時を歩く 書き下ろし時間SFアンソロジー (創元SF文庫)

  • 東京創元社
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本棚登録 : 120
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488739041

作品紹介・あらすじ

創元SF短編賞正賞・優秀賞(佳作)受賞者が勢揃い。〈時間編〉では松崎有理(第一回正賞)、空木春宵(第二回佳作)、高島雄哉(第五回正賞)、門田充宏(第五回正賞)、石川宗生(第七回正賞)、久永実木彦(第八回正賞)、八島游舷(第九回正賞)の七名が競演。正統派のタイムリープものから、古典落語をモチーフにした幽霊譚、VR世界での”引っ越し”騒動まで“東京創元社生まれ”の気鋭・新鋭作家たちが贈るアンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • Web東京創元社マガジン : “東京創元社生まれ”の作家13名が集結!書き下ろしSFアンソロジー『時を歩く』『宙(そら)を数える』(2019年10月29日)
    http://www.webmysteries.jp/archives/20499775.html

    時を歩く 書き下ろし時間SFアンソロジー - 東京創元社編集部 編|東京創元社
    http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488739041

  • 創元SF短編賞の受賞者によるアンソロジー。それぞれに時代も舞台も異なり、違った雰囲気を味わえる。
    久永実木彦『ぴぴぴ・ぴっぴぴ』がおもしろかった。手軽に過去を変えられるようになり、理不尽な事故や犯罪を「なかったこと」にする仕事が生まれる。仕事の成果が「なにごともなかった」という状態であることを、人はどう受け止めるのか・・・。
    SFっぽくはないと思うけど石川宗生『ABC巡礼』も、いつかこういう現象が起こりそうでおもしろい。

  • 2019年10月創元SF文庫。創元SF短編賞受賞作家達の書下ろし。東京創元社文庫創刊60周年記念の2冊同時刊行の内の時間SFアンソロジー編。松崎有理:未来への脱獄、空木春宵:終景累ヶ辻、八島遊戯:時は矢のように、石川宗生:ABC巡礼、久永実木彦:ぴぴぴ・ぴっぴぴ、高島雄設:ゴーストキャンディカテゴリー、門田充宏:Too Short Notice、の7つの短編を収録。松崎さん、八島さん、門田さんが良かった。この3つは、いずれも、余韻が多くあり、じーんときます。

  • とても楽しみだったアンソロジー

    なんだけど、苦手な古典風ありとかなんやかやで、乗り切れず断念。期待したんだけどなぁ。少し残念。

    敗因は、ふりがなが多すぎる文体かな。新語や造語が多くて、読み進める途中で引っかかってしまうから、リズムに乗れない感じ。

    久しぶりのSFだったし、テーマの良かったし、冒頭の松崎作品が良かっただけに残念。

  • どの著者も下手。言葉遊びだけで、トリックも稚拙、科学知識もいい加減。
    海外もののアンソロジーの方が100倍まし。

  • 松崎有理が圧倒的に上手い。 

  • 『時は矢のように』『Too Short Notice』が良かった。

  • 『宙を数える』と同時刊行の、東京創元社文庫創刊60周年記念アンソロジー。
    特にどちらがどちら、と考えていたわけではないのだが、読み終えてみると本書の方が好みの作品が多かった。特に空木春宵『終景累ヶ辻』は漱石の『夢十夜』を思い出した。

  • ときどき難しいなあと唸りながらも読了できて良かった。
    「未来への脱獄」「ABC巡礼」「ぴぴぴ・ぴっぴぴ」が好き。
    累ヶ淵のネタが被るのは不思議な心地になる。偶然とはいえ興味深くて、これを機にネットであらすじを調べた。

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著者プロフィール

1972年茨城県生まれ。東北大学理学部卒。2010年に「あがり」で第1回創元SF短編賞を受賞。著作に同作を収録したSF連作集『あがり』のほか、『架空論文投稿計画』『5まで数える』『イヴの末裔たちの明日』などがある。

「2022年 『シュレーディンガーの少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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