悲嘆の門(上)

著者 :
  • 毎日新聞社
3.52
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  • (57)
  • (8)
本棚登録 : 2062
感想 : 236
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620108087

感想・レビュー・書評

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  • ガラは悪人か味方か。

  • デスノートみたいな展開で下巻へ。どうなるの?

  • 久しぶりに終始ワクワクドキドキしながら一気読みした。文体の読みやすさは近藤史恵に通じるものがあるし、作品の中に引き込まれていく感じは村上春樹のそれに似てる。又、軽妙な会話等は程よい時の伊坂幸太郎を感じる。とにかくこの作家はどんな内容でも心に厭な読後感が残らない。それはとても大事なことだと思う。作者の人柄が透けて見えるようだ。すぐさま下巻へ!

  • 長編ミステリーだと思って読み進めていったら中盤差し掛かるくらいでまさかのファンタジー展開始まってびっくりした。ファンタジー嫌いじゃないけど今度こそミステリー!と思って読み進めてたからまた肩透かしをくらった気分にはなった(この一冊前に読んでた本は東野圭吾の長編ミステリーだと思ったらシニカル系の短編だった)。もっと地獄なオチくるかと思ったけど、意外と救いのある展開というか、あんなにたくさん人の命(的なもの)を刈り取っておいて、特別そこに対する反省もなく(全くないわけではなかったけど)、わりとあっさり人間界に戻れるって、ここまで長く積み上げてきてそんなオチでいいんかーーーいってちょっと思った。なんだろう、ネットとかに書き込む罵詈雑言はネットだけじゃなく自分の心にも残って自分を蝕んでいくから気を付けよう、あと断罪は気持ちがいいけどそれお前の仕事じゃないから自覚してやめとこう、みたいな話、かな。

  • 星2

  • ミステリーかと思いきや・・ってところが意外なだけであって、他のあらゆるイメージが既視感にまみれていた。老刑事と童貞感強い大学生のコンビは新鮮なのだが。
    この前巻では事件そのものが伏線を複雑に敷いて終わるので評価を下すのは早計だが、妙にいやな胸騒ぎがする。
    ゲーム脳で書かれたものがいくつかあるが、これまでそのあふれる筆力でどうにか成立させたものの、危うい作品が多い。
    今作にもその匂いがうっすら漂う。
    幻滅させないでほしい。そんないらぬスリルを持ちつつ後編へ。

  • がっつりファンタジーだった。でも好き。

  • ミステリーだと思って読み進めたらファンタジーだった…という今までに味わった事のない衝撃の裏切られ方をしました(笑)。
    特別な力を持った主人公により行方不明になった犯人達とか、殺された憧れの社長と三角関係だった上司とか、色々スッキリせずに悶々としました。
    最後は妹の友人まで殺されちゃったのかと鬱々としてたら、それは違ったのでよかった…でも状況がリアリティあって怖かったです。
    読みやすさはさすがの宮部みゆきでした。

  • 英雄の書の続編。舞台は現代、連続殺人事件やホームレスの失踪など様々な事件が起こる中、同僚の行方を探す主人公はとある怪物へとたどり着く…。宮部みゆきさんらしい丁寧な導入で、本筋に入るのは下からのようなので非常に楽しみ。
    英雄の書の登場人物も出てきており、この話がどのような結末を迎えるのか全く予測できない。

  • 1

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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