会計天国

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569709178

感想・レビュー・書評

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  • 小説スタイルを取った会計入門書かと思いきや、小説としてもなかなか読ませるところがあり、楽しめました。,また、事例も基本を踏まえつつ実践的なものが多く興味深かったです。,・法人税の節税を上手く利用した資金繰り。,・粉飾決済のチェック項目の順位付けとその実態方法。,,こういう、経済ネタのエンターテイメントな小説、ドラマなどがどんどん出てきて欲しいところです。,,しかし、著者(2人の共著)は、間違いなくガノタ(ファースト)ですねw。,間違いないです。

  • いくつか具体的なケースが出てきて、それぞれのケースで必要な決算書の読み方などを学べるので、かなり分かりやすかったです。
    ただ単に知識を詰め込んだだけという訳でもなく、小説としてもなかなか面白いと思いました。決算書を元に問題を解決に導いていく、という感じでしょうか。

  • 160813 中央図書館
    キャッシュの大切さ、粉飾決算の見破り方、損益分岐点、管理会計、事業ポートフォリオなど盛りだくさん。

  • 財務諸表を具体的に理解できるように、主人公をゴースト的ポジションに起き、5つのショートストーリーを現実に起こりそうな事例と合わせて、面白く且つ分かりやすく紹介している。

    本当に読み易かった。その中でも仕事はOJTだけでなく、時間を有効活用した独自の勉強が必要だと。つまりは大学受験は勉強だけが必要だったが、社会人には両方が大事だよと教えてくれる。

    また、部門長の役目は利益を上げること。唯、人のせいにして、文句を言うことを仕事だと勘違いしている方は論外で、要は現状の数値を把握しながら部下のやる気をどう出させるか第三者の目を持って対応することが重要だと。

    今の上司に聞かせてやりたい!(笑)

  • 数学が苦手な自分でも1日で読み切れました。
    「サラリーマンはそれぞれの立場で知らなければならないことが変わる。部長になったら決算書はわからんといかん」・・・。

  • 会計系コンサルタントが車事故を起こして死亡、天使が現れ「他の5人の人を幸せに出来れば生き返らせる」と言う条件を付けられ、会計の知識で人を救いつつ、話を読むことで会計の勉強になる本。なるほど「会計天国」

    5つの課題
    ・なぜ儲かっていると言われる会社が倒産するのか
    ・価格競争に陥ったら
    ・粉飾決済からの再生
    ・部長、課長が同期との競争に勝方法
    ・戦略が変われば組織も変わる

    部長になったら、会計の知識を!など普段数字と関係ない、遠ざかっている人でも為になる一冊。話も面白いし。会計の知識が必要になったら改めて読みたいな。

    【学】
    新規事業を始めるときは
    1.新規事業を行う目的をハッキリさせる
    2.無理のない計画を立てる
    3.撤退のルールを明確にする

    会社を再生させるには
    1.節税のテクニックを使って、会社が使えるお金を増やす
    2.会計のテクニックを使って、決算書の利益を増やす
    3.ビジネスモデルを変えることで、現実の売り上げと利益を増やす

  • 小説としての面白さと会計のノウハウがつまった本。ただ、会計に関しては初心者には厳しいかもしれない。
    1 見方: 儲かっていても倒産する。
    2 価格競争になったら必ずやること: 固定費・変動費の割合の重要性。
    ①新規事業を行う目的
    ②無理の無い目標
    ③撤退のルール
    3 キャッシュフローの種類。
    節税のテクニックで会社が使えるお金を増やす。
    会計のテクニックで決算書の利益を増やす。
    ビジネスモデルを変えて現実の売上と利益を増やす。この3つが会社再生の方法。
    4 売上を伸ばすことと利益を稼ぐことは違う。
    部署は会社の固定費を回収するために貢献する。
    会社は責任を押し付け合う場所ではない。社員が協力し合って、売上を上げて利益を稼ぎ、その中から給料を分け合う組織体。その給料により、社員やその家族が幸せに暮らせる、これを目標にすべき。だからこそ、世界中で会社という制度は繁栄してきたし、これからも存在できる。責任を取らせる人を探す組織体で、不幸な人を増やすだけの存在なら、もうこの制度はなくなっている。
    儲かってから経費が使えるわけじゃない。経費を先に使うからこそ、売上が上がって儲かる。つまり先行投資。
    5 会社の戦略が変われば、組織も当然変わる。
    リスクを小さくできる方法を考えてから多角化すべき。
    事業拡大の際はこの3つ。
    ①同じ業種に事業拡大、規模の経済性が発生して利益を大きくする。
    ②川上、川下に事業拡大、コスト削減やお客のニーズに応える。
    ③多角化経営することで、将来の会社全体のリスクを小さくする。
    もし、粗利益が小、成長力が小なら線を引き、そこより下なら挽回不可。撤退しかない。責任はトップが取る。
    やり遂げるという強い意志が必要。

  • 会計で重要なことは?

    →すべての会社が変動費が小さいビジネスを目指さなくてはいけない
    短期的に変更可能な経費は、変動費、管理可能固定費

  • 楽しくお勉強の初級編。

    ★3.5
    素人向けとしては4点
    知識のある人には3点

    死にかけの経営コンサルタントが、天国に行く前に生き返るチャンスを与えられる。
    その条件とは、五人を幸せにすること。
    主人公は会計やコンサルの経験を活かして、五人を幸せにし、生き返ることはできるのか?

    という、ストーリー仕立ての会計小説。

    会計、経営要素:3
    ストーリー:7
    って感じでしょうか。

    はじめは文章下手だな〜と思いつつも、だんだん面白くなってきて、最後は結構満足しました。

    正直、会計の勉強にはなりませんが、企業経営と会計は密接に絡んでいるということはよくわかります。

    実は経理以外の人が知っておくべき知識なんて、この程度でいいのかもしれませんね。

    難点は、5つの話に分かれているので、一つ一つが短くて、浅い感じがすることかな?

    ただ、その分ライトで読みやすいので、楽しくお勉強のはじめの一歩としては、なかなか良いと思いますよ。

    本格的な会計・経営小説を読みたい人には勧めません。

    まぁまぁオススメ。

  • 分かりやすい。

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