- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622075264
感想・レビュー・書評
-
今年のはじめに「降りていく生き方」ではじめて「べてるの家」に触れたけど、その最新刊っぽい。記載されている内容的には同じ(前著は横川さん、本書は斉藤さんと別の肩がかかれたためかもしれませんが)ような感じがした。
結局満足できる体・精神状態とは、決して100%でなくてもあるがままの自分を受け入れ、背の長に合わせた生き方をできることかどうかということですね。
人間は欲望の塊と言いつつも、いずれ体も老いてなくなってしまうんだから、せっかくの今を有意義に感じて過ごしたいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
犯人は精神病院に通院中だった、
ということを聞くと、
(精神病院の治療は、本当に正しいのだろうか)
(治療ではなく悪化させているんじゃ…)
と考えてたりしたので、
べてるの家の試みは、
考えさせられた。
最近、事件が起きる度に行われているような気がする、
「精神鑑定」の意味とか。 -
ワタシにも定期的に「お客さん」が来るなぁ…(。´Д⊂)
-
もう少しクールに書いて欲しかった。
思いが強すぎて少々うっとうしい。 -
2010.04.11 朝日新聞に紹介されました。
-
これも、こんどのべてる本はどんなものか…と最初のところを読みはじめたら、結局そのまま読んでしまった。
ある事件で亡くなったべてるのメンバー竹内裕人さんのことが「青年の死」として書かれたあとに、「べてるの葬儀」として、竹内さんの葬儀のことが書かれている。ここを読んでいて涙が出てきた。
▼…告別式ではだれもが自分の中に詰まっている「短いけれども質の濃い思い出」を語っていた。その一つひとつに参列者の多くが「そう、それでね」とつけ加えたくなるものがあり、「だけどあの竹内君は」と、胸のうちを吐露したくなる光景が含まれている。葬儀が進むとともに竹内さんはやがて「もの静かなひとりの若者」という類型から、多彩なエピソードにつつまれ、独特の人柄とことばと人間関係とをもって「竹内裕人」を生きた、ひとりのかけがえのない青年として浮かびあがってくるのであった。(pp.97-98)
その人のことが繰り返し語られる、それがいちばんのお弔いだという気がした。
いいお葬式だなと思った。