プロの課題設定力

著者 :
  • 東洋経済新報社
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492556528

感想・レビュー・書評

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  • 私にとって、そんなに目新しいものは無かった。
    よく見ると、2009年の本だった。
    課題設定って普遍的なことのようで、 
    それなりに流行り廃りがあるのかもしれない。
    復習にはなりましたが。

  • コンサルティング業務の進め方をわかりやすくまとめている印象。
    クライアントが納得するプロジェクトゴールを設定することを「課題設定力」と称し、情報収集から提案ストーリーの構成まで、一通りの流れに沿ってレクチャーをしてくれる。
    コンサルタント以外のビジネスマンにおいても、部分的には参考になる箇所があるように感じた。

  • 学んだことメモ
    ・まずは課題設定が適切か疑う。
    ・2つ上の視座にたち課題の真意を捉える。
    ・タイプ毎にアプローチを変える。
    ・ロジカルシンキングとラテラルシンキングの合わせ技
    ・課題設定フォーマット: ①現状とあるべき姿、②目的とゴール、③アプローチ、④スケジュール、⑤体制、⑥リスクと前提条件

  • - [ ] 「どれだけ仕事で成果を出せるか」は、周囲の人々の期待や複雑な環境から、いかに「何をすべきか」を見つけ出して構想し、実行に繋げていくか、つまり課題設定というコアスキルにかかってくると言える。
    - [ ] 本書は、暗黙知として行われている部分が多い課題設定のノウハウを体系化したもの。

    ■課題設定フォーマット
    - [ ] 課題をアクションに結びつける橋渡しとして、フォーマットに落とし込むことで、「何をやればいいのか」が明確になる。第三者に伝えて評価の対象にする。
    - [ ] 課題をアウトプットする時に、「何を」「誰が」「どうやって」の3つの要素を形にするために課題設定フォーマットを活用する。
    - [ ] 「何を」は「現状とあるべき姿」「そのギャップを埋めるために行う具体的な目標」。
    - [ ] 「誰が」は「体制・役割」。どういったチーム編成で、誰がどういう役割をするのかという人的な要素。
    - [ ] 「どうやって」はアプローチとスケジュール。最終的な「あるべき姿」にもっていくための具体的手段とスケジュール、抑えておくべきリスクや前提など、工数にあたる部分。
    - [ ] (1)現状とあるべき姿
    - [ ] (2)目的とゴール
    - [ ] (3)アプローチ(手順)
    - [ ] (4)スケジュール
    - [ ] (5)体制・役割
    - [ ] (6)リスク・前提条件

  • インプット足りない 聞く、ぶつける、計る 

    課題と目的の位置関係不明

  • 『現状をあるべき姿に持って行く為の考え方と手段が学べる1冊』です

    そもそも「問題」と「課題」の区別が出来ていない自分にはもってこいの本でした

    何に対しても疑問を持ち、あるべき姿と現状を把握して「現状からあるべき姿に行く為のその道を阻む問題は何?」の問題を発見しその問題を解決する為の打ち手である「課題を設定」する課題設定の仕方を詳しく学べました!

  • ◆課題設定
    視座
    誰がどんな目的を達成するための課題か
    視野
    どのような広がり(空間軸)と長さ(時間軸)で課題を捉えるのか
    視点
    どのように課題を切り出すのか

    視座を測るには、
    相手のポジションやバックグラウンドから
    目的と期待を想像する

    視点は
    結局なにが一番重要でやるべきなのか、の視点

    ◆インプット
    聞く、ぶつける、測るの3つをやる

    聞くときは未来志向かつ協調志向(逆は過去志向かつ中立志向)で聞く

    ぶつけるには早い段階でディスカッションペーパーをぶつける
    仮説をぶるけるパターンと、
    刺激・想起をぶつけるパターン
    (具体的な事例や極端な事例)

    ITに頼ったインプットでは3の評価しか得られない。4.5を目指すならアナログな行動が必要。

    ◆プロセス
    ロジカルシンキングと、ラテラルシンキング(水平思考)

    ロジカルシンキングは、ミーシー
    ラテラルシンキングは、前提を疑う、見方を変える、組み合わせの3つの考え方

    ロジカルシンキングでまず考えて、ラテラルで広げて、ロジカルでまとめる

    ◆アウトプット
    1.現状とあるべき姿(ニュース化で士気を上げる)
    2.目的とゴール(ゴールは3つほど)
    3.アプローチ(手順)
    4.スケジュール
    5.体制・役割(関連部署は外だしするが明記)
    6.リスク・前提条件

  • 時代が変わっても活きる考え方だと思う

  • ・視座、視野、視点
    ・期待の5段階
    など、すぐ使える知識がいくつかあった。

  • 問題解決が今の自分の課題なので、そのキーワードに引っかかったこの本を読んでみた。

    ★何に気付き、何を学んだか。
    1. 「現状」を「あるべき姿」にするための方法
    「現状」を「あるべき姿」にするためには、阻害要因を解決する正しい課題設定が必要であること。

    2. 正しい課題設定のためには、ロジカルシンキングだけではなく、ラテラルシンキングが重要
    ロジカルシンキングだけでは、ありきたりな課題設定しかできず、息詰まる場合が多い。そこで必要なのが、前提を疑い、見方を変え、組み合わせるラテラルシンキングである。課題設定のためには、ロジカルとラテラルの2つの考え方を両方使いながら取り組む必要あり。

    問題解決や改善を試みる上での入門書としては、かなり優れていると感じた。

    具体例を用いながらの説明や、深入りし過ぎない実践的な各種スキルの提示が良かった。

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著者プロフィール

清水久三子(しみず・くみこ)
お茶の水女子大学卒業。大手アパレル企業を経て1998年、プライスウォーターハウスコンサルタント(現IBM)入社。新規事業戦略立案、人材開発戦略・実行支援などのプロジェクトをリードし、企業変革戦略コンサルティングチームのリーダー、IBM研修部門リーダーなどを経て2013年独立。現在は株式会社アンドクリエイト代表取締役社長として企業研修や経営・人材育成コンサルティング事業に携わる。著書に『外資系トップコンサルの「聞く」技術』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『プロの資料作成力』『プロの課題設定力』(ともに東洋経済新報社)、『1時間の仕事を15分で終わらせる』(かんき出版)など多数がある。

「2023年 『知識とスキルを最速で稼ぎにつなげる 大人の学び直し』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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