あなたのゼイ肉、落とします

著者 :
  • 双葉社
3.81
  • (72)
  • (192)
  • (119)
  • (12)
  • (2)
本棚登録 : 1066
感想 : 159
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575239928

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2017 11/30

  • 人生、片づけますの十萬里さんの妹、小萬里さんの登場です。
    一概に「太ってる」とは言ってもいろんなパターンの人がいるもので、没落華族あり、記憶を失ってミステリーっぽいものありと、楽しめました。

    でもちょっと、みんなが小萬里さんを「若くてスラッとした女性に違いない」風の勘違いをするところや、小萬里さんの本のチェックシートをやってみて、その後「商売上手」と思うなどのパターン化しているところがあって、それがマンネリ気味でした。

  • 心のゼイ肉ね。

  • H29/8/14

  • おもしろかった。
    体も心もゼイ肉だらけ。。。
    それを落としたら。。。幸せが待っている。
    そんな4つのストーリーの短編。

  • ぜい肉落として欲しいものだ

  • ダイエットが上手くいかない人々の根底にある問題に焦点をあてた話。考えさせられる。

  • 2017.6.4.読了太っていようが痩せていようが誰もが興味あるダイエット。それをテーマにした短編4本。ここまで幅のあるストーリーを考えられるかと驚いた。
    ケース1「園田乃梨子」こんなはずじゃない…鏡に映る自分の姿をみて戸惑い、悔しがる乃梨子はスリムで美しいキャリアウーマン、妻であり母であった。すっかり太ってしまった乃梨子に対し娘は露骨に嫌悪感を示し、夫は舅の葬式に際し隠れているようにいうしまつ。そんな乃梨子が出会った一冊の本ー『あなたのゼイニク落とします』一見冴えない中年のおばさんにみえるこの本の作者大庭小萬里の個人指導を受けるうちに体重だけではなく何かが減っていくのをじかくする乃梨子だった。その本の副題は心のゼイ肉も落としますだった。
    ケース2『錦小路小菊』旧華族というプライドだけに支えられる両親に育てられた三人姉妹の末っ子小菊は昔から自分が作って食べることが大好きで18歳というのにぶくぶく太っていた。本当はパテシエになりたかったのだが、父親に強烈に反対され中学から通っているエスカレーター式の女子大に通っている。小萬里に夢を実現する過程で痩せることを教えられる小菊は…。
    ケース3「吉田友也」何かの事故で昏睡状態から目覚めた和也は自らの一カ月の記憶が後遺症で失われていることを知る。父親にエリート教育の影響で申し分のないエリートとして会社に就職していた和也たったが、昏睡状態から目覚めた後の周囲の反応で何か自分がに起こっていたこと、そして激しく太っていたことにそんなはずはない…と戸惑うのたったが。
    「前田悠太」父親を早くに亡くし、母と二人暮しの悠太はなぜか太っていてコロ助というあだ名ををつけられクラスの男の子たちからいじめられている。そんな時にゴミのなかから拾った『あなたのゼイ肉落とします』という本がきっかけでとなりのおねえさん加奈と仲良くなり、そして大庭小萬里の個人指導を受けることになる。小萬里は悠太と加奈が太っている原因は過食ではなく栄養失調であることを指摘する。

  • 面白かった!うろ覚えだけど前に読んだ断捨離的な話と共通してる感じ。心のぜい肉、まさに…という内容。意外と読んだらハッピーになれる一冊。

  • 短編集 心の問題を解決することで身体もキレイに痩せていく物語

全159件中 111 - 120件を表示

著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

垣谷美雨の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×