- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488122058
感想・レビュー・書評
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『もう年はとれない』(著:ダニエル・フリードマン/訳:野口百合子)
いわた書店さんの「一万円選書」の1冊(8/11)
今年の3月、キャンセル待ちに当選して、届いたカルテに記入し、待ちに待った本が届きました
カルテに書いた私の希望は「小説が読みたい」
選ばれた11冊の本はどれも素晴らしく
しばらく小説を読んでいなかった私の胸のスポンジに
たくさんの感情の雨を降らしてくれました
また一万円選書をお願いしたいけど、大人気で再度は無理のよう・・・
いわた書店さんに選んで頂いた本から、自分で新たな世界を広げていきたいと思います
いわた書店さん、小説の素晴らしさをまた思い出させていただいて
ありがとうございました!
11冊の中には、テンポ良く読み進めてしまって付箋すらつけずにいたものもあります。
付箋が付いている本は付箋部分を紹介
付いていない本は備忘録としてタイトルのみご紹介します。
・最後には、一人一人がその悪魔と正面から向きあうことになると、わたしたちは知っている。
暗闇の中に一人ぼっちでいるとき、わたしたちが弱り、恐れにとらわれているときに(p158)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あんまり痛快という感じじゃなかったけど、まあ、普通に面白かった。
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一万円選書の中の一冊。
うーん、正直事件そのものについては少々物足りなかったというか、なんだそれ?というか、腑に落ちないものがありましたけど、それに勝るのがバック・シャッツ。
皮肉ばっか言ってて、こんなおじいちゃん、見てる分には楽しくていいな。
年をとったからならではの悲哀も感じさせてくれて、事件のことというよりは、そういったことの方がしみじみ来ました。
孫のテキーラはちょっと性格がつかめなかったけど。もっと冷静に物事見てる子かと思ってたら……。
ところで、なぜこの本を一万円選書で選んでくれたのか。
私が「早くおばあちゃんになりたい」って書いたからか、それともミステリ系の本を面白いって書いたからか……。 -
高齢の元刑事が孫と一緒に活躍するミステリ。
テンポよく、けっこう大きな事件が展開します。
バック・シャッツは87歳。
元メンフィス署殺人課の刑事で、荒っぽい捜査で伝説的な存在だった。
かっての戦友が死に際に言い残した言葉から、騒動に巻き込まれます。
死んだと思われていた元ナチス親衛隊の将校ジーグラーがじつは生きていて、金塊を持って逃亡したというのだ。
バックとは、浅からぬ因縁のある将校。
逃亡犯と金塊という組み合わせに、戦友の孫や牧師、調査官やイスラエルの職員など、さまざまな人物が絡んできます。
息子をなくしてるバックは、孫息子(あだ名がテキーラ)と共に、真相を探りに出かけます。
口が悪く、今も大胆なバック・シャッツ。
退職後のブランクが長すぎで、既に身体は老いて腕力がびっくりするほどなくなっていたり、時には認知症ではないかと怯えたり。
表はともかく内心では妻は最愛の存在だし、じつは情が深い様子。
バックの活躍が、ネットでジョークになったりするのが楽しい。
作者自身は孫に似たところがあるようで、バックは祖父がモデルらしい。
面白く読めました☆ -
保有状況:&購入日:42449&購入金額:1123
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一気読み!高齢化社会の今でこその87歳元殺人課刑事が主人公!何気に凄惨な死体を目の前に、老人ならではの皮肉な悪態が笑いを誘う…w 既に続編もあるらしいが、この調子だとまだまだ活躍しそう。映画化の話しも進んでいるらしいのだが、果たして誰が演じれるの!?イーストウッドでもまだ84歳だよ(-∧-;)
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ちょっと分かりずらく腑に落ちないとこもあるが興味深く楽しく読めた。
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シェトランド四重奏を読み終えてからのアメリカンミステリ。あまりの読みやすさに数時間で読了。超高齢化社会も悪くはないかもしれない。
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会社の友だちに借りて読んだんだけど、面白かった。口の悪い80幾つの元刑事の爺ちゃんと孫のコンビのミステリー。口の悪さがとても楽しい。そして家族愛に弱い。人はみな老いる。それでも人生は続く。最近ミステリー読むこと増えたな?友だちの影響かな。2巻も楽しみ。
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言うほど面白くない
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第二次世界大戦で従軍経験を持ち、かつては敏腕刑事としてならした老人が戦友の死をきっかけに事件に巻き込まれていく。ナチ親衛隊の秘匿財産や猟奇的な連続殺人は強引過ぎて滑稽にさえ思えてしまうが、衰えゆく体と認知症の陰に怯えながらも気骨を失わない主人公がとにかくクールであり、それが本著の強い魅力である。孫とのやりとりもウィットに富んでいて楽しい。
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おじいちゃんと、おじいちゃんの家族達の関係性が楽しかった。
ストーリーとか、全体の雰囲気とかは、アクが強くて馴染みがなさすぎるなぁと。この辺は好みでしょうか。私は……まあまあ。
おじいちゃんが若いころ英雄扱いされるくらいすごかったんだとか、ラストのあれこれとか、この辺はアメリカ的ヒーローものの王道展開なんだろうと思う。ここまで持ち上げなくてもいいけどなぁとは、個人的な好みで思うところ。
序盤の展開とか、キャラの行動とか、いや、そこで金塊追っかけにいくことないんじゃない……? みたいに思うところは結構あるけど、それも全部飲み込んでの、この話のカラーなんだと思う。
その辺はまあ、いいとして。
おじいちゃんのキャラクターと、後期高齢者であることをネタにした要素は、とてもとても楽しい。
銃口向けられることより、風呂場での転倒が恐ろしいとか。疑わしく見えるのは、認知症の初期症状じゃないかとか。
何だかんだいって、奥さんにベタぼれなところとか、態度はともかくとして、内心の独白ではそれを隠そうともしないところとか。
息子が早くに死んで、孫と真正面から向き合うことになるという状況設定も、主人公の年齢を強調している感じ。
ただ、孫の出番を確保するためだと思うけど、最近テクノロジーに興味がなさすぎやしませんか。こういう人なら、もっとハイテクじいちゃんになっててもいいと思うんだけど。
ナチスとかユダヤとか、アメリカご近所事情的なものはよく知らなかったので、目新しいかったけど。それはまあ、この話ではメインにはなっていない。
とにかくパック・シャッツというおじいちゃんの活躍が、とてもいとおしくて、楽しかったです。 -
アマゾンで無料で配られる、週刊文春ミステリーベスト10で取り上げられていたから読んでみた。
まあまあ。外れではない。映画化するなら、クリント・イーストウッドでは当たりすぎ。モーガン・フリーマンみたいな白人老齢男優がいればいいのだが。
下手こいて、ハリソン・フォードとかにやらせちゃあいけないよ。
でも、疑問に思う。あの犯人がズタズタ猟奇殺人にするリスクをとる意味が不明。 -
まあまあ。
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いや〜、面白いです^ ^ 87歳のヒーローなんぞ、アリエナイ!けど、いた〜(≧∇≦)もし、生き延びることができたらこんなジジイになりたいモンです^^;