- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591126172
感想・レビュー・書評
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武官になるのを拒み家出した弥吹は、ある目的のために二人で旅を続ける「月守」の少年たちと出会う。この出会いが弥吹を「かぐや姫」をめぐる運命へと巻き込んでいく・・・
竹取物語をベースにしたファンタジー。
面白かった!
アキとキヨの隠された秘密、弥吹と朝香といったキャラクターも魅力いっぱいでした。
ただ、ラスト後日談があればよかったなぁ…めっちゃ気になります(>_<)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
都の人間で、ある弥吹と朝香が出会ったのは、「月守」の2人。そこから4人の旅が始まります。展開が想像できず、わくわくします。笑顔で本を閉じられる1冊です。「物語には必ず、続きがある。もちろん、『かぐや姫』の物語にも」
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10代におすすめしたい本。
『空色勾玉』とか好きな人は楽しめる。 -
竹取物語、かぐや姫からのヒントはとても有効な下敷きになっていると感じた。5つの宝&六つ目の宝があるとの発想はミステリィである。
時代背景は古代としているが、全体の語り口(登場人物も)が、現代口語調であり、全体を通して読みやすい。少女受けしそうな、ヤングアダルト・ファンタジー。
かぐや姫の宝が存在し、その宝を手にして、(権)力を手中に収める人たちがいる。その力を求め、新たな争いが起こる。争いを無くすためには、宝の持つ力を封印すればよいのではないか?
宝を探して旅をする。様々な仲間を作りながら
名前の佐伯は、語り部であるため、この名前が付いたのか?場面は様々に移り行くが、風景の奥深さを感じない。少年少女たちがいる場所は分かるが、部屋でも外でも同じなのだ。空間がない。人々の関係はドンドン変化があり、面白いと思う。
終章、残念な結末であった。かぐや姫となったなら蝶としての終わりを期待したかった。また、父を呼び武官から文官になろうとの決意表明、なにやら続編をある事を暗示するかのような結末で、これからどうなっていくのか?気にならない。終わり。 -
とりあえず、今一番気になってる本。
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ラストが気になる…。続きは弥吹と朝香は別の人物と出会って、みたいな感じでいけそうだけれど。どうみても打ち切り漫画的な終わり方なのが残念過ぎる。
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日本最古の物語『竹取物語』をモチーフにした、和風ファンタジー。
人間世界の平和のため、かぐや姫自らが5つの宝を取り戻そうとする設定は、なかなか新鮮だった。
主人公の弥吹と、幼馴染・朝香があまり目立たなかったことと、「俺たちの戦いは、これからも続く!」的な終わり方なのが残念だった(せめて、弥吹と父親の勝負の結末くらいは書いてほしかった)が、デビュー作にしては悪くないのではないだろうか。
和風ファンタジーが好きな大人も楽しめるけれど、総合的に考えると、中高生向けかな。