敗者のゲーム: 金融危機を超えて

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532354398

作品紹介・あらすじ

時代の先を読む投資の金言。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で見つけた読みたかった本。
    少しだけ古いバージョンですが老後や投資で負けないためには読んでおいて損はない本です。

  • わからない用語もあったけど、、、
    まとめると、
    ミスをしないことで勝つ
    インデックスファンドがよい
    精神的に安定すること
    長期的に捉えること
    目的をはっきりさせること

  • かなり用語が難しく、最初の1冊におすすめとは言い難い。それに、非課税の話とかは全部アメリカの話だし、これの日本版があったら良いのに……。
    だけど、ウォール街のランダムウォーカーなどと基本ルールが同じだと確認できる(プロなら勝てる場合もあるって主張は少し食い違ってるけど)。何より、株が下がった時に安心するためにこの本にまた戻ってこようと思った。
    ただ、この敗者のゲームでしか得られない知識は既に無いかもしれない……。わざわざこれを読まなくても、という感じはする……。

  • 資産運用の仕方をまとめた本。投資とは市場平均以上のリターンをあげることではなく、投資家としての基本的責任を受け入れ、現実的な運用目的を達成しようとする人にとって、最適な投資を実践する事。敗者のゲームにいかにして勝つかという視点は非常に面白かった。
    毎日の経済指標に一喜一憂せず、長期視点でインデックスファンドを持ち続ける。中々難しい行動ではあるが、自分の投資経験と照らし合わせてもかなりあっていると感じた。さああとは実践あるのみ。

  • 長期投資やINDEX投資をする上で参考にられている書籍
    ページは少なく、より実践的な内容なので、
    投資を始めてから読むのがタイミングとしては良いかもしれない。
    付録は流し読みで良いです。(元々、運用機関投資向けに書かれたものが本作の目的だったようです。)

    巻末にある参考書籍は、読めるものに関しては
    翻訳されているものは、読もうと考えています。

  • 用語が少し難しいかなと感じたが、著者が言わんとすることは他の方の本で散々紹介されていたので理解できた。

    何年も前に書かれた本であるのに今なおこうして読まれてるのは不思議な感じもするが、これこそまさに著者が言ってることが当たっているからだと思わずにはいられない。

    インデックス投資をオススメしている日本人書いた易しい本があるので、そちらを読めばこれは読まなくてもいいかとは思う。読んでも損はもちろんないけれども。

  • 資産運用を始めようと考えて始めた新入社員の私に最適な教本だったと感じます。
    敗者のゲームというわかりやすい例えに、考えさせられる金言も多く、個人投資家として行き詰まった際にまた読み返したいと思える本でした。

  • 敗者のゲーム

    如何に勝ちに行くかではなく、如何に負けないかが投資では大事である、だからこそパッシブなインデックスファンドがベストな選択し。何故なら手数料が安く市場平均に落ち着くから。
    何故投資するのかに基づく運用方針を決め、マーケットのブレに惑わされず着々とやり続けるのが大事。

    ◯投資の鉄則は敗者にならないゲームをすること。
    ・勝者のゲームは得点を勝ち取るのに対し、敗者のゲームはミスにより得点を失う。
    ・敗者のゲームである投資の世界では、運用機関は市場に勝てない。手数料分考慮すると、ネガティヴサムゲーム。
    面白おかしくも無いパッシブのインデックスファンドに投資すべし

    ◯ミスターマーケット(日々の値動き)とミスターバリュー(企業収益と配当)
    ・株価は四半期に一度見れば十分、売り買い判断を年一以上していたら多すぎる

    ◯インデックスファンド
    ・運用報酬は年率0.2%以下
    ・1日ごとに見るとデタラメでも、長期で見れば予測可能なパターンに従っている
    ・最も重要な資産配分は、株式:債権=6:4(5年、8:2(10)、9:1(15年)
    ・資産運用において大事なのは収益率の管理ではなく、マーケットリスクの管理、収益率はリスク自体が生み出すもの。
    ・債権も変動するし、長期運用を考えるとインフレに弱い

    ◯運用基本方針
    ・112

    ◯株式投資のリターン計算
    ・基本的リターン: 企業収益の伸び率+配当率
    ・投機的リターン: PER(一株の価格/利益)の増減

    ◯インフレ調整後の長期平均年間収益率
    ・株式: 4.5%
    ・債権: 1.5%
    ・十年以上運用する資産は全て株式に投資
    ・2,3年以内は現金またはマネーマーケット資産

  • インデックス投資家のバイブル リーマン・ショック後の世相を反映
    投稿者 tonny_ 投稿日 2011/4/6

    「運用基本政策の堅持」「長期資産配分」の意義をお節介なまでにこんこんと説く、インデックス投資家のバイブル。とはいえ、本書で述べられている「敗者のゲーム」の概念をはじめとした資産運用に関する数々の考察は、インデックス投資家のみならず、あらゆるスタイルの投資家に重要な示唆を与えてくれること必至。「表現が回りくどい」「抽象論ばっかり」etcといった批判はあるものの、資産運用を語る上で外すことのできない「古典」としての地位は依然健在である。
    今回の第5版も基本的なメッセージは変わらないものの、リーマン・ショック後の世相を反映してか、「投資信託をどう選ぶ」「2008年の大暴落」「資産家のためのアドバイス」の3章が新たに加わるなど、随所に加筆修正が為されている。

  •  資産運用をする個人投資家はぜひ読むべき本。
     個人的には、「ウォール街のランダム・ウォーカー」よりもこちらのほうを先に読むべきだと思う。
     以下、抜粋。

     市場に勝つことを目指して敗者のゲームに参加すれば負けはほぼ見えている。
     アクティブな運用機関が勝つためには、相手がミスをしてくれて、それをタイミング良くつかむしかない。それを続けることは不可能に近い。
     投資家にとって本当に重要なことは、投資家自身の長期運用方針を作り実施するという合理的で達成可能な目標に集中すること。

     投資で成功する秘訣は、第一にミスターマーケットの仲間たちを一切無視すること、第二に長期的に最も可能性の高い運用基本方針を策定すること。実際の運用は、運用のプロセス5段階の第1段階の「自分自身の長期運用目的の確認と、その達成のため望ましいアセットミックスの策定」が最も重要。

     長期的に株価のあるべき水準を予想するのは決して難しくはないが、数ヶ月先の株価水準を正確に予想しようとするのは極めて難しいだけでなく、そのような予想をすること自体が無意味である。

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著者プロフィール

1937年生まれ。イェール大学卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールで最優秀のMBA、ニューヨーク大学でPh.D.取得。ロックフェラー基金、ドナルドソン・ラフキン・ジェンレットを経て、1972年グリニッジ・アソシエイツを設立。以後、30年にわたり代表パートナーとして、投資顧問会社や投資銀行などの経営・マーケティング戦略に関する調査、コンサルティングに腕を振るう。2001年6月代表パートナーを退任。現在、ホワイトヘッド財団理事長。この間、イェール大学財団基金投資委員会委員長、米国公認証券アナリスト協会会長、バンガード取締役などを歴任。『キャピタル』『チャールズ・エリスが選ぶ大投資家の名言』『イノベーターは死なず』『ゴールドマン・サックス(上・下)』『投資の大原則』(共著)など多数の著作がある。

「2022年 『敗者のゲーム[原著第8版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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