- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591126172
感想・レビュー・書評
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字が細かくないです。武官になりたくない弥吹か家出してそれについて行く幼なじみの朝香。かぐや姫の月守だというアキとキヨに出合う。
ダブル主役だけど、弥吹の影が薄くなってしまって残念です。好みの話だったので他の作品を読んでみたいです。
キヨの祖父の讃岐もいい人だし、影の老人と孫の樹ペアの会話が好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今は昔竹取の翁というものありけり。
という出だしといえば、そう竹取物語。
その竹取物語を元にして作られた全然違うお話です。
内容的には分かりやすく面白い。多分児童でも余裕で読めちゃうようなお話。
でもラストが少し残念かな。私の好みとはちょっとだけ違いました。でも丁寧に作られいた印象は抱いたので好感のもてる本ではありました。 -
竹取物語をベースにした、新しいお話です。
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異聞『竹取物語』。
実在の人物も出てきて、歴史ものとしても楽しめた。
よかったのだけど、後に残るものがなかった。 -
舞台は奈良時代。中学生が国語の授業でも触れる「竹取物語」をモチーフに、ファンタジー仕立てで、運命にあらがい、自分自身として生き抜こうとする若者を描く物語。
人間が獲得してきた力と、人としていかに生きるかの相克は現代にも通じるテーマ。何を得、何を失うか。阿生、輝夜、弥吹、朝香たちは心のままに生きることができるのか。
中学生にすすめたい1冊になりました。 -
2013/6/18
913.6||アズ゛ (3階日本の小説類)
武官となるのを拒み家出した17歳の弥吹と、彼の後を追ってきた幼なじみの朝香が出会ったのは、「月守」の少年たち。彼らと行動をともにするうちに、次第に「かぐや姫」にまつわる壮絶な運命の渦へと巻き込まれていく…。
『竹取物語』を大胆かつ自由に解釈した和製ファンタジー。 -
題名に『竹取異聞』とあるように、この作品は『竹取物語(かぐやひめ)』から想を得て生まれた小説です。
著者にとってのデビュー作ということもあり、若竹のようにまっすぐで勢いがあり、読後感がとてもさわやか。
ジュニアコーナーに置いてありますが今までファンタジーに興味のなかった大人にもおススメの一冊です。 -
竹取異聞とあるだけに、かぐや姫の物語。
ただし、従来の竹取物語をいかしつつ、まったく違った、少年少女の活躍する物語となりました。
かぐやひめが地上に住むこととなったとき、一緒に地上にもたらされた5つの宝。
人間の力を超える力を持つ宝を、かぐや姫の後裔とその守り役が探す旅で巻き起こるさまざまなこと。
かぐや姫たちはなぜ、その宝を探しだしたいのか。
一緒に旅することとなった少年弥吹と少女朝香の行きつく先は。
たのしい、まさに、かぐや姫の物語異聞。
若い作者は、1987年生まれの薬学生。
これからどんな物語を書いてくれることでしょうか。
作者のこの先も楽しみです。 -
竹取り物語をベースにした歴史ファンタジー。
ファンタジー……なのかな?
児童小説好きにはわくわくの一冊。