アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 5687
レビュー : 905
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017002

感想・レビュー・書評

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  • 最後の最後に全てが繋がってスッキリした。

  • 期待ほどじゃなかったけど、まぁ楽しめた。

  •  伊坂幸太郎初期の叙述ミステリ。
     大学入学を機に一人暮らしを始めた主人公は、初対面の青年に誘われて書店強盗の手伝いをさせられる。
     謎めいた青年を取り巻く不可解な断片が徐々に繋ぎ合わされ、主人公が『途中参加』することになった物語の全体像が浮かび上がる。
     ミステリとしての構成はさほど複雑ではなく、推理小説に慣れた読者ならば想像しやすい部類かもしれない。
     個人的には、過去の視点となるヒロインがどうにも苦手で、その攻撃的で無思慮な言動が鼻につき、読み進めるのが苦痛に感じられる面が多々あった。
     会話のテンポやテイスト、作風との相性も、読み手を選ぶ向きがあると言える。
     感想としては、出来具合よりも、肌に合わなかったという意味で☆2をつける。

  • もっとこう怖いミステリーを書くイメージだったけどそんなことはなかった!
    読み終わったあとにはくそ~そーゆーことかぁあ!!!
    ってなる(笑)
    河崎さん、いいね!
    私はあの子みたいに突っ張れないかも(^_^;)

  • 伊坂幸太郎の一作目

    悲しい物語
    最初はよく分からなかったりする所があったけど
    徐々に真実が見えてきてすっかり騙されていた
    最後の終わり方も悪くないと思った

  • ある3人の男女を中心とした2年前の物語。そのストーリーの延長線上に現れる別の主人公の物語。この「2年前」と「現在」が交互に描かれていく構成の小説。

    構成上、2年前の物語の終盤と、現在の物語の序盤がボケたまま、謎がとかれないまま読み進むことになる。
    しかし、ときどき、二つの物語が触れあったり重なりそうになったりして、随所で違和感や既視感を感じる。「この登場人物は、2年前のこの人かな」、「あの人にしては、ちょっと変わった感じだな」など。
    これがとっても楽しい。
    「あ、この人なんだ」。
    「あ、ひょっとして」。

    現在の主人公は、3人の男女のストーリーを途中からなぞり始めるので、読者も一緒に、「なんだろう」という謎解きを本当に楽しみながら読むことができる。こういうミステリーもあるんだなぁ、と最後まで本当に楽しんで読んだ。

    物語としては、「せつない話だった」んだけれど。

  • 引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ!四散した断片が描き出す物語の全体像は?

  • 英語を必死に勉強したい。
    それこそ、死ぬ気で。

    やればできる。
    でも実際は全然できてない。

    「それって恰好悪くない?」
    「ダサイと思うよ、それ。」

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ!四散した断片が描き出す物語の全体像は?注目の気鋭による清冽なミステリ。


    美青年の河崎、ブータン人のドルジ、ドルジの恋人で河崎の元恋人琴美、琴美のバイト先の店長麗子、大学生の椎名。物語は2年前と現在を交互に描く。ペット殺しにまつわる事件と復讐。

    登場人物が魅力的で会話も素晴らしい。面白いけど先を知るのが恐い。そして呆気ないけど悲しい展開。だけど、悲しすぎるだけではない少しの清々しさ。一気に読める。

  • 本屋襲撃の誘いをしてきた引っ越し先の隣人。その隣人がかかえる悲しい過去。現在と2年前のはなしが交互に進み重なっていく。

    すこしとぼけたところが救い。 それと、ブータンの考えかたっていいな。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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