- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620108087
感想・レビュー・書評
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シングルマザーの貧困、ネットに蔓延する無意識の悪意。いまの社会の問題点を次々と突く展開に、これは「火車」「理由」に続く、作者お得意の社会派ミステリか!?とワクワクしながら読み進むと、上巻中盤から物語は突然、人ならぬものが跋扈するファンタジーへと舵を切る。予備知識なしで読み始めた自分の、ハシゴ外され感たるや…。いやそれでももちろん面白いのです。当代随一の語り部が紡ぐ物語がつまらない訳はなく、ページを繰る手ももどかしく、一気に読み終えました。しかし、火車や理由に衝撃を受けた自分としては、こんなもんじゃないでしょう、宮部みゆきの本気は!?と思ってしまうのです。
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ネットパトロールのお話で元刑事と主人公の大学生で事件を解明していくのか!!!
なんて期待していたのですが・・・話は別の方向へ。
調べてみると、英雄の書と対になっているお話で
どうやら英雄の書もみ完全なミステリィではなくファンタジーも入った内容とのこと。
社会派ミステリィを期待していただけにかなり残念でした。 -
予備知識なしに読んだので「英雄の書」つながりとは知らずミステリーかと思えばファンタジーだったことに途中で気づいた。ファンタジーだがサスペンス要素があってぐいぐいと引き込まれて読んでしまった。
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怪奇現象に見えることも理屈で説明のつく普通の
ミステリと思っていたので、びっくり。
さらに、都築氏や孝太郎クンの展開は、目を疑って
しまった。
下巻でそれがどうなっていくのか、気になって
しかたがない。 -
あっという間に読んだ
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現実なのか空想なのか?
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ファンタジーなんだ。サークルとか、領域とか、
異世界の事だった。以前の英雄の書を思い出した。
無垢な精神の前で、どのように展開するのだろうか?元刑事の都築さん、下巻でも出てくるかな?楽しみ。