ブラウン神父の秘密 (創元推理文庫 110-4)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488110048

感想・レビュー・書評

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  • 短編集です。なかなか重い話が多いですが、好きな巻です。
    特に「マーン城の喪主」が好きです。初めて読んだのは何年前か…忘れられない話です。
    読むたびに、許しということの意味を、許す側と、許される側とから考えさせられます。
    最後の「フランボウの秘密」も好き。ちょっとしみじみします。

  • The Secret of Father Brown(1927年、英)
    ブラウン神父シリーズ。随所に皮肉を効かせておきながら、最後はとびきり性善説的なエピソードで締める、その演出の妙に★4つ。

  • 『ブラウン神父の秘密』
     スペインに引退したフランボウに自らの推理法について語るブラウン神父。

    『大法律家の鏡』
     殺害された判事。逮捕され裁判にかけられた容疑者。撃たれた鏡に隠された秘密。

    『顎ひげの二つある男』
     かつての泥棒の出獄。狙われた被害者たち。ムーンシャインと思われる人間たち。そして射殺されたムーンシャインの二つの顎ひげの秘密。

    『飛び魚の歌』
     体は金、目はルビーの「金魚」。持ち主が留守中に盗まれた「金魚」。アラビア風の衣装を身にまとった男の謎。

    『俳優とアリバイ』
     稽古直前に楽屋に立てこもった女優。稽古中に殺害された劇場支配人。劇場支配人の重婚疑惑。

    『ヴォードリーの失踪』
     失踪したヴォードリー卿。娘の婚約者とヴォードリー卿の関係。見つかったヴォードリー卿の死体。恐喝屋の正体は?

    『世の中で一番重い罪』
     弁護士と相続問題があるマスグレーヴ家へ赴いたブラウン神父。遺言を残した父親は息子には二度と会わないと宣言。

    『メリーの赤い月』
     盗まれたルビー。容疑者はインド人のバラモン。消えたルビーが再び現れる謎。

    『マーン城の喪主』
     変わり者のマーン城主。かつて起きた決闘事件の真相。

    『フランボウの秘密』
     物語を語り終えたブラウン神父。フランボウの秘密。

G.K.チェスタトンの作品

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