- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492534434
感想・レビュー・書評
-
直近ニュースのパナソニック週休3日の話もそうですが、この本の中に書かれていたことと、私がアラフィフを見据えて生き行動していることは大体一致していたのでそう言う点では答え合わせが出来た感あるも、発見は特になかった。https://note.com/ruly_yasuka/n/n8d463f697710
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
テクノロジーの発展と長寿化によりすべての人がかつての3ステージの人生設計から脱してマルチステージの人生戦略を描く必要があるという、前作同胞の主張であったが、改めて読むとやはり説得力があった。
高齢化が社会問題とされているが、実際に「支えられる側」が増えることが問題なのではなく、働けるのに支えられる側に強制退去させるような社会制度を変えないといけないという、社会に対する訴えに強く納得した。暦年齢ではなく余命に着目した死生学的年齢で見ればむしろ現代の先進国も「若返っている」こと、年齢のインフレを考慮すると高齢者の対生産年齢人口比率も低下していること、など、勇気付けられる内容で、高齢者は学習意欲も能力も低いという固定観念が当てはまらないことを強調するなど、高齢者への強烈なエールが放たれていると感じた。
そして、個人としては、もはや典型的なモデルケースは明示されない中で、人生のどの段階でも慣性で動くのではなく、常に学習し変化し、スキルや知識の複利効果も意識しながら頻繁な移行期を計画的かつ果敢にこなしていくべきだということ。 -
人生100年時代においては、多くの移行を経験することになる。そうした時代では以下の5つの行動が重要になる
①先手を打つ
②将来を見据える
③ありうる自己像を意識する
④可変性と再帰性を意識する
現在の自分の行動が将来の自分に返ってくる
⑤移行を受け入れる -
人生の資源をどう使っていくかを考えるきっかけになる本だと思う。前著のライフシフトよりもばらばらとしたような構成で読みにくく、あらゆる研究論文をかき集めた印象の本になっている。生まれた国、家族構成、教育、健康、お金、キャリア形成、幸福、そして各々が死ぬまでに残された時間について総合的に書かれている。(健康寿命と寿命は生まれた国に大きく関係する)
日本ではこのような論文をうまく編集する作業は、橘玲さんが著書で行っているし、そちらのほうが読みやすいと思う。 -
WORK SHIFT、LIFE SHIFTと回を重ねるごとに衝撃が薄くなってきている。WORK SHIFTで論じられていた未来の働き方にはワクワクしたが、LIFE SHIFT以降は将来への危機感を煽るような記述も目につき、振り落とされないための自己研鑽を強いられているように思えてしまう。内容的にも前作とさほど変わらないため、これらを読んでいる場合には期待外れに終わるかも。
-
新しい論点はなかった
-
学習し変化する気持ちを持ち続けること。それだけが人生100年時代を生き抜く鍵だ
-
『「神経可塑性」…脳は柔軟な筋肉のようなもので、適切に訓練し、正しく用いれば、一旦失われた能力も取り戻せる」(本文抜粋)
一番心にささった部分。学ぶことの楽しさに気付いた時がスタートだと思う。「年をとって記憶力が落ちた」のかもしれないけれど、それを言い訳にしてやらないのは、実にもったいない。言い訳してやらない人にはなりたくないなあ。
未来の「ありうる自己像」を書き出し、そこに至るまでの選択肢や時間配分を考える作業って楽しそう。
「漠然と目の前のタスクをこなしているうちに年をとってしまった」「あの時やっておけばよかったなあ」と後悔も多い私だが、今からでも遅くないと思える本だった。これからの人生で一番若いのは、今なのだから、もっと意図的、計画的に人生をコントロールしていきたいと思う。 -
日本のデータが極端に少なく、著者の意見を鵜呑みにするわけにはいかない。それぞれの世代を尊重し、様々な生き方を受容することが大切ではないか。
-
人生が100年続き職業年齢も長くなる前提で生き残るのは学び続ける者。思考と行動を変えようとしない人は、様変わりした世界、大きく変貌を遂げつつある世界に対応する準備ができない。
・先手を打つ
・将来を見据える
・「ありうる自己像」を意識する
・可変性と再帰性を意識する
・移行を受け入れる
今、考え行動しないといけない。