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- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488104436
感想・レビュー・書評
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推理小説の古典中の古典。
コナン・ドイル、アガサ・クリスティと日本での推理小説愛好者は英国ミステリが好きなように見えるが、所謂(本格」ミステリというものの典型はアメリカのエラリー・クイーン だと思う。その代表作の新訳版。
皆から嫌われていた男が、彼の結婚を祝うパーティに向かう途中、雨のニューヨークの満員の路面電車内で毒殺される。
犯行に使われた凶器はニコチンが塗られた何十本という針が針山のように刺さったコルク玉。犯人はこれを被害者のポケットに忍び込ませたのだ。
被害者が乗車したあと、列車に乗った者もおりた者もいない。
そして、第二、第三の被害者が現れる。
探偵役は往年のシェイクスピア俳優であり、今は聴覚を失い引退した名優 ドルリー・レーン。
この作品はX、Y、Z、そしてレーン最後の事件と続く四部作。Yが最も評価が高いとされるが、個人的にはXが好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2019/04/30読了