麗しのワルツは夏の香り (ライムブックス バ 2-2)

  • 原書房
3.31
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本棚登録 : 43
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (534ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562044467

作品紹介・あらすじ

社交界にデビューした美しきキャサリン。<br>彼女の純真な心は放蕩家ジャスパーの誘惑すらも断念させた。<br>三年後、キャサリンは偶然にジャスパーと再会し、魅惑的な提案をもちかけられるが……。<br>

感想・レビュー・書評

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  • ★2.5

    ハクスタブル家のクインテットその2

    三女のケイトと男爵ジャスパーが主人公。
    冒頭のケイトを誘惑(”完全なる性行為”)できるかという賭けが酷い。
    ジャスパーには可愛がっている異父妹がいるんだけど、もしその妹が賭けにされたらどんな気持ちなのか考えてみなよ…いくら放蕩者でもアウトでした。
    おかげで最後まで好感度上がらず。
    それでも情景描写がうまくてさすがバログ作品でした。
    前作で悪役?だったコンですが今回はいい従兄のお兄ちゃんしてましたね。

  • バクスタブル家2作目。これも淡々とした作品でした。やっぱりこの作家さんの作風なのかな。ヒロインのキャサリンはしっかりしていて芯が強いお嬢さん。かたやヒーロージャスパーは放蕩者だけど異父妹を可愛がる一面もある、実はいいお兄様…なんだけど、ジャスパーの幼少期のことや心の傷についての説明が上っ面だけで物足りなかった。そこをもう少し掘り下げたら物語に深みが増したのではと。全体としては情景描写が美しく、キャサリンとジャスパーのウィットに富んだ会話が面白かったです。最初の賭けではキャサリンだって無罪とは言えないよね…

  • 意地っ張りで、頑固者同士h/h シャーロットの素直さを分けてあげてくれ

  • 社交界に生きるのも大変だなぁ。

  • シリーズ2 三女のキャサリン・ハクスタブルと、モントフォード男爵ジャパー・フィンリーのロマンス。
    清純なキャサリンの処女を賭けにしたジャスパーだが途中で断念するのはいいが、いつまでもその結果をひきづっているのはいただけない。
    3年後に本格的なロマンスに入るが、キャサリンについても社交界の悪いうわさについてジャスパーだけを責めるわけにはいかないと言いながら、責めている態度がいただけない。
    そんなストーリー前半にはイライラするが後半は楽しめる。★3.6
    次回はやっと長女のマーガレット、真相が楽しみです。

  • ハクスタブルシリーズ2作目。
    ヒロインは、ハクスタブル家の三女、キャサリン。ヒーローは社交界では、悪名高い放蕩者のモントフォード男爵ジャスパー。

    25歳の彼が酔った勢いで了承した悪友たちとの賭けの内容は、「社交界にデビューしたばかりの若くて無垢なキャサリンを2週間以内に誘惑する。」というものでした。ジャスパーは彼女に上手く近づいたものの、純真無垢すぎる彼女に対して、罪悪感を覚え、全てを告白してしまいます。彼が仲間たちに、賭けは自分の負けだと宣言した為、彼女の貞操と評判は守られました。彼に淡い恋心を抱き始めていたキャサリンは気丈に振舞ったものの、傷ついていました。

    2人は、3年後に再会。ジャスパーは気まずい思いを抱えながらも、彼女に接近せずにはいられません。そんな時、3年前の賭けに関する噂話があっという間に、社交界に広まってしまいます。2人は注目の的となり、お互いの名誉というよりは、お互いの家族を守る為に結婚を決断しなければならない状況に追い込まれてしまいます。

    ジャスパーの何事にも「賭け」を結びつけて考えてしまうところは、おそらく悪気のないクセなのでしょうが、なんだか微妙だなぁ~と感じてしまったかな。
    ついでに、年の離れた妹を溺愛しているジャスパーって、悪くないんですけど、あなたが手を出そうとしたのは、よそのお宅の末娘ですけどねぇってツッコミを入れてやりたかった…。
    ヒロインのキャサリンは、割とヒーローに振り回されるあまり、情緒が安定していない感じがしたかな。まぁ、夢に描いていた望んで望まれて…というロマンチックな展開での結婚じゃなかったから、悲劇のヒロインチックな気分に浸ってしまうのは仕方ないのかもしれないけど…。
    結婚後、女主人として、立派に振舞っていたところは好印象。

    ヒロインのまたいとこであるコンスタンティンが前作に引き続き登場していたけれど、キャサリンとの結婚に関して、がっちり釘をさしてくれたところには惚れ惚れしてしまった。謎めいたところもあるけれど、気になるキャラです。彼がヒーローとして登場する話が早く読みたいな。

  • The Huxtable quintet二作目。
    三女キャサリン(ケイト)の話。

    姉弟達がハンプシャーへ行き、彼女ひとりがロンドンに残っていたのだが、
    丁度その頃、放蕩者達の間で彼女が賭の対象にされていた……訳で。

    ヒーローの言動があまり好きになれなかった。
    折角、最初の賭の時に、素晴らしい「止め」を見せてくれたのだから
    その後も好感持てるような言動だったら、と思ったわけです。
    最近パトニーの「放蕩者」を読んだので、余計比べる結果になっちゃったんだね。

    あと、このシリーズに限ってなのか
    ヒーローヒロイン達の自問表現「そうだろう?」の多用が煩わしい。

    もひとつ、前作ヒーロー・エリオットの妹セシリーが三年後出てこないけど
    彼女は結婚したんだろうか?

    なんにせよ、今回もコンスタンティンがイイ立場にいたね。

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