銀河英雄伝説〈3〉雌伏篇 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-3)

著者 :
  • 東京創元社
4.24
  • (198)
  • (145)
  • (90)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 1280
感想 : 100
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488725037

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 帝国も自由同盟もどっちもどっちだよなー、な展開が続く第3巻。
    面白いんだけど、ナゼかどの陣営にも、人にも肩入れできないまま進んでます。

  • アニメをすべて観たうえでどうしても小説が読みたく
    なったので、入手しました。

    あらすじは、あまりにも有名なので割愛します。

    このシリーズを読み出してまず思ったことは・・・

    登場人物の台詞が自分の頭の中で、アニメの
    声優の声に置き換わっているということ。

    さらに読み進めていくと、細かな描写や事件に差異が
    あるものの、ほぼアニメと同じ(正確にはアニメが小説と同じなんですが・・・。)

    ここまで、忠実に再現された映像ものって珍しい。
    (私が観た中なので、忠実に再現されたアニメ・ドラマは多いかも知れませんが・・・。)

    忠実に再現されたアニメだとしても、やはり、描ききれていない部分ってのもあって、
    小説を読み終えると、腑に落ちなかった部分が補完されて、非常にすっきりしました。

    それにしても、映像化したスタッフの執念を感じました。
    よほどこの小説にほれていたんだろうなぁ~。

    惚れ込むほどの仕事をしてみたいものです。

  •  怒涛の様な前巻に比べて、この巻は動きが少ないなと思ったけど、後半はまた凄い事に。
     要塞対要塞の話は面白くはあったけど、なくてもいいエピソードだった気もする。何だかケンプの扱いが可哀想。
     と、前回も思って、今回も思ったので、色々考えてみて、これは後々のロイエンタールの為に用意されたエピソードだったのかなぁと。考え過ぎかな。
     何れにしてもケンプはお気の毒な役回りだなぁ。

     それにしても、同盟の政治家や軍幹部どものムカつく事といったらない。
     帝国側もまぁ酷いもんだけど、何かこっちは英雄譚とか、それこそ歴史の教科書を読んでるような感覚で、落ち着いて読んでいられるけど、同盟の方は、今まさに自分が属している国家の腐敗を見ているようで、どうにも腹が立って仕方無い。

  • 第三巻。イゼルローン要塞とガイエスブルク要塞の巨砲対決。ここら辺で同盟のキャラが描かれてきて、段々と自分を同盟好きにしていくw

    同盟の政府とヤンを対比することで作者の民主主義に対する考えが出てきて面白い。

    あらすじ
    貴族連合軍との内乱に勝ったラインハルトは、帝国内の実質的支配者として地歩を固めつつあった。そんなある日、ラインハルトのもとに、ヤンのいるイゼルローン要塞攻略の計画がもちこまれた。それは、貴族連合軍との決戦場となったガイエスブルグ要塞をワープによってイゼルローンの前面にまで運ぶというものであった。そしてついに、要塞対要塞の戦闘になったのだが、このときヤンは、イゼルローンを離れ、首都ハイネセンに召喚されていた。ヤンははたしてイゼルローンを守りきれるか!?好評シリーズ第三弾!

  •  ちょっと鋭さだけが目立つようになったラインハルトであるが、まあ基本的に敵役の強さだと僕は思っている。彼はこれでいいのだ。ちょっと若すぎる気がするけれど。

     ヤンは、状況が状況なだけに、ぐれてみせるあたりが美味しいのである。ただ、最後の勝ち方は、ある意味でヤンらしくない。っていうより、これに気がつか

  •  登場人物が多くて大変。いちいち登場人物表を見ましたよ。この巻は、「雌伏篇」の名のとおり、今後の伏線になるようなストーリーでした。

  • 所持しているのは、初期にカッパノベルズから出版されたもの。1989年にこの小説に出会い、色々な意味で影響を受けました。

  • ラインハルトやヤンといった1~2巻の主役級だけじゃなくサブキャラの個性が生き生きと動き出すのは、この巻からだと思います。
    最初に読んだ時は帝国のほうに魅力を感じていたのでこの間の最初のほうのエピソード譚がお気に入りでした。
    でも、今読み返してみると1番の魅力はガイエスブルグ要塞 VS イゼルローン要塞かな。

  •  おもしろいおもしろい。

  • 踏みつけにされない力を持ってしても、人のうねりから逃れることは難しい。
    心に穴が空いてしまった金髪の美しい人が気の毒です。

全100件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中芳樹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有川 浩
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×