金沢にて-日本推理作家協会賞受賞作家 傑作短編集(1) (双葉文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575658934

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  • 金沢を舞台にした事件の短編集。
    西村京太郎氏の話が一番面白く、分かりやすかった。

  • R3/1/18

  • 古都 金沢を舞台に、そうそうたる6人の推理小説家の短編が載っている。
    どれも充実している。

    阿刀田高――鳥瞰図
    天狗きのこ――高い所へ上がってみたくなるのは本当なのか???と、少し笑ってしまった。

    鮎川哲也――晴れのち雨
    完全犯罪をもくろむのだが、新聞の配達が、市内版と郡部版との違いで、犯行があばかれてしまう。

    戸板康二――等々力座殺人事件
    歌舞伎の推理小説は、この人しかいないと、思われるほど、歌舞伎の評論家だけあって、色々知らない部分を教えてもらう。
    ケンドン蓋の文庫という言葉も、見たことがあるのに名称を知らなかった。
    今は、こんな言葉を知る人もすくなくなったのでは、、、
    雅楽が、三角巾で手を吊っていた理由が、最後にわかる。

    皆川博子――春怨
    顔師という珍しい職業の人物が、登場する。
    加賀友禅、日舞と、華麗なる背景に死者多すぎるみたい。

    辻真先——友禅とピエロ
    イベントに出演する演歌歌手と同行のキャスターが、加賀友禅を着て自殺した母親の復讐犯行。

    西村京太郎――スーパー特急「かがやき」の殺意
    毎度の列車推理小説。
    北陸新幹線前の特急列車である。
    西本刑事のやり方で、逮捕できるけど、、、これは、正当なやり方なのかな?と、思った。

    ちょこっと息抜きがしたい時や、眠りにつく前に、短編小説はもってこいの1冊であり、これから北陸新幹線あ、便利になったら、又行きたい場所でもあるところが、良かった。

  • 鮎哲だけ、とりあえず読了。

  • (収録作品)鳥瞰図(阿刀田高)/晴のち雨天(鮎川哲也)/等々力座殺人事件(戸板康二)/春怨(皆川博子)/友禅とピエロ(辻真先)/スーパー特急「かがやき」の殺意(西村京太郎)

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著者プロフィール

作家
1935年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞。95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞。日本ペンクラブ会長や文化庁文化審議会会長、山梨県立図書館長などを歴任。2018年、文化功労者。

「2019年 『私が作家になった理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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