蝦蟇倉市事件1 (ミステリ・フロンティア) (ミステリ・フロンティア 50)
- 東京創元社 (2010年1月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488017354
感想・レビュー・書評
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タネがよくわからない話もあった。
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蝦蟇倉市という架空の都市を共通の舞台に5人の作家がミステリー短編を提供するという、わくわくするような試みです。伊坂幸太郎氏、道尾秀介氏という超メジャーな2人の作品に残りの3作が霞むことなく、それぞれの個性を充分に楽しめる短編集でした。
第2弾も読んでみよう。 -
エラリー・クイーン系のミステリが苦手という元もとの体質もあり、一部はまれないところがあったけど、企画・設定・人選という意味では秀逸な本です。出版不況に対抗しようという意思と、「蝦蟇倉市」モノというステージを用意しようという気概は買ってもいいんじゃないかと。
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2011.12
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架空の町,蝦蟇倉市を舞台としたミステリー.章ごとに作者が違い,少しずつ関連していく.読む前は話が雪だるま式に関連していき,最後に全ての話が繋がる事を期待したが,そんなことは無かった.謎解き要素をむりやり入れようとしない感じがする,伊坂幸太郎「浜田青年ホントスカ」が一番良かった.
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蝦蟇倉市という殺人事件がものすごく多い物騒な街の物語。一番前にある街の地図を何度も見直しながら、読み進めて行くのはとても楽しかったです。どの物語も面白かったけれど、やっぱり伊坂さんの作品が目立って素晴らしかった。さすがだなぁと思いました。
この作品で道尾秀介さんを知り、それからファンになって読み漁っています。 -
伊坂幸太郎の「浜田青年ホントスカ」までは、楽しく読めたがそのあとの話からは苦痛だった。
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5人の作家によるアンソロジー。架空の町、蝦蟇倉を舞台にそれぞれの作家が怪しげな事件が巻き起こるミステリーを書いている。
基本は順に読んでいかないとそれぞれの作品で町の説明もしているので、面白みが半減してしてしまう。伊坂幸太郎の作品(2番目)を最初に読んだので、イマイチだった。
ま、作品自体もイマイチなものが多く、全て読んでないけど。 -
蝦蟇倉市内で起きる様々な事件を、人気作家が描くアンソロジー。少しずつリンクしてる部分もあって楽しい。何より道尾作品は秀逸、しかし最後が判然とせず。最後の章はツッコミどころ多すぎて笑えた。2があるのも知ってるけど、読むかは作家陣次第かな…