大奥 11 (ジェッツコミックス)

  • 白泉社
4.23
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感想 : 111
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592145455

感想・レビュー・書評

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  • 2014-8-31

  • 2017.5.13市立図書館(長女) →2020.7購入
    去年の10月以来7ヶ月ぶりの続き♪
    10巻は平賀源内と青沼が赤面疱瘡撲滅にむけた大きな一歩を遂げるも...
    で、そのおかげで生き延びた徳川家斉の治世になってのお話。
    いや〜恐ろしかった...治済。人の心の通じなさがホラー。
    このさき茂姫とお志賀の方の仲はどうなっていくのだろう。
    母の傀儡として将軍の座に置かれた家斉はやさしく人の心がわかる男のようだけれど...
    男女逆転がまた元に戻る日はくるのだろうか。

    表紙は家斉と茂姫

    ***
    2023年ドラマ10「大奥2」(脚本:森下佳子)をみながら読み返している。
    8巻終盤から始まったシーズン2医療篇、第三回までで赤面疱瘡撲滅チームが悲劇的幕切れを迎え、四回目はちょうどこの巻一冊最後まで。江戸城では久々の男将軍家斉は治済の操り人形、一方市中に追われた黒木は伊兵衛らとほそぼそと診療や研究を続けつつ(息子にも恵まれ)赤面疱瘡撲滅のために地道に歩を進める。仲間由紀恵の治済は美しすぎるだけに原作よりさらにすごみがあるかも。武女に毒を飲ませる場面の目がキラキラかがやかす表情はすごかった。家斉と茂姫は漫画のイメージ通りでよい。

  • 【内容】
    田沼意次失脚後。
    田沼に敵対していた松平定信も失脚。
    すべてを支配したのはモンスター徳川治済。
    お飾りの11代将軍家斉(男)は・・・
    一方市井では、蘭学が排されそうになっている中で赤面疱瘡撲滅の夢を追い続ける男たちがいた。

    【感想】
    今回の主役は治済と思います。巨悪がいた方が物語は盛り上がるかなあ。(2017年02月05日読了)

  • 幕末の匂いがプンプンする中で,己の権力しか頭にない治済の恐怖政治.家斉ガンバレ!

  • 旅先で源内の熊痘の成果に立ちあう黒木。ジェンナーの牛痘を知り、熊痘の考えが間違いでなかったと理解する黒木。

    志半ばで倒れた源内や青沼たちが、報われる場面です。

    彼らの志は、利己的に権力を欲した治済がつぶしたわけですが、彼女の鬼の所業が止まらない。
    最高最強の権力者である彼女は止まらない。

  • 実は綱吉ぐらいからストーリーが停滞気味というか内部争いと重い心理描写ばかりでちょっと読むのに疲れていました。が、治療薬を作り始めてからストーリーもメリハリが戻って俄然面白くなってきた。

    やっぱりよしながふみさんは凄い…!!

  •  治済にぞっとするのは、たぶん、理解できない暴君ではないからなんだろうな。

  • 久々に続きを読んだ。@大江戸温泉

  • 11代将軍徳川家斉と母徳川治済
    黒木と伊兵衛
    家斉の御台所 茂姫
    側室 お志賀
    黒木、熊の赤面疱瘡にたどり着く

  • 日本史にはてんで無知だから、
    えっこのタイミングで逆転の逆転将軍なの!?って
    意外に思っちゃったけど、家斉さん、
    子ども作り過ぎエピソードがあるからなのね。
    そこらへんを史実に沿うのが『大奥』ルール。

    そして大奥も逆転の逆転、女の世界に戻りました。
    そこから見えてくるんだ、
    子どもが亡くなりやすい時代において、
    血筋重視で権力を繋いでいくのなら
    男系の流れのが効率的なんだって。
    数打って、糸を太くしていくのが保険。

    それは誰がどんな思想を持っていようが、
    性差による実務能力に差があろうが、関係ない、
    より近しいものを複製していく選択の、
    遺伝子的合理性。

    てことに関係なく家斉の母、徳川治済のやることは
    壊れてますけど。怖いわ。

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著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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