LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492533871

感想・レビュー・書評

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  • これからの生き方、働きかた。
    変化の時代

  • 人生100年時代。リタイヤしてからも先が長い。
    自分の人生設計をしっかりと行なっていかないと、老後に苦しむことになる。
    今作は、さまざまな立場の人の人生を基に、人生設計のリアルが描かれており、自分ごととして深く考えることができました。

  • エイジとステージの関係性が薄まること
    人生100年時代を前提にした本書のキーワードはこれだ。
    100年人生のポジティブな側面に注目しつつ、
    そのためには主体的に再創造(リクリエーション)、無形資産の貯蓄に目を向けなければならない。
    双曲割引(近くの将来にはせっかち、遠くの将来には辛抱強いバイアス)、マシュマロ実験(30分後の追加マシュマロ)、ゆでガエルの寓話、このあたりの戒めが印象的。

  • 時代が変わり行く中で、スキルの価値が変わっていく。パンデミックでも非接触サービスが増え、求められる人材も変わっていっている。
    私自身も環境が大きく変わり、それにより自分が持っているスキルの価値がここではゼロに近いものになってしまった。それによって、今は今後の自分の人生について考えているけど、まだ答えがでない状況で不安も募っていたのですが、「仕事を長期間中断したり、転身を重ねたりしながら、生涯を通じてさまざまなキャリアを経験する──そんなマルチステージの人生を実践すればいい。」という一文にちょっと心が救われました。
    「労働市場の変化が比較的小さかった時代には、20代で知識とスキルを身につけ、その後は知識とスキルへの本格的な再投資をしなくても、キャリアを生き抜けたかもしれない。しかし、労働市場が急速に変化するなかで、70代、80代まで働くようになれば、手持ちの知識に磨きをかけるだけでは最後まで生産性を保てない。時間を取って、学び直しとスキルの再習得に投資する必要がある」とあるように、もう一度学びの時間にするタイミングなのかなと思ったりもしました。

    アラフォーど真ん中になり、生活環境もガラリと変わり改めて人生について考えている今にぴったりの一冊でした。

  • 面白かった。これからの人生、どんな生き方をしたいか、常に考えながら読み進める本。

  • 量が重い。一気読みが出来ないため、一部内容を忘れた。

    キャリアの進め方が変わる
    お金だけでなく、無形資産の計画も立てるべき
    複数回読み返す価値はある。

  • 私がおばあさんになるころ、寿命は多分100歳超えてるよ。これまで60代定年→70代寿命、で回ってた社会は崩れるよ、の警鐘本。
    80代までバイトでも働き続けるか、早いうちに自分のビジネスを見つけるかしないと退職金だけではとても生きていけない世の中だよ、もう親の背中そっくりに生きられない時代だよ、とデータを用いて解説くださっています。

  • 自分たちが生きるのは3ステージじゃない時代だってことが知れただけでめちゃくちゃに収穫。
    夫婦で、育児が忙しい時期であれば、一方がキャリア形成したい時期にはもう一方は育児を補完する、一段落したらその役割を交代するという考え方は参考になった。

  • 著者の言う通り、現状の世の中に苛立っている。
    子供たちの世代のためにも変えていかなければ。

  • 100年ライフを生きる時代にどのような変化が起きるかが書かれている。最も重要なのはお金の問題。その他には人生設計と時間の使い方を根本から見直す必要性。そうすることで、長寿を厄災から恩恵にできる。


    内容
    メディア掲載レビューほか
    寿命100年時代、あなたはどう生きますか? 新しい人生戦略を提示した『LIFE SHIFT』が14万部のヒット

    過去200年間、人の平均寿命は伸び続けてきた。そこから導かれる予測によれば、2107年には主な先進国では半数以上が100歳よりも長生きするのだという。すると、80歳程度の平均寿命を前提に〈教育〉〈仕事〉〈引退〉の3段階で考えられてきたライフコースは抜本的に考え直されなければならない。そんな難題に英国の経営学者と経済学者のコンビが正面から向き合った本が、ハードな内容をものともせず、ベストセラー街道を邁進中だ。

    「100年ライフの時代には、長い老後のためにお金を蓄えることも当然必要です。しかしそれだけではなく、変化し続ける環境に対応するためには、ライフ(人生)とワーク(仕事)のバランスが重要なんです」(担当編集者の佐藤朋保さん)

    たとえば、機械化やAIの進歩を受けて雇用はどう変わるのか。予測しづらい変化に対処するための人的ネットワークをいかに構築するべきか。健康にはどう留意すべきか……などなど。本書が示す新たな問題の切り口は、極めて多彩だ。

    「弊社のウェブメディアでは、著名人や有識者の方に、100年ライフと日本人の新しい生き方を示してもらっています。各地での読書会やSNSでの反響からも、みなさんが『自分ごと』として本書の内容を受け止め、考えた様子が伝わってきますね」(佐藤さん)

    老若男女問わず、人生の岐路に立つ人すべてに、考えるヒントをくれる1冊だ。

    評者:前田 久

    (週刊文春 2017.06.01号掲載)

    内容(「BOOK」データベースより)
    お金偏重の人生を、根底から変える。成長至上の次に来る、新しい生き方。
    著者について
    【著者】
    リンダ グラットン(リンダ グラットン)
    ロンドン・ビジネススクール教授
    人材論、組織論の世界的権威。

    2年に1度発表される世界で最も権威ある経営思想家ランキング「Thinkers50」では2003年以降、毎回ランキング入りを果たしている。2013年のランキングでは、「イノベーションのジレンマ」のクリステンセン、「ブルー・オーシャン戦略」のチャン・キム&モボルニュ、「リバース・イノベーション」のゴビンダラジャン、競争戦略論の大家マイケル・ポーターらに次いで12位にランクインした。

    組織のイノベーションを促進する「Hot Spots Movement」の創始者であり、85を超える企業と500人のエグゼクティブが参加する「働き方の未来コンソーシアム」を率いる。

    邦訳された『ワーク・シフト』(2013年ビジネス書大賞受賞)、『未来企業』のほか、Living Strategy, Hot Spots, Glowなどの著作があり、15を超える言語に翻訳されている。

    アンドリュー スコット(アンドリュー スコット)
    ロンドン・ビジネススクール教授
    ロンドン・ビジネススクール経済学教授、前副学長。オックスフォード大学を構成するオール・ソウルズカレッジのフェローであり、かつ欧州の主要な研究機関であるCEPRのフェローも務める。2005年より、モーリシャス大統領の経済アドバイザー。財政政策、債務マネジメント、金融政策、資産市場とリスクシェアリング、開放経済、動学モデルなど、マクロ経済に主要な関心を持つ。

    【訳者】
    池村 千秋(イケムラ チアキ)
    翻訳家
    翻訳者。リンダ・グラットンの前作『ワーク・シフト』のほか、ミンツバーグ『私たちはどこまで資本主義に従うのか』『MBAが会社を滅ぼす』、モレッティ『年収は「住むところ」で決まる』、キーガンほか『なぜ人と組織は変われないのか』、ピンク『フリーエージェント社会の到来』、コーエン『大停滞』など、ビジネス・経済書の翻訳を数多く手がける。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    グラットン,リンダ
    ロンドン・ビジネススクール教授。人材論、組織論の世界的権威。リバプール大学にて心理学の博士号を取得。ブリティッシュ・エアウェイズのチーフ・サイコロジスト、PAコンサルティンググループのダイレクターなどを経て現職。組織のイノベーションを促進する「Hot Spots Movement」の創始者であり、85を超える企業と500人のエグゼクティブが参加する「働き方の未来コンソーシアム」を率いる

    スコット,アンドリュー
    ロンドン・ビジネススクール経済学教授、前副学長。オックスフォード大学を構成するオール・ソウルズカレッジのフェローであり、かつ欧州の主要な研究機関であるCEPR(Centre for Economic Policy Research)のフェローも務める。2005年より、モーリシャス大統領の経済アドバイザー。財務政策、債務マネジメント、金融政策、資産市場とリスクシェアリング、開放経済、動学モデルなど、マクロ経済に主要な関心を持つ

    池村/千秋
    翻訳者。ビジネス・経済書の翻訳を数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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著者プロフィール

リンダ・グラットン
ロンドン・ビジネス・スクール経営学教授。世界経済フォーラムの「新しい教育と仕事のアジェンダに関する評議会」責任者。世界で最も権威ある経営思想家ランキングであるThinkers50のトップ15にランクイン。「人生100年時代」の提唱者として2018年には「人生100年時代構想会議」のメンバーに任命された。


「2022年 『まんがでわかる LIFE SHIFT 2(ライフ・シフト2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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