雪華ノ里 ─ 居眠り磐音江戸双紙 4 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575661408

感想・レビュー・書評

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  • 磐音。菜緒探しとはいえいろんな人に事情を話しすぎ…。
    奈緒を追って旅する磐音。さすがに金沢の一件はコントかと思った…ちょっと引き伸ばしすぎを感じずにはいられず。

  • 前巻で身売りした許婚の奈緒を追って西から東へ。
    どこまでも追っていくその誠実さは素晴らしいのですが、行く先々でもちろんいざこざもあり。
    シリーズ4巻目にして一体何人殺してしまったのでしょうか。既に数えてもいませんが。

  • 愛の巻です

    兄を自分の手にかけたことに悩む磐音
    だが、病の父親を助けるために苦界に
    我が身を落とした奈緒
    長崎、小倉・京都・加賀そして吉原と
    奈緒のたぐいまれなる美貌に欲を見る
    者たちが高く売り渡す(最後は千両)
    途中で磐音に渡された歌なんぞ・・・涙

  • 前巻で藩のいざこざが片付き、今度は許嫁の奈緒を取り戻す旅に。
    奈緒のことを思い続けてひたすらに追いかける磐音も、磐音に扇子という形で思いを残し続ける奈緒も…
    切ない展開です。
    いたるところで出会う人々に救われながら奈緒を追いかける磐音はやっぱりというかなんというか、血がつきまとうんですね。
    賢明に追いかけたものの、結局奈緒は手の届かないところに行ってしまった。これから磐音はどうするのか。

    3/23 読了

  • 身売りした許婚の奈緒を助けるため、各地の女郎部屋を追いかける磐音。
    かっこいいぜ。
    そして江戸に帰ってまいりました。まだまだ序盤です。

  • お国許から長崎、小倉、若狭、金沢と許婚を追って行く磐音。
    行く所、行く所事件(?)に巻き込まれます。
    やっと追いついたと思ったら…
    次巻で再会がなるのでしょうか?

  • 江戸ものに興味を持ったので、購入。
    止まらず一ヶ月で30冊読了。
    しきたりとか家とか伝統とか、かなりいらないものだと思っていたけど、
    そういうものの価値も素直に受け取れそうな気がしてきた。
    途中からは、エンターテイメント性が強まってきて。。
    30冊も出てると途中で何度かカラーが変わってきてそれもおもしろい。

  • ヤバい。磐音シリーズが面白くなってきた。あっという間に読んでしまう。読み出したら止まらない…という状況になって、早くも次が読みたくなる。こんなにロングランになって、こんなに売れている理由が今更ながらに分かってしまう。
    さて前巻でふるさとの豊後藩のいざこざを収めた磐音。今度は許婚の奈緒を探して旅をする。九州から京都、果ては金沢へと、苦界に堕ちた奈緒の行方を捜し求める。道中、さすが磐音だけあって、女郎街のいざこざをあれこれと片付けたり、いろんな人と出会いながら進む。あたしのふるさとである九州のなまりとか、話が出てくるのがまた親近感。けれど、どこに行っても一足先に奈緒は転売されてしまっている…という悲しい状況。しかし磐音、こんなに人をバッサバッサ斬りながら進んでいたら、さぞ恨みを買ってしまうんじゃないかと不安にもなる。まあ本人がこんなに強いのだからいいのだろうけれど。しかし奈緒は転売されるごとに、千二百両もの値がついて「上玉」として扱われている。もはや磐音に奈緒を取り返す金はない。さあどうするの、磐音!江戸に帰ってからは、今津屋や金兵衛長屋のみんな、鰻割きの鉄五郎親分たちが磐音を温かく迎えてくれる人情もまたよし。文句なし、星5つ。これから磐音シリーズはずっと星5つになる予感。

  • 居眠り磐音江戸草紙シリーズ4〜許嫁の奈緒が父の病を治すために身を売り,長崎に向かったことを知った磐音は途次,ターヘルアナトミアを和訳しようとしている蘭学者と道連れになり,関前から追放された西国屋・裏本願寺の襲撃を撃退するが,奈緒は小倉へと転売されていた。小倉では下関の楼主と小倉の楼主の戦いに荷担する振りをして奈緒の行方を探るが,京都は島原から身請けしようとして軍鶏の駆けに140両を投じるが散財に終わり,追っ手が掛かっていることを知った楼主は更に転売していた。金沢にいると向かった先で家臣同士の争いに巻き込まれ,出逢ったナオは別人であった。江戸に売られた奈緒を追って深川に戻った磐音が身請けするには千両ついた代金を工面する手立てがない〜だめな奴だなぁ・・・とは云っても,めでたしめでたしになったら先がないから大変だ。次の巻を読んだら,太夫となった奈緒の姿が描かれていて・・・読みたいという逸る気が失せた。覗き見はいけないね

  • 身売りした許婚を追うという設定で、日田、長崎から博多、京都、加賀そして江戸と、西日本を旅して回る道中ものとしての性格を帯びた1巻。各地のゆかりの場所、名産や名物が出てきて楽しめる。なかでも食べ物がやっぱり美味そう…永平寺の精進料理とか金沢のごりの煮付けとか、よだれが出ます(笑)奈緒の身売り話は深刻な色合いを帯びるも、中川先生や鶴吉さんなどの名キャラも登場し、独特な味のある華やかな巻となっている。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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