黒死荘の殺人 (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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本棚登録 : 340
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488118334

感想・レビュー・書評

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  • いやはや、一体どんな謎解きが行われるのか、全く想像がつかず、クライマックスからは一気に読んでしまいました。
    どう頑張っても外からかけられない閂、天井床壁どこを探しても見つからない抜け穴、即死に近い遺体、それなのに明らかな他殺。
    登場人物は皆どこか胡散臭く、アリバイもはっきりしているようないないような。
    そこにどっかりと現れたのが、H.M卿ことヘンリ・メリヴェール卿。悪霊の仕業としか思えないそれを一刀両断…とまではいきませんが、すっぱりと解決します。
    苦い結末でしたが、凄い本でした。

  • 再読。初読がいつだったかは思い出せないが、メイントリックは記憶している。悪名高い藤原宰太郎の推理ゲーム本という地雷を踏んでいたから。今読むとクソつまらない話が延々と続くので、眠気が襲ってきて閉口したが、不可能興味はいやはや流石はカーだなあ、と。ミスディレクションもあっぱれでした。

  • ヘンリ・メルヴェール卿シリーズの一冊目。
    曰く付きの幽霊屋敷、交霊会、血塗られた過去、密室殺人。これでもかと好きな要素満載の一冊。犯人も以外で面白かった。

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  • 推理部分の評価はミステリ初心者の私には評価できないけれど、黒死荘の不気味さの演出が本当にうまいと思う。
    霊的な感じが・・・本当に不気味。

  • 2020/03/26読了

  • いまいちストーリーに入り込めませんでした。
    同じカーでも、『ユダの窓』や『皇帝のかぎ煙草入れ』は私好みですが、『火刑法廷』やこの『黒死荘の殺人』などはどうも肌に合わないようです。

  • H・Mシリーズ

    ヘンリー・メリヴィル卿初登場。プレーグコートの持ち主ディーン・ハリディのに求められやってきたケン・ブレイク、マスターズ警部。密室となった石室内で殺害された霊媒師ダワース。凶器はかつて殺人鬼が使用したナイフ。 ナイフの傷や大量の血液の謎、暖められた部屋。第2の殺人。被害者は霊媒師の助手。消えたディーンの婚約者の弟。ダワースの妻の秘密。

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著者プロフィール

Carter Dickson (1906-1977)
本名ジョン・ディクスン・カー。エラリー・クイーン、アガサ・クリスティーらとともにパズラー黄金時代を代表する作家のひとり。アメリカ合衆国のペンシルベニア州に生まれる。1930年、カー名義の『夜歩く』で彗星のようにデビュー。怪事件の連続と複雑な話を読ませる筆力で地歩を築く。1932年にイギリスに渡り、第二次世界大戦の勃発で一時帰国するも、再び渡英、その後空襲で家を失い、1947年にアメリカに帰国した。カー、ディクスンの二つの名義を使って、アンリ・バンコラン、ギデオン・フェル博士、ヘンリー・メリヴェール卿(H・M卿)らの名探偵を主人公に、密室、人間消失、足跡のない殺人など、不可能興味満点の本格ミステリを次々に発表、「不可能犯罪の巨匠」「密室のカー」と言われた。晩年には歴史ミステリの執筆も手掛け、このジャンルの先駆者ともされる。代表作に、「密室講義」でも知られる『三つの棺』(35)、『火刑法廷』(37)、『ユダの窓』(38)、『ビロードの悪魔』(51)などがある。

「2023年 『五つの箱の死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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