- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784762825842
作品紹介・あらすじ
心理療法の第3の波,マインドフルネス認知療法の源泉となるカバットジンの名手引書の復刊。呼吸への注意,正座瞑想,ボディースキャン,ヨーガ,歩行瞑想を体系的に組み合わせ,“禅思想”に通じた体験を得るためのエクササイズを一般人にわかりやすく紹介。著者の大学メディカルセンターで4000症例をもとに科学的に一般化。
感想・レビュー・書評
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マインドフルネスストレス低減法
1.マインドフルネスの定義
いまに集中すること。
過去でもなく、未来でもなく、いま。
2.いま に集中する、かつ、やりやすい方法
呼吸を意識的に行う時間をつくること。
深く、そしてゆっくりと。
3.呼吸するときのポイント
思考や感情がいったり、きたりすることもある。
そのときは、それをそのまま観察すること。
負の感情の場合、無理やり追い出さない。
そのまま、受容、認めるということ。
4.評価しない、そのままを受け止める
コントロールできること、コントロールできないことがある。
はなから、コントロールできないと諦めない。
まずは、起きていること、それをそのま観察する、受け止めることから始めよう。
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自分自身を変えるために読んでみました。
凄く心に響く事ばかり書かれているので、付箋の数が過去最高と言っても過言ではない程多く、これは人に勧める価値のある本だと思いました。
次は家族に勧めるつもりです。
また、最近ストレスを感じている時に足先から酷い時には全身に痺れの症状が出てきて悩んでいたのですが、瞑想を初めてから余り痺れなくなってきました!
心と体が繋がり、ひとつの全体に少しでもなれているのなら、嬉しいです。
心身ともに悩める方にオススメです!!
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「マインドフルネス瞑想法」に必要な7つの態度
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①自分で評価をくださないこと
②忍耐づよいこと
③初心を忘れないこと
④自分を信じること
⑤むやみに努力しないこと
⑥受け入れること
⑦とらわれないこと
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分厚いのと、最初のイントロダクションの文字が小さいので、読めるかなと不安に思ったが、本文は分かりやすく、実践しやすいものだった。
瞑想がもたらす効果を期待してはいけない。ただ、続けること。そして、「今」に注意を集中すること。
自分は本書に書かれている患者たちのような大病を患ってはいないけれど、今後歳を重ねていく中で、身体が思うように動かなくなる漠然とした恐怖がある。
そんな気持ちと向き合うためにも、瞑想トレーニングを続けてみようと思う。 -
マインドフルネスの本質を述べている。「病気や痛みを癒すならそれと向き合うしかない」というマインドフルネスの実践から丁寧に説明している。
この分野を勉強するにつれ、他者の行動、昔の自分の行動パターンに気がつくようになった。例えば、だるさを感じるとエナジー・ドリンクを飲んで疲れをとろうとしていた。結果としては反応性低血糖という炭水化物を摂取すると血糖値が急上昇と急降下するという体質になってしまった。
心の問題もこれと同じで、その辛さと向き合わず、それを紛らす行為に依存するようになると、心の辛さを累積する気質になってしまう。これとうまく付き合う方法がマインドフルネスである。手術のように悪いところを取り除くというよりは、慢性病と一生付き合う感覚に似ている。
ボディ・スキャンというプログラムが紹介されているのだが、これはやっていなかった。また瞑想は、眠ってしまって自己嫌悪に陥る必要はないが、意識がしっかりしている時間にある程度長い時間をかけるのが良いという記載は参考になった。自分の場合、短いものも毎日出来ていないので、まずは習慣化することから始める。
会社では成果を求められ、家庭ではそのクオリティの向上は幸せの源泉である。「七つの習慣」でいうところの「刃を研ぐ」にあたるのが「瞑想」「ボディ・スキャン」である。取り入れ、より良い人生を楽しみたい。 -
瞑想について深く知りたいならこれ一冊で済むはず。第一人者のJカバットジンが書いているので内容が本質的。繰り返し読んで実践していきたい内容。
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ボディー・スキャン、静座瞑想、ヨーガ瞑想を習慣づける。
日常の中でも気が付いたときに呼吸に意識を向ける・歩行に注意を向けるといったことを行い注意集中力の向上に努める。
ただし、この本では「頑張りすぎない」「結果を求めない」ことが述べられている。したがって、仮に瞑想を行う過程で「なんか集中できていないな」とか「瞑想の効果が感じられないな」といったことがあったとしても、評価は下さず「そういう日もある」「筋トレと一緒で継続することが大切」ということに目を向けるようにする。 -
瞑想すなわちマインドフルネスでストレスを和らげて本来の自分の人生に目覚めようと言うことを書いてある本である。著者は瞑想を通して全ての人たちのストレスや抱えている病気を、改善できる方向に導いていく指導者です。生活を実り多いものにして、生きている実感を感じたい方や、人生をより有意義なものにしたい方にはお勧めの本です。
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DaiGoがお勧めする瞑想法の本。DaiGoの瞑想法の放送もこの本の方法に沿って進められていると思う。
正座瞑想法やヨガ瞑想法などを活用した8週間トレーニングの方法が紹介されている。リラックスするのではなく物事に集中する観点で瞑想を取り込むことで生活が改善すると言うことをこの本では説いている。瞑想に取り組もうと思う人は、まずこの本から入ると言うのもありではないだろうかと思う。
最終章の心の状態と病気との関係の部分が非常に興味深かった。心の状態が病気に関係するという直感はあったが、そのことをしっかりと書き上げ展開してくれている。慢性の病気にかかって悩んでいる人は、是非この最後の章を読んでじっくりと考えてみてほしいと思う。 -
マインドフルネスのお勉強。
彼らが行っているのは、”何もしない”ということです。そして、一つの瞬間から次の瞬間への連なっていく、一つひとつの瞬間に意欲的に集中しようとしているのです。つまり、彼らは”注意を集中する”トレーニングをしているのです。
別の言い方をすれば、彼らは自分が”存在すること”を学んでいるともいえます。彼らは、何かをすることによって時をすごすのではなく、意図的に何かするのをやめ、”今”という瞬間の中で、自分を解放しようとしているのです。
■マインドフルネス瞑想法に必要な7つの態度
①自分で評価をくださないこと
②忍耐づよいこと
③初心を忘れないこと
④自分を信じること
⑤むやみに努力しないこと
⑥受け入れること
⑦とらわれないこと
自分の感情が、単なる感情にすぎないこと、そして、そういった感情をもつことは悪いことでも良いことでもない、ということが理解できるようになれば、問題が生じるからといって感情から目をそらそうとはしなくなります。ところが、受け身になってしまい、自分の感情を軽視したり、攻撃的になって、感情に過剰に反応したりすると、問題が生じてしまうのです。