- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756241801
感想・レビュー・書評
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図書館の返却期限を過ぎていたので駆け足で読む。漫画家が作中のファッションをどれだけ緻密に考えているかが分かってとても面白かった!また改めてじっくり読みたい。
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漫画の中の服装でわくわくした経験があるはず。キャラと衣装の関係など楽しめる内容です。
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七人の少女漫画家に自分の作品のなかのファッションおよびファッション観について訊いたインタビュー集。
いかに表現するかについて真剣に考えている人たちが、作品ではなく言葉で語ってくれるというのは面白い。
現実できれいに見えるファッションと漫画できれいに見えるファッションは違うのだそうだ。
キャラクターの性格や状況によってきれいさの種類が変わるし、場面によっては美しくないファッションも必要になる。
どう見せるか、どこを目指すか、どんな嘘を信じさせてどうリアルを感じさせるか。
言語化してきっちり考えている人もいれば、わりと感覚優位な感じの人もいる。
でもみんなどう見えるか・どう見せるかを常に考えている。
一条ゆかりと西村しのぶは長く一線を走っている人。
だから昔の絵を見ると古い。昔の絵も古いってだけでしっかりしている(絵柄が確立されている)のに、それをどんどん変えて「今の自分の絵」を作っているのがすごい。
ただ素材がよいだけに、というか素材が大きすぎて?著者の力量不足が目立つ。さばき切れていない。
地の文がインタビューの中の言葉に見劣りする。
たとえば「著者(竹村)の思い出」「作家の話の要約」「読者からの反応」「読者はこう思ったはず、という著者の感想」などが区別されず、誰の言葉かあいまいになっている。
文脈で一応わかるけれども、きちんと主語を書こうよ。
作品について語るときも、全部読んでいることが前提になっている。
ついてこられる奴だけついてこい!というコンセプトならそれでもいいけど、多分そうじゃない。
マニア向けの濃い内容ではないのに読んでいないとわからない。
多分単純に作品を読んでいない層が著者の頭から抜けてしまっているんだと思う。
私は出てくる作品をほとんど知らないから、いきなりキャラクターの名前をだされても性別すらわからない。
漫画のコマが載っていても、複数の人物が描かれていればどれが該当キャラクターかわからない。
インタビュー前に全部読んだだろう著者の感覚をスタンダードに設定して書いてしまっているんだろうな。
読めないほどではないから、普段だったらうまくないと思う程度だけど、(たとえば「3.11を心に刻んで」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4002708659の河北新報の一部がそんな文章だったのはさほど気にならなかった)表現に本気な人たちを扱っているだけに、雑な文章が目につく。
なんだか憧れの人を見て舞い上がっちゃったファンの素人レポートを読んだような感じ。 -
2013.4.19 市立図書館
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色々な漫画家さんのマンガの中のファッション話はなかなか面白いです。
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陸奥A子さんはやっぱり素敵。そして本からいけば、大島弓子さんのインタビューがほしかった。
陸奥さんが言うように、現代は年齢に差がないファッションが多い。
そんな感じ。 -
一条ゆかり先生の
「弱い女に興味ない」発言にひれ伏しましたー。
海野チカ先生のカバン可愛い! -
安野モヨコ の世界は深い。
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少女漫画は心のバイブル。
制服以外での、私服(まぁ社会人多し…)への漫画家さんのこだわりが見えてておもしろかった。 -
あんまり露出のない陸奥A子さんのインタビューが読みたくて買ったのだけれど、それほど長くもなくて、ちょっと期待はずれだったかも。
そして、すべてインタビューは最近インタビューしたものなのかしらん? インタビューした日付がどこかにある? なければいれてほしかった。掲載しているマンガなどは昔のものもあるし、いつのインタビュー?とちょっと思ったり。
全体的に、うーん、なんかもうひと声~、もうひと工夫~、という気がしなくもなく……。