とても細かに設定された歴史や文化、言語などが土台としてあったためすごくリアルにこのもう1つの世界を感じることができました。ドラゴンがいて、伝説があって、人間でない生き物が数多くいるこの世界は私が好きなファンタジーの世界そのものでした。
冒険の真っ最中は忘れてたものの、最後まで気になっていたのがヨンタンとジョナサンの関係とその意味するところでした。2つの世界がリンクしているような話は他にもたくさんあるけどこれは私が知ってるそのどれとも違っていました。どうやら3部まで続くらしいこの作品の続きがますます気になるところです。
登場人物も魅力的なんだけど、私が特に好きなのはこの世界舞台そのものでした。禁断の地の向こうに広がってる未知なる世界が一体どんなものなのか凄く楽しみです。窮地では多少ドキドキしたりするものの、杖の力がかなり強力だから安心して読めた気がします。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童文学
- 感想投稿日 : 2011年7月3日
- 読了日 : 2003年4月28日
- 本棚登録日 : 2011年7月3日
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