贖罪 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575515039

感想・レビュー・書評

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  • 人はつくづく自分勝手な生き物なのだと感じた。
    母麻子のわがままさ、傲慢さ、ただ自分の中にもある他責感っていうものを見せられた感じもあった。
    南条はなぜ殺すだけでなく、性的暴行までしたんだろう。各々が抱えるものが大きくて苦しい。

  • 映画よりもやっぱり小説の方がわかりやすくて良かった。
    田舎の子供達が抱く都会出身の子に対するジェラシーや個性的な子供達
    面白い!

  • 結局母親の元カレ、えみりちゃんの実の親が犯人。
    4人は全くの無関係だった。なのに負の連鎖は続いた。悲しい話だった。さすがイヤミス。

  • 『贖罪』を読んだ。

    この本も湊かなえさんらしさが出てて、個人的にはすごい好きな本でした。

    お互いがお互いを思っているはずなのに、それが悉く掛け違えが起こり、悪い方向に展開する。。

    こういう物語をかけるのは凄すぎるし、色々闇を抱えてる自分には刺さる文章ばかりでした。

  • 楽しい話じゃないのに先が気になって一気に読んでしまうニヤミスの魅力たっぷりの作品。
    何度読み返しても飽きない不思議さがある。
    自分本位で自分を守るのに精一杯な人がたくさん出てきます。感情に任せて発した言葉・行動によってその後の相手の人生を大きく縛ることになる...エミリの母親だけでなく同じように自分本位な人が多くて闇。
    言葉って本当に刃物。

  • 感情に任せた言葉が一生支配してくる、言葉の重みを痛感しました。

  • 設定は良かったけど、次々と起こる不幸なことがあのときの事件と関係しているというには少し弱いと感じた。
    あのときの4人が偶然そんな人生を送っていたというだけの話に思えてしまう。
    個人的には復讐劇とか期待してしまっていた。

  • いつも一日に一時間、読書をする時間に割り当てているのですが、こちらは一日で読了しました。
    それほどに引き込まれるお話でした。
    友達が見ず知らずの男に殺され、子供たちに襲いかかる恐怖。一つではない、心にのしかかるいろんな恐怖に何年も支配されるなんて考えるだけで恐ろしいのに。彼女たちは、そしてあの彼女はずっと罪を抱えていく、、、
    と、言いたいところだが最後まで自分自身の事しか見えてない人が多くて現実的でさすが湊さんの作品だなと思いました。

  • 湊かなえさんの本はハッピーエンドがほとんどなくて後味は良くないけど、世界に引き込まれてどんどん読める。今回は1日で読み終わった!

    自分がその場の感情で発した言葉が、想像以上に相手を傷つけてしまったり、、、って怖い。

  • Theイヤミス。皆がみんな後悔を抱えているのがなんとも救われない気持ちになります。それぞれの視点で各章進んでいくことで、事件の構造がどんどん分かっていくのが面白かったです。

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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