークションにかけられ高値で落札されたりするように、もう充分に芸術品扱いを受けている。写真をめぐるこのような状況をニラミながら、あくまでも素人の場所から、ノンシャランな構えとみせて鋭い批評を加えたのが本書である。
感想・レビュー・書評
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人物写真というのは、いくら撮らせてもらう人間の承諾を得た場合でも、その人間の前にカメラを構えて立つ時、相手の暗闇もそこにあると言える。例えば私を撮る写真家は私の暗闇の一部をうまくかっさらうことで、その写真の一部を成立させているはずである。私の隠しておきたいものの一部を必ず見ているはずである。そういう意識は写真家にあるはすだと思うが、どうなのだろうか。いい写真を撮ることは、やはり「悪いことをしている」のだと思うが、そのところ、写真家はどのように感じているのだろうか。
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毎日新聞社版
御真影としてのポスター
顔写真、おもしろい
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