猫の姫、狩りをする (妖怪の子預かります6) (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488565084

作品紹介・あらすじ

気まぐれな猫族の姫である王蜜の君が、なんと太鼓長屋の弥助のところに居候することに。弥助べったりの千弥がいい顔をするはずはなく、小妖の玉雪に至っては、大妖の気にあてられて弥助の家に近づけなくなる始末。そんななか、弥助の周辺で猫絡みのおかしな事件が頻発、おまけに仔猫を狙う不気味な女が出現するに至って、猫の守り手たる王蜜の君は放っておけず、事件の裏を探り始める。今回は猫だらけ、お江戸妖怪ファンタジイ第六弾。

感想・レビュー・書評

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  • とんでもない大妖が子供の姿になって弥助と千弥の所に転がり込んだ。

    222の日にふさわしい猫の妖を巡る物語。堪能、堪能。

  • 猫尽くしのお話し、とても楽しく読みました。美鈴や虎丸のことは残念でしたが…

  • 最後まで猫だらけ!みんな待ってた、王蜜の君回です。
    しかし、なんだかこう…猫派じゃなくても、王蜜の君には、ははあ~~ってなってしまうな…。
    自分の眷属にはとっても慈悲深い…お優しい…。

    守り猫・虎丸さんのエピソードにも、姥猫・美鈴さんの最期にも泣いてしまった…。
    そんなん、切ないやん…健気やん……。

  • 前回がほんわかしてたので、忘れてたが、この人の作品はうすら怖いんだった…。
    猫飼いとしては、ちょっとキツくて悲しい。
    久蔵、双子の娘が生まれてよかったね(爆

  • 猫の姫は凄い妖力持ち

  • 猫の姫様と猫たちの話。
    虎丸の最期には胸が痛んだ。
    人間の醜い闇が生む所業に成すすべなく犠牲になってしまった多くの猫たち。
    それを守り、眷属を害すものを断ずる王蜜の君が恰好良かった。
    弥助の膝の上でもふもふされていた可愛い王蜜の君も好き。

  • 今回はネコの巻でした

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    妖猫族の姫である王蜜の君が、太鼓長屋の弥助のところに居候することになった。弥助べったりの千弥がいい顔をするはずはなく、力の弱い玉雪に至っては、弥助の家に近づけなくなる始末。そんな中、弥助の周辺で猫絡みの事件が頻発、子猫を狙う不気味な女まで出現し、猫の守り手たる王蜜の君は放っておけず、事件の裏を探り始める。今回は猫尽くし、お江戸妖怪ファンタジー第六弾。

    令和4年2月5日

  • 猫がひどい目にあうお話は、つらい。

  • 今回は、白嵐、月夜公と並ぶ大妖 王蜜の君と猫達のお話。
    弥助の子預かり屋にやってきた王蜜の君は、猫絡みの事件に首を突っ込むのですが、これまではなんとなく優しい感じがしていた彼女ですが、自分の眷属を害する者には容赦しません。この巻で初めて王蜜の君を怖い面を見ました。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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