Xの悲劇【新訳版】 (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488104436

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  • 推理小説の古典中の古典。
    コナン・ドイル、アガサ・クリスティと日本での推理小説愛好者は英国ミステリが好きなように見えるが、所謂(本格」ミステリというものの典型はアメリカのエラリー・クイーン だと思う。その代表作の新訳版。
    皆から嫌われていた男が、彼の結婚を祝うパーティに向かう途中、雨のニューヨークの満員の路面電車内で毒殺される。
    犯行に使われた凶器はニコチンが塗られた何十本という針が針山のように刺さったコルク玉。犯人はこれを被害者のポケットに忍び込ませたのだ。
    被害者が乗車したあと、列車に乗った者もおりた者もいない。
    そして、第二、第三の被害者が現れる。
    探偵役は往年のシェイクスピア俳優であり、今は聴覚を失い引退した名優 ドルリー・レーン。

    この作品はX、Y、Z、そしてレーン最後の事件と続く四部作。Yが最も評価が高いとされるが、個人的にはXが好き。

  • 2019/04/30読了

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著者プロフィール

エラリー・クイーン。フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの合作ペンネーム。従兄弟同士で、ともにニューヨーク、ブルックリン生まれ。1929年『ローマ帽子の謎』で作家としてデビュー。ラジオドラマの脚本家やアンソロジストとしても活躍。主な代表作に『ギリシア館の謎(32)、『エジプト十字架の謎』(32)の〈国名シリーズ〉や、『Xの悲劇』(32)に始まる〈レーン四部作〉などがある。また編集者として「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」を編集、刊行した。

「2021年 『消える魔術師の冒険 聴取者への挑戦Ⅳ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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