- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569690810
作品紹介・あらすじ
仕事のさまざまな場面でコミュニケーション能力は求められる。基本であるにもかかわらず、意外と難しい。相づちを打ったり、返事をしたり、目をジッと見たり、あるいは反対に目をそらしたり…。「伝える」には、「話す」「書く」そして「聞く」能力が必須。それらによって、業績が左右されることも往々にしてある。現代のビジネスパーソンに不可欠な能力といえる「伝える力」をどうやって磨き、高めていったらよいのか。その極意を紹介する。
感想・レビュー・書評
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池上彰さんの本は初めて読みました!
「池上さんの説明はわかりやすいなー」と思いながら、彼の出演しているテレビをよく見ていた時期がありました。
そんなわけでこの本は期待して読んだのですが、やっぱりわかりやすいし読みやすかったです。
もう何年も前の本なのに今でも使える知識ばかりでした。
とくに「書く」ことに関する「伝える力」を知りたいと思いながら読みました。
上阪徹さんの著書でも書いていたようなことがたくさんでびっくり。
・難しい言葉を使わない
・推敲の仕方
・読むことで書く力を育てる
・とにかく書いてみる
などなど…
このように書評を書くことでもまた絶賛実行中なわけです!
「話す力」についてもおもしろかった。
なんでもない話をするとき、重要な話をするとき、元々興味を持ってくれている人に話をするとき、そうでないとき
当たり前ですが、状況に合わせた「伝える力」がい必要なんだなと強く感じました。
2も是非読んでみたいです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「話す」も「聞く」も「書く」のも、謙虚な姿勢を持つことが本当に肝要。なぜなら「もう1人の自分」が見返していることと同義だから。
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自信家は成長しない。
無駄な自信を持って、指摘を受け入れないことは愚かだ。社会人2年目でこの思考に確かに痛感しました。もっと自分のやり方に指摘してもらうコミニケーションをとる -
7年前に出版された本なのですが現在AMAZONのプレゼンテーションの第一位。他のビジネス系でも上位です。
40代以下のビジネスパーソンを想定して書いたそうです。
いろいろためになったけど、自分を励ます意味で、ここのところをうつしておきます。
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まず「自分は何も知らない」ことを知り、他者から謙虚に学ぶことです。この姿勢さえ持ち続けていれば、コミュニケーション能力は確実に向上していきます。
特に若いときは、相手を怒らせたり、傷つけたり、誤解を与えたり……といった失敗を何度もするでしょう。でもそのときに、自分の殻に閉じこもることなく、へこたれることなく、心を開き続けて、コミュニケーションをとり続けてほしいのです。そうすることで、「伝える力」はきっとどんどん伸びていくことでしょう。
また、若い人は特に、今のうちに「大いに恥をかく」ことです。
二十代の若手ビジネスパーソンはもちろん、場合によっては、三十代、四十代の中堅であっても、恥をかくことを恐れずに、わからないことは教えを請う気持ちで仕事に取り組むべきです。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と言いますが、その通りですね。謙虚に教えを請うことで、新たな知識を吸収することができる上に、こうした人の好感度は間違いなくアップします。
ただし、なんでもかんでも人から聞こうとする態度は禁物。これでは煙たがられるのがオチです。
当然、自分でできる努力は最大限した上で、わからないことは素直に聞いて教えを請うという姿勢こそが大切です。
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さらに、「使わないほうがよいこの言葉や文字」もメモさせてください。
・そして/それから
・順接の「が」
・ところで/さて
・いずれにしても
・絵文字の類
池上さん、ありがとうございました。 -
妻が読み終わりテーブルに置いてあったので借りて読んでみました。元NHK職員で以前に「週刊こどもニュース」の解説者をやっていたので記憶にあります。
本の中で述べられているように、こどもニュースは、普通の大人のニュースと違って、スタジオにきている子供に解説するので、いわゆる「ごまかし」が通用しないので、大変に苦労されたようです。苦労とは、本質を理解するための勉強ということのようですが。
ビジネスマンには、話す・書く・聞く、という三拍子そろったバランスの良い能力を持つことが求められていて、それが見通しの立たないこれからの「保険」かもしれません。お金を払って解決できる保険ではなく、自分の努力や時間を投資する「保険」にも注意を払わないといけませんね。
個人的には、7章(表現力をアップするために忌避すべきフレーズ)、8章(アウトプットのために如何にインプットを上手にするか)が役に立ちました。
また、池上さんの命名である、ゆるやかな演繹法:基本は演繹法だが、状況によって帰納法を取り入れる(p113)は、普段思っていることだったので、それを見て嬉しく思いました。
以下は気になったポイントです。
・意味の分からないまま読んだり話したりすると、それを聞いている相手も意味が分からない(p19)
・明らかに言えることは、よけいなプライドを持っている人は「そこまで」の人、意味のないプライドは成長できるチャンスを逃す(p36)
・コミュニケーション力を増すには、自分は何も知らないことを知り、他者から謙虚に学ぶこと(p37)
・自分の話ばかりする人は、会社勤めをしていなかったり、その経験が無い等、社会性に欠けていることを意味する(p43)
・会議で発表したり、取引先に新製品をプレゼンするときには、聞き手がどこで反応するか、注意しておくこと(p44)
・相手の「へぇー」を増やすには、自分自身がそうなること(p45)
・自慢話ではなく、率直に自分の失敗を語れることにより好感度がアップする(p53)
・愛情がないと、強いことやキツイことを言うと相手を傷つける(p70)
・法律に違反していなくても日本では許されないことがあるのは、なんとなくけしからんと思った行為や人は糾弾されるのが日本なので(p77)
・愛される人は、たとえ血のにじむような努力をした結果の成功であっても、「皆様のおかげです」と謙虚な姿勢や雰囲気を持っていること(p80)
・叱る時の大原則は「一対一」(p83)
・一言謝られることで、なんとなく納得して許してしまうのが、日本的であり日本人の感性(p93)
・正しくないかどうかよりも、「今、何を言うべきか」を判断する能力は、ビジネスパーソンに求められる資質(p94)
・苦情をいうときの基本は、なるべく穏やかに、落ち着いて、普通の声音で話す(p99)
・これはと思うレポートを写してみる、これにより学べることは多い(p108)
・下調べをすることで、フォーマットを決められる、その手順に当てはめる
ための「素材」を探すのが現地調査(p109)
・緩やかな演繹法とは、基本的には演繹法だが、状況によっては帰納法を取り入れる(p113)
・文章を書いたら、まずプリントアウトにより客観化できるようにして、さらに、1週間程「ねかせる」のが良い(p127)
・日記でも備忘録でもなく、ブログに自分の考えを書いてアップすることで、他者の目に触れられる機会を多くすると、文章力などの「伝える力」が徐々に向上する(p136)
・専門性のあるカタカナ語は、原則として部外は社外の人には使うべきではない(p145)
・文章の論理がしっかりしていれば、無駄な接続詞は不要、そして・それから、順接の「が」、ところで・さて、いずれにしても、絵文字が代表例(p183)
・スケジュールは公私ともに一冊で管理した方が、ダブルブッキングが避けられる(p197)
2013年6月30日作成 -
著者はお馴染みの池上 彰氏。テレビ同様分かりやすく書かれており、相手に合わせて伝え話すことが重要。
特に良かったのは小説を勧めていた点。相手に何かを伝えるには、イメージを持ってもらうこと。その伝え方を学ぶには小説。例えば川端康成の『雪国』の冒頭部分など。
その他のメリットとして考え方や倫理観、語彙力など。
アウトプットするにはインプットが必要。小説の利点はイメージを膨らませられること。
・・・じゃあ最近読んだ中で目に浮かぶのは・・森見登美彦氏の『夜は短し歩けよ乙女』か!!・・ -
さらっとすぐ読めます。1時間弱くらい。個人的にいろいろあったタイミングなので、何度か救われる思いがしたり。
これ1冊でエッセンスが全部、とはいきませんね。伝える力の例示としては多く具体的に書かれていてよいのですが、鍛え方、日々の実践方法をもっと導いて貰わないと多分力は向上しない気がします。伝える力って、要るなぁー、ってなります。まぁ読む前からそう思ってたから読んだんだけど。
まぁ、ダイジェスト版というか、導入編という感じでしょうか。 -
アウトプット(書く行為や話す行為)を上達させるには、インプットが必要。インプットとは読む行為。
池上氏は、イメージを膨らます小説を薦めています。 -
100万部売れるだけの充実した内容です。3つの袋の話は初めて知ったので使わせて貰うかも知れません。簡単に読めるので一度は読むべき本。
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この本は売れてるんだ。ブクログ見るまで知らなかった。通りすがりの古本屋で安かったので買って読みました。
内容は、とても基本的なことが書かれている。
基本に忠実にやり続けることは大切だと思う。実践が大事だと思うので、具体的な取り掛かり方が書かれているのは良いと思った。
お勧め本が「小説」とは意外。社説とか新書とか言われるかと思っていた。小説はここ最近ぜんぜん読んでなかったし、何か読んでみようと思う。