空耳の森 (ミステリ・フロンティア)

著者 : 七河迦南

• 東京創元社 (2012年10月31日発売)

感想・レビュー・書評

[cpopoさんの感想 · 2012年12月4日]

七海学園に繋がる短編集。
実は、色々繋がってるっていうのは上手いと思う。
でも、忘れちゃってるんだもん。前のを読み返してから読めばよかったぁ。

[ganapeeさんの感想 · 2012年12月1日]

叙述トリックを使った変わった読み味の短編集。
最後の短編（表題作）で、多くの登場人物が一つにつながるのがちょっと意外。楽しくはあったけど、こうする必要はあったのだろうか？むしろリコとカイエの話をもっと読みたかった。

[まるちゃんさんの感想 · 2012年11月28日]

最初は「七つの海…」のシリーズじゃない短編集なんだ。と思ったけど、やはり最後にすべての短編がひとつの繋がりになっていて、シリーズだと判明。(発音されない文字くらいから、オヤ？と思ったけど) とても気になる終りかたなので続編早く出て欲しい。

[笹樹さんの感想 · 2012年11月23日]

うまいなぁ、と思うのである。短編集ではあるけれど、あちこち繋がっているよなぁ。きっちりと七海学園に繋がってゆく。すごい。テイストは同じではないのだけれどひとつ世界の出来事なんだなぁ。あぁ、しかしいろいろ繋がっていてメモなしにはうまくつながっているのかあいまい。
発音されない文字、だけ読んだような気がするのだよな。何でだろ。

[ゆいさんの感想 · 2012年11月22日]

短編9編。前2作に比べるとずいぶん拙い短編集だなぁと思いつつ読み進めば…。必ず前2作を読んだ上でお召し上がり下さい。満腹とはいきますまいが、小腹の空いた足しくらいにはなりましょう。

[kinaeさんの感想 · 2012年11月19日]

いろいろな人が語る短篇集
…かと思いながら読み進んでいくと
連作集で
ラストにはあのお話に通じたのか、と

ｷﾞﾘｷﾞﾘの所で足掻き幾らかでも明るい道を探っていく少年少女、幾ばくかの光を示す周囲の人
人の絆に救われる気持ちになりました

[hmurogaさんの感想 · 2012年11月14日]

2012/11/14読了

[no73mさんの感想 · 2012年11月3日]

七河迦南、初の短篇集。多様な文体やモチーフを駆使したバラエティに富んだ9篇を収録。それぞれに凝らされた技巧やネタの見せ方の巧みさが素晴らしい。その構図の反転っぷりの見事さは短編ならではの切れ味。
野暮を承知でツッコミをひとつ。アンナプルナはアルプスじゃなくてヒマラヤだよ。