本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480430236
感想・レビュー・書評
-
偏書記がそこそこ面白かったので読んだ。前作もそうだが、知らない人名、単語続出でかなりの部分理解できなかったが、それでも、文章から飄逸でユニークな人柄が伝わってきて楽しく読めた。
もっと若い時勉強しておけば良かった。いや、今からでも遅くないと思おう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本に批評理論を導入しようという努力が伝わってくる。
-
由良君美による書評を集めたもの。批評のため縦横無尽に取り上げられる人名などの大半を知らなかったりしても、バッサリと切り捨てる小気味よさが面白くてたまらない。
知の在り方を論じ尽くそうとするかのような勢いと難易度の高さに関わらず、エッセイとして滑らかに読めてしまうリズムカルな構成と筆力はやっぱ凄いなぁ。
「書誌にもない雑書寄書のなかに玉と石とを分けてゆく眼を自分のリスクで養うこと。これが僕にとって最大の試練だし、これがまた実に心愉しい。」同じ心意気で僕は音楽を聴いていきたい。 -
戦前、戦後で若者のヨーロッパ文学に対する傾倒の仕方が異なる。
戦前の若者にとっては欧州の文学、哲学は教養だった。
全6件中 1 - 6件を表示