- Amazon.co.jp ・マンガ (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592145455
感想・レビュー・書評
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退屈だったからよ
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生き残った黒木たちは青沼や源内の遺志を継ぎ、赤面疱瘡克服への道を模索する。
一方、江戸城では将軍家斉の母、治済の恐ろしい本性が少しずつ露わになっていく・・・。
幕末はもうすぐ。徳川幕府終焉までどうやって話をつなげていくのか、興味津々です。 -
11巻。久方ぶりの男将軍となった第十一代・徳川家斉。だが権力を振るうのは田沼意次を失脚させた実母・徳川治済だった。
男将軍となり大奥の顔ぶれも一変、女社会に。
表に立たずして実権を振るう治済の筋金入りの鬼畜さが際立った。親族を涼しい顔で殺め、子供を道具のように扱い、孫も“間引く”。それも権力を握り思うがままに政治をコントロールするため、さらに退屈しのぎという極悪ぶり。
そんな治済の非情さと大奥の絶望が全面に出た本巻ラストではただのお飾りと化していた家斉が治済に刃向うように、少し希望にも似た変化を感じさせる様子が。
期待をするような結末へと一筋縄にはいかなそうで怖い。でも気になる。次巻も待ち遠しい。 -
打たれてしまった「出る杭」を慕うひと達と、
サイコパスのおかあさんと、
今んとこ人が良いだけの坊っちゃま息子の巻。 -
復活した男将軍家斉の治世。実権は母治済が持ち、家斉はお飾り。
それでも人痘接種により命拾いしたことを
覚えていたため、江戸城での赤面疱瘡の治療に乗り出そうとする。
ほんと治済、退屈なら死ねばいいのに。
どうやって治済をやり込めて赤面疱瘡の根絶にこぎつけるのか、続きが気になります‼︎‼︎
来年の秋まで次が出ないなんて…! -
「そうだ!男将軍・家斉。お前の本気をみせてくれ!」と、掛け声かけたくなるようなラスト。遅ればせながらの反抗期だが、どうにかして母・治済を止めないと。ここまで来たら徳川の治世はそう長くは無いとは言え、治済のような人物がtopというのはお家の為にも世のためにも暗黒でしかないがな。(史実上の治済という人はホントはどんな人だったのだろう?)
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泣いた。
天才の遺したもの、正しいと証明されたところで彼女はもういない。
天才=人格者ではないというのが顕著だなあw
志のないものが我欲のためだけに権力を持つと德川が終わる。馬鹿なのか!と叫ぶとこで乾いた笑いが出てしまった。
殿様55人お子様いるなんて…励み過ぎw
愛に溢れている生活がただ一人の狂人のために…でも殿様がやっと反撃の狼煙を上げる土下座で終わりました。 -
赤面疱瘡根絶研究に関わった人々は松平定信に追放され、江戸城には男将軍が立つが、実質権力の座は吉宗の孫、将軍の母である徳川治済の手に。そして大奥は女の園へ立ち返り、青沼の手により赤面疱瘡を免れた将軍家斉は次々に子供を生ませる。
一方、黒木や伊兵衛は診療所を始めるが、黒木は子供を授かった事により赤面疱瘡の根絶の為、かつての源内のように旅に出る。
江戸城では治済の破綻した人格に騙されていたと気付くものも出て来て、、、。
かつての田沼時代の仲間達の希望が繋がっていく事を願わんばかり。 -
メロディも読んでいるんだけど、こうしてまとまって読むと爽快!
ここからどうなっていくんだろうとわくわく。
次の巻は一年後ですか~、遠いです(T_T) -
歴代将軍の中でも「腐敗将軍」と呼ばれるほど評判の悪い将軍回。
なるほど、父親のいいなり、まつりごとそっちのけで子作りなどの史実をこんな感じでまとめてきたか…!と。
いつも大奥の新刊を読むと、実際の歴史を知りたくなり、うまく史実を絡めながら、一般に描かれている将軍とは違う将軍像に驚いてしまう。
この先も問題は山積み、怪物治済は史実ではかなりの長生き。
まだまだ先が楽しみで楽しみで仕方がない。