監禁

著者 :
  • 双葉社
3.29
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本棚登録 : 2201
感想 : 156
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575244403

感想・レビュー・書評

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  • ただただ気持ち悪い!

  • 最後のどんでん返しは面白かったけど、内容がドロドロと重い。
    最後は色々と解決したっぽいけど、それに至るまでが後味が悪い感じだった。
    この主人公の周りに碌な男いないのはわかった。

  • 暴力のシーンが、痛くて飛ばして読んでしまった。

  • 何この自分勝手な独りよがりな考え、と前半で思ったのに…作中で違う人物に二度も思うことになるとは。前半のシチュー作りの時に出していたルーをしまったりなど他にも少し違和感はあったけれど気付けなかったです。

    ただラストが少し拍子抜け。うーん、打ち切り漫画のようにいきなりサクサクと終わってしまったなぁと思います。

  • ハラハラしながら一気読み
    読みやすいけど痛い描写も多い
    ストーカーの気持ち悪さが存分に味わえる
    看護師パートはなかなかリアルで師長さんカッコ良かった

  • ハラハラしながら読んでいたのにラストで思わず、「えっ」と声が漏れてしまった。面白い。

  • 看護師の由紀恵は喘息持ちの幼い娘と共に医療者である夫の3人で暮らす。退職日には多くの職員、患者から感謝される。医療描写も丁寧で、秋吉さんの引き出しの多さ深さを堪能できました。秋吉さん=イヤミスという先入観なく読んでほしいです。前半と後半で違う物語みたいです。

  • 初めての秋吉理香子san。

    LINEをしても既読にならない。電話をかけても繋がらない。そのとき、看護師の由紀恵は、かつて自分に執着していた不気味な患者を思い出したー。

    「胸騒ぎがする 家族が電話にでないだけなのに」という帯の言葉と、意味深な表紙のイラストに惹かれ、ひと息に読みました。クリスマスイブ、自らの身体を傷つけるストーカー、家族の再生など。

    うーん、、娘舞衣子の父親をめぐる展開は少し意外でしたが、全体的に予想、期待を超えることはありませんでした。すいません。

    新しく得た命と共に、しっかりと玄関の鍵をかけて、人生の第二章を始められますように。(祈)

  • 育児と仕事の両立を諦めた看護師の、最後の出勤日。家でクリスマスの準備をしながら娘の世話をする夫の視点と交互に進んでいく。

    夫の視点は不穏な展開になっていき、「気づいて…!」「家帰って…!!」と思いながら、妻の方の視点を読んでいた。

    見事な叙述トリック。妻が評価しているより遥かに手際の良く行われる育児と、どこか齟齬のある夫婦の記憶。些細で読んでいる時はさほど気にならない歪みが最後に綺麗に回収された。

    秋吉さんは叙述トリックが上手い方なので、注意して読んでいたけど、夫とストーカーが逆だったら恐ろしいなとは思っていたけど、まさか元夫だったとは。全く思いつかなかった。それまで再婚についての明言はなかったが、取ってつけたような設定とは感じさせない。

    娘が赤子だからこそできる美しいトリックでした。

    プロローグは原夫でも良かったのでは?いや、呼び捨てにしてるから違うと思ったけど意外と原夫だったのかな…?

  • 面白かった。え、まさか、、、え?っていう感じ。
    そうくるかー、という感じ。
    中盤あたりはたった一晩のことをこんなに引っ張った小説なんかある?っていう若干の不信感だったけどすごく面白かったり秋吉理香子作品他も読んでみないと。

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著者プロフィール

兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ロヨラ・メリーマウント大学院で映画・TV製作の修士号を取得。2008年、短編「雪の花」で第3回「Yahoo!JAPAN文学賞」を受賞、翌年、同作を含む短編集『雪の花』で作家デビューを果たした。ダークミステリー『暗黒女子』は話題となり、映画化もされた。他の作品に『絶対正義』『サイレンス』『ジゼル』『眠れる美女』『婚活中毒』『灼熱』などがある。

「2021年 『息子のボーイフレンド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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