- Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751521212
作品紹介・あらすじ
ネシャン北域の森で、少年は謎めいた杖を発見する。青い光を発する杖を握ると、五感はとぎすまされ、記憶や感情を伝える力まで強まるようだ。これは涙の地ネシャンを解き放つ伝説の杖ハシェベトなのか?エンデが見いだした本格ファンタジー作家が放つ少年たちの地の果てへの旅。
感想・レビュー・書評
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ドイツでの出版は1995年。夏にドイツにいっていたときに分厚い本が読みたくて購入した2冊(もう1冊はラフィク・シャミ)の1冊。面白かったけど、3部作だったので完結を待っていたら、1996年1月あすなろ書房から電話があって、評価して欲しい本があるので読んで欲しいとのこと。内容を聞いていたら、なんとなく知っている話。著者の名前をきいたら、これがラルフ・イーザウ。完結していない3部作の版権をとったあすなろ書房も度胸がありますが、ノリやすいぼくは、その心意気に感銘して翻訳をすることに。しかし2巻目、3巻目がでるたびに新たな伏線が。結局2回翻訳し直しに。大変だったけど、たのしい翻訳でした。
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veersさんとてもいい本でした。とてもいい本でした。2009/11/12
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説教臭いというけれども、
これ、本当に教訓じみていますぜ。
だけれども、これって子供が
大人になっても持っていて欲しい心
そのまんまだと思うんだよね。
夢の中と現実の世界が
交錯する視点となっています。
ちゃんと読めば気づきますが
2つの世界の主人公って
綴りが非常に似ているんですよね。
これ何か関係あると思いますよ?
ひょんなことから杖を見つけたことにより
宿命の旅に出ねばならなくなったヨナタン。
船も無事に出帆し、何事もないかと思ったら…
ヨナタンには、船長の養子である
ヨミという少年がついてきます。
ちょっとわがままなところのあるヨミですが
何か憎めないのよね。
今回の敵は、闇の国から来た将軍ゼトア。
最後の門番を抜ける前に
ヨナタンの前に立ちはだかり、
杖を奪還しようとします。
彼らの運命は…
そして不吉な鳥は何を意味するのかしら。 -
これは小学生の時に読んだ本。当時ハリーポッターが一番面白いと思っていた時に出会った。ファンタジーの中では飛びぬけて一番面白いと思う。正直ハリーポッターより面白いw
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装丁 / 丸尾 靖子
イラスト / 佐竹 美保
原題 / "Die Traume des Jonathan Jabbok"(1995) -
小学生の頃読んだのは覚えていたけど、タイトルが思い出せず…「司」とか「杖」とかついていたような…って思ってたけどサブタイトルだったのね!とにかく見つかってよかった!
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高校時代に初めて読んで、今回何回目かの読み直し。
なんとなーくの内容は覚えててびっくりした! -
大好きな作品。
10年前に読んで、なおその魅力がまったく変わらず私のなかで輝き続けています。
初めて読むときは、その分厚さに躊躇してしまいますが読み始めたらあっという間。
正直、分厚いこともありつまらないと思う人もいると思うけど、好きな人はとことん好きになるんじゃないかな。
ラルフ・イーザウさんの『暁の円卓』にもネシャン・サーガの1シーンが出てくるので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。 -
とにかく厚い本が読みたくて、小学生の頃全巻読破。
内容はうっすらとしか覚えてない…
小学生には難解すぎたww -
割と読みやすいタイプのファンタジーです♪( ´▽`)
ヨナタンとジョナサンが並行して書かれているのが印象的です(^◇^) -
これぞ王道ファンタジー。
ちょっと、指輪物語に似てるって感じるのは
指輪物語が好きだから?
魔法の代わりに、奇跡がでてくる。
剣は出てくるけれど。
この奇跡はただ受動的に受け取るものではなくて
奇跡に見合う信念と信仰があって、初めて頂くものというのが
物語全体で描かれている。
あくまで頂き物であって、自分の力ではないというのが大切なところ。
作者のラルフ・イーザウさんの書く本は、素晴らしく想像力豊かで好き。 -
冒険をきみと
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小さい頃に読んだ本です。
当時の私にとっては、辞書並に分厚い本であり、まるで魔道書を読んでいる気分もあったのかも(笑)
全部で三巻なので、読みごたえもあります。
私にとってはとても思い出深い作品です。 -
読書から遠ざかり、内側が養われない状態に危機感を感じてファンタジーを読もうと久しぶりに図書館へ。エンデの再来というので読んでみたけど、そんなかぁ?っていうのが正直なところ。
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でかい重いシリーズ。初めの方の、道具は危険じゃない使い方で危険になる、の論は記憶に残る。この本も角で殴ればすごい威力
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ストーリー :☆
世界観 :☆☆☆
ビジュアル :☆☆☆
キャラクター:☆☆☆
読みやすさ :☆☆☆
オススメ度 :読んでも読まなくてもどっちでもよし!
有名な「モモ」の作者、ミヒャエル・エンデの
再来と謳われるラルフ・イーザウさん。
この人の作品はとにかく量が多いです。
ネシャン・サーガは割と有名どころなので、
名前は聞いたことあるよ~な方もいらっしゃるのでは。
時折ゲド戦記の匂いがしてムフムフしてます。
魔王みたいな神?の名前がイェーウ゛ォーという名前で、
アーキペラゴの沖にある、小さな島ぺンダーの欲深い竜、
イエボーを思い出させます。
主人公が2人いるのは、影の存在を表す一つの形であり、
「ハウルの動く城」の作者、ダイアナ・W・ジョーンズさんの
クレストマンシー的に考えれば、
2人が夢の中でお互いを知るという設定にも
なんら問題はなく、納得しながら読み進めることができます。
名前もヨナタンとジョナサンです。
英語で書いたら、つづり絶対似てますよこの名前。
ヨナタンの乗る貨物船は、サイズはでかいですが
はてみ丸と同じように、船の舳先に目が描いてあります。
ファンタジーの世界が酒なら、
ゲド戦記は水のようなものなんだろうなぁ。
必要不可欠というか。 -
学生時代、図書館で借りた本。
すごく分厚かったけれど、夢中になって読んでた。 -
凄まじい本の分厚さに驚いたのを覚えている。図書館で全部読んだけどストーリ的にも大好きな作品。機会があれば是非とも手元に置いときたい作品。
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中3の受験シーズンに読んだ記憶が。
分暑く重たい本を授業の道具と一緒によくもまぁ抱えて通ったものです。
それぐらい面白かったんだろうなぁ。 -
導入部分が好き。
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そういえば登録していなかったな、と思い出したので。高校の頃に読んだ初めてのイーザウ。
シリーズ全巻読んだ割に、実はあまり内容を覚えていない。面白くなかったわけではないと思うのだけど、うっすら感覚が残っている程度にしか覚えていないのは何故かしら。私と合わない類のファンタジーだったのかな。
今度ゆっくり読みなおしてみたら違うのかも。 -
学校の図書室で見つけてはまりました。
今まで読んだ中でお気に入りのファンタジーの一つです。
この本以来ラルフ・イーザウさんが好きになりました。
分厚い本ですがそんなこと気にせず、一気に読めてしまいました。
児童書のくくりに入ってはいますが、
大人でも楽しめるのではないかな・・・と勝手に思っています。 -
面白いといえば面白いが、文章がやや長すぎて読みにくい。
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学校の図書室で借りて読みました。
面白かったけど読解力が足りなかった。
大人になった今、もう一度読んでみたい。 -
長編ファンタジーが読みたいなと思い、手にしました。現実世界での車いすの少年が夢の中で見る異世界ネシャン。そこで伝説の杖を託された少年の冒険記。
王道ファンタジー世界(「指環物語」や「はてしない物語」のような)にキリスト教的宗教観が垣間見えるのが難しくもあり、面白くもあり。力を秘めた杖を手にしているけれど、実際には勇気と知恵で難局を切り抜けて行く様がいいですね
。また現実世界の方でも色々と事件が起こるのですが、ある意味地味とも言えるその事件のあらましが面白いんです。三部作の1巻なので、謎も冒険もまだまだこれからという処で終わっているので、続きを読むのが楽しみですね。 -
この本を読むと、世界にどっぷりハマり込んでしまいます。
壮大な長編ファンタジーです。 -
児童文学といわれるとハリーポッターのイメージが先行する世の中、自分はこれが一番先に出てくる
これだけ壮大な作品には後にも先にも出会えなかった