- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758443807
感想・レビュー・書評
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11月-18。3.5点。
お勝手のあん、第三弾。料理女中となったあん、少ないながら給金をもらうように。料理人おみねの宿題(謎の粉の成分)を考える毎日。周囲も変化が起きていき。。
面白い。勘平の消息やら、おちよの秘密やら、日常を描きながら色んな出来事が。
次作も期待。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あんも少しずつ成長して行っていてなんだか嬉しい
やっとお給金がもらえるようになり
好きなこともできるようになったかな
次が楽しみ -
シリーズ第三弾。
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品川宿の宿屋「紅屋」では、おやすが正式に
台所付きの女中になる。お小夜が嫁ぎ、寂しくも
なるおやすだが、料理人のおみねから出された
謎も考えながら、充実した日々を送り…。 -
品川宿の宿屋「紅屋」で働くおやす16歳。鼻、舌、勘が素晴らしく料理に対する天分が。おやすを取り巻く人たち、料理人の政一、仲良しのお小夜、女中頭のおしげ、むら咲の女料理人おみね、医者の上田幸安、大旦那、若旦那、おちよ、勘平・・・。たくさんの人との交わりによって成長していくおやす(あん)の物語。柴田よしき「あんの青春 若葉の季(とき)」、お勝手のあんシリーズ№3,2020.12発行。
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幕末、時代が変わり始める予感を感じさせる品川宿の旅籠で、お勝手女中としてはたらく、おやすの物語だ。
三作目にあたる本作では、やすも妙齢の女性となり、今後の生き方について思いを馳せる場面も多い。
異国のスパイスについて考えてみたり、きゅうりが現在と当時では全然違う野菜だったんだなと知ったり、些細な食にまつわるあれこれのエピソードも興味深い。
現代よりもずっと、人の生き方が最初から限定されていた時代の中で、やすがどのように自分の道を選び取っていくのか、続きが楽しみ。 -
幕末に向かう時代。
すでに黒船がやってきて横浜も外国人が住んで商売していた。
金平糖売りに誰にも話さずついていってしまった勘平のその後がわかった。
そして、日本橋の薬問屋に嫁いだお小夜。
旦那様との仲良く幸せなようだ。
小夜から料理を習いたいと願われる。
また、芸者の春太郎の姉とわかった、おみねとの謎々。
新しい料理の世界が広がる。
紅屋の親戚のむすめ、ちよの恋愛。
さまざまな出来事が起こる。
あんの成長。 -
シリーズ第3弾。
前作からも思っていたが、修行ものなどによくあるようないじめや苦労がおやすには感じられない。
逆に、おやすの周りの人々の方が色々と問題を抱えている気がする。
おやすの不幸や苦労を願うわけではないが、順風満帆すぎて、少し物足りない。 -
大きな事件は起きないのですが、お安が自分の小さな驕りや慢心を諌めながら素直に真っ直ぐ進んでいくので、健やかで気持ちよい。