大奥 11 (ジェッツコミックス)

  • 白泉社
4.23
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感想 : 111
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592145455

感想・レビュー・書評

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  • あれ、なんか…普通の大奥になってる……!
    女の人が増えたせいかなんか凄みを増して恐ろしくなっている大奥!

    ちゃんと青沼さんの教えがまだ生きていて、この先どうなるのかすごく楽しみ!

  • 本誌で追いつつ単行本も購入。いやもう、加筆されてて怖さ倍増になってましたね。すげーの一言。史実である子沢山な将軍にするために、男の将軍に戻した辺りも鮮やかだと思いましたが、これだけの登場人物を肉付けしてストーリー展開出来るなんて凄すぎる。
    本当に続きが楽しみでならない漫画です。

  • 世にも名高いアレな上様はさすがに男性でした……そりゃ、うっかり女性にしたら死ぬよね。

    男性が主となり大奥はどう変わったかというと、あまり変わらない。むしろ、一人の女を取り合っていた以前よりほのぼの状態。

    しかし、そこに現れたのが恐ろしい権力者。
    今までも綱吉や家光など、非情な執政を行ったトップは出てきたが、これはそうじゃない。
    権力で何かをしたいというのじゃない権力者。
    おそらく、少女漫画史上歴史に残る悪女…いや悪役になるだろう。
    ようするにサイコパスってことですけど。
    九州や尼崎、さらには女子高生と現実にぞろぞろ出てきてここ数年日本を震撼させていますが、全員に共通するのは(あくまで報道やwikiでしかしらないけど)

    『うそつき』

    であること。
    この人物の幼少期のエピソードで長女が「なぜ、しようもないウソをつくのか」と不思議がるシーンがあるけれど、サイコパスといわれる犯罪者は本当にしようもない益体もないウソをつく。
    人は誰だってウソをつくけれど、そこには大小ためらいがある。
    『寝坊したっていえないから具合が悪いことに…』
    『別れたいけど、好きじゃないと言ったら泣かれるから、家の都合ってことに』
    とか、なんらかの理由をつける。
    これは卑怯だけれど一種の『罪悪感』の現れだ。
    だから、あまりうそを積極的につきたい人間はいないと思う。
    しかし、彼女はたいした理由もなしにウソをつく。
    『ためらい』がまったくないのだ。
    ウソという行為に罪悪感は全くない。
    そもそも罪悪感という観念が欠けているのだ。
    そういう人種は。

    関係ないことですが、同月購入して感動の大団円だった『澪つくし料理帖』がまさにこの時代が舞台だったことを思い出し、思わず『逃げてぇぇぇ小松原さまぁああ』と叫んだ。

  • やはり、天才的です。時代を縦断するスケールと、人間関係の細やかな描写のバランスがすごい。

  • 家斉がんばれ!

  • 徳川治済こえ~~~~!
    今まで大奥に登場したどの将軍よりも、どの大奥総取締よりも恐いわ!
    息子の家斉は意外といいヤツだったな。
    母に怯えてるけど。

    僖助の婿入り先が“田嶋屋”というのも粋な演出!
    義母というのはお信……だとさすがに死んでるから、お信と祐之進の娘かな?
    そのうち出てくるだろうか。

    そして、途絶えたかに見えた種痘の方法に新たなる希望が!

    また1年待つのか……。

  • ほほう

  • 面白かったー!怪物、治済の狂気が最高。やっぱよしながさんは女を描くのが上手い。そして子供が可愛い

  • 前巻までは「泣き」のお話でしたが、今巻はぞわっとしてしまいました。ただ最後の最後で希望の光は見えているようで・・・。今後もますます楽しみです。

  • 一年間じっくり味わっていきたい 大奥11巻

    ゾクっとする恐ろしさ。
    でも、人の優しさ、温かさが見える。
    希望が見える。
    だから、12巻を楽しみに待ちたいと思う。

    本当、去年読んだ10巻は涙涙、嗚咽が出たくらい
    絶望的でもあったので、嬉しく次巻まで待てそうです。

    次巻大奥12巻の発売は2015年の秋ということです。
    映画化された頃は一時期は発刊ペースが縮まり、大丈夫?!
    と思っておりましたが、また年一刊行ペースに戻りましたね。

    15巻、いや14巻で完結かな、となんとなくゴールが見えてきたことに
    寂しさを感じます。

    しかしながらこの厚みにセリフ量。
    小説だとしても成り立つ情報量だと思います。
    一年間じっくり味わっていきたい作品ですね。

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著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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