西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書 212)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480689139

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  • https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/TB90321933

    (推薦者:人間発達文化学類 加藤 奈保子先生)

  • 絵画の見方実践編 ”遠近法の使い方からも時代的・文化的背景がわかる”など、面白いのです。

  • 美術を鑑賞するプロセスを克明に解説している好著だ.背景知識としては、歴史分野の広範な調査が必要の由.素人は手っ取り早くその道の権威の著作を探すことになるが、いずれにしても根気よく調査が必要だ.紹介されている背景知識の内、数点は既知のものがあったが、大部分は初めて聞く話しであり、非常に参考になった.

  • 「実践編」というだけあって、鑑賞のポイントや、どの要素をどう考えるかなど説明が具体的。なのでちょっと難しい。新書の限界で図版が見づらい。もうちょっと大きな版でフルカラーなら良かった。

  • 実践編がかえって良かった。絵画の技術的な側面よりも、実際の美術作品が、どのように生まれ、どんな風に評価されてきたかを例にして作品の社会性を読み進めている。
    美術館は好きで、特にのほほんと見るのがごきげんなのだが、言われてみれば確かにその通りだと思わされることが多かった。
    1.絵画は、注文主・画家・鑑賞者がいて成立すること
    2.時代が絵画に求める要件を変えること
    3.一神教か多神教かが、決定的な影響をもつこと。写実性は一神教の世界でこそ求められること。
    特に1.は意外だった。自分のために描いた画家ってのは確かにいないよなぁ。もちろん市場が形成された後は違うけど。
    とにかく感心しきりなのだ。こりゃ前作も読んでみましょうかね。

  • なんとなく、美術館へ行くことが多いものの、見に行った絵が何を意味しているか分からなくて、虚しい思いをしたため、購入。

    本書は、西洋美術を見るにあたり知るべき基本的な事柄を網羅していると思われる。個人的にはかなり面白かった。本書の視点をもって、今後は芸術品に当たっていきたい。

  • 美術品をどのように鑑賞するのか。歴史・時代背景・他の作品との比較を通して作品のもつ価値や魅力をより深く理解する方法を四つの章を通して学ぶ。(院生アルバイトスタッフ)

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著者プロフィール

池上 英洋(いけがみ・ひでひろ):1967年、広島県生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。現在、東京造形大学教授。専門はイタリアンルネサンスを中心とする西洋美術史、文化史。『レオナルド・ダ・ヴィンチ―生涯と芸術のすべて』(筑摩書房)で第4回フォスコ・マライーニ賞を受賞、2007年に開催された「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」では日本側の監修者となった。『錬金術の歴史』(創元社)、『「失われた名画」の展覧会』(大和書房)、『西洋美術史入門』、『西洋美術史入門〈実践編〉』、『死と復活――「狂気の母」の図像から読むキリスト教』(筑摩書房)、『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』(東京堂出版)など著書多数。


「2024年 『パリ 華の都の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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